まず、はじめに1つ。
昨年末からお届けしている、手書き販促を動画で学ぶ【手書きPOPチャンネル】。
実は、昨日が今週の放送日でした(毎週火曜日放送しています)。
ただ、事情があって、放送できませんでした。
楽しみにお待ちいただいていた方、ゴメンナサイね。
次週(火曜日)は、しっかり放送いたしますのでね。
・・・というわけで、ここから本題です。
今日のテーマは、「手書きPOPは集客につながらない!?」
この話です。
手書きPOPは、集客ツールじゃない!?
僕、いろんな方とお話をしていて、たまに思うことがあるんです。
手書きPOPと集客とを別々に考えられている。
【手書きPOP】≠【集客】
こんな風に考えられている方が多いよな、って。
手書きPOPは、客単価UPの施策。
集客とは、別の活動。
集客しようと思えば、例えば、チラシとかもっと違うことをする必要があるんじゃないの?
POPとはまた違うだろう、、、そんな風に思われている方が多いんじゃないかなって。
たしかに、同感です。
手書きPOPというのは、待ちのツールで。
お店に置いておいて、来店してもらったお客さんに見てもらう媒体です。
なので、来店してもらってなんぼ、、、の世界です。
そう考えると、まずは来店してもらわなきゃイケないんじゃないの?
その数を増やすためにチラシのようなツールを活用していかなきゃイケないんじゃないの?
まさに、そう感じられると思います。
・・・ただ、ただですよ。
【手書きPOP】≠【集客】
というように、手書きPOPが集客にはつながらない。
まったく関係ない。
そんなコトはなくって。
結構ココがつながってくる。
手書きPOPをやることで、お店に来られるお客さんの数をアップさせることができるんです。
【手書きPOP】=【集客】につながる理由は2つ
手書きPOPをやることで、来店客の増加につながる。
その理由は2つあって。まず、、、
理由1.手書きPOPを書くことで、”伝える力”を鍛えられるから
手書きPOPを書こうと思ったら、
「どんなことを書けばイイんだろう?」
「どんなメッセージを書けば、お客さんに響くんだろう?」
と考えますよね。
日々、こんなことを意識しながら発信していると、あなたの”伝える力”が鍛えられていきます。
そして、そこで養われた”伝える力”は、他の販促物を書く時にも役立ってきます。
例えば、
・・・メッセージの中で、書く人の存在感を伝えたり。
・・・一方的な押し付け文にしない。
読まれるPOPメッセージを書く意識は、ブラックボードやチラシにも共通してきます。
もっと言うと、接客やお客さんへのアプローチの仕方にも活かされてきます。
理由2.個性やウリが生み出されるから
僕自身の実体験なのですが、約10年前に働いていた大阪の産直店。
そこにいた時、お客さんによく声をかけてもらったコトバにこんなのがあります。
- 「何だか、このお店オモシロいわね」
- 「こんな所に、こんなお店あったのね」
- 「また来るわね」
- 「今度は、友だち誘ってくるわね」
来店して買い物をしているとき。
買い物を済ませレジでの別れ際、上記のようなコトバをよく言ってもらっていました。
・・・僕なりの解釈をすると、お客さんがこのような印象をもたれたその要因の1つ。
それが、売場の雰囲気にあったと思うんです。
ちょっと他のお店とは違う楽しいワクワクする感じ。
そして、その雰囲気をつくっていたのが、手書きPOPでした。
結果、手書きPOPを書くことが選ばれるお店につながってくる
もちろん、提供する商品やサービスや接客の質も大事です。
他のお店にはない、独自性が必要だと思います。
ただ、今のようなモノが溢れている時代、そこ(商品力や接客力)を磨き上げるのって、並大抵じゃないです。
特に、小規模店になると尚更で。
(他店では売られていないユニークな商品を持つのは、なかなかキビしい)
そんな時、手書きPOPがチカラになる。
お店の売場中に、手書きPOPを埋める。
お客さんへアプローチする販促物に、手書きPOPの要素を入れる。
すると、お客さんは、エッ!と新鮮味を感じます。
そして、上記の
- 「何だか、このお店オモシロいわね」
- 「こんな所に、こんなお店あったのね」
- 「また来るわね」
- 「今度は、友だち誘ってくるわね」
というような印象を持ってくれるのです。
結果、たとえ、他店で売られている商品だとしても、少し価格が高かったとしても、選んでもらえるお店になるのです。
手書きPOPと集客は別。
そういう風に考えられるのも、すごく分かります。
ただ1つ感じていただきたいのは、手書きPOPを実践することが集客にも繋がってくる。
そして、その手書きPOPというのは、参入ハードルが低い。
ものすごく実践しやすい媒体です。
そして、コストもかからない。
なので、まずは実践してみるのに、損はないアイデアだと思います。