お客さんに読んでもらいたい。
目に留めてもらいたい。
そんなメッセージをつくりたいから、表現を凝る。
考える。
なにか目立つメッセージや言葉はないだろうか?
って。
これって、販促物をつくるときに多くの方が考えられる思考パターンです。
っで、けっこうココで悩まれる方も多い。
「何とかメッセージで、お客さんの目に留まるように」
実は、この考え方がかえって、、、
目に留まりにくい、お客さんの琴線に触れにくいメッセージをつくる要因になっていたりするんです。
”美味しい”という表現だけで目立たせようとしない
手書きPOPでもチラシでも良いんだけど、販促物をつくるとき、、、
「この商品って、こんなにスゴイですよ」
あるいは、
「うちはこんなにこだわっているんです」
という商品の価値や良いところを伝えられると思うんです。
それで、そのメッセージを考えるときに、 冒頭の思考になる。
「どんなコトを書いたら、目立つんだろうか?」
「お客さんの目に留まるんだろうか?」って。
で、言葉やメッセ―ジが思い付かなくてしんどくなる。
考え付いても、ありきたりっぽい感じのメッセージになっている。
販促サポートに入っていても、これは感じます。
ほんと多くの方がココでしんどくなられています。
・・・実はね、ここで大切にしていただきたい考え方があって。
商品にフォーカスして伝えようとするのは限界がある
例えば、
「うちの会社でつくっている商品は、美味しい」
ということを伝えたい場合。
”美味しさ”をどうやって伝えたらイイんだろう?
って、頭をいっぱいひねって考えられると思うんです。
お客さんの目に留まる”美味しい”っていう表現は何だろう?
”美味しさ”を伝える、何かキャッチ―な言葉はないだろうか?
みたいな感じでね。
ただね、僕がいつもここで思うのは、、、
自社商品の美味しさを伝えたいというのは分かります。
こだわりを伝えたいというのも理解できる。
・・・だけど、商品のその”美味しさ”や”こだわり”を伝えるだけで、目立たせようとするのは限界があって。
そこでお客さんの目に留めてもらう。
心に響かせるのって、すごくしんどい作業だということです。
だって、もう今や多くのお店や会社が同じコトをやっているから。
美味しさ、こだわりを伝えるために、色んなメッセージ表現を打ち出している。
なので、そこで飛び抜ける。
表現を変えて、お客さんの目に留めようとするっていうのは、ものすごく大変な作業なんです。
(・・・なんとなく僕の言いたいこと、伝わっているかな?)
琴線に触れるメッセージにするには、商品のまわりの”人”を伝えること
”美味しい”を伝える。
”こだわり”を伝える。
そのために、メッセージや言葉を(工夫しようと)考えるのは、ある意味限界。
そこで目立たせるのは、至難の業なんです。
お客さんの琴線に触れたい。
響かせたい。
そんな手書きPOPやチラシ、HP(ホームページ)をつくりたいのなら、、、
”人”を伝えたほうがいい。
多くのお店や会社がやられている訴求は、”商品”そのものに軸を置いた表現です。
”美味しい”を伝えるにしても、”こだわり”を伝えるにしても、商品にフォーカス(光を当てた)訴求の仕方。
ただ、そのやり方だと、ありきたりな表現になったりして、お客さんの目に留まりにくい。
うちの商品は美味しいです。
こだわっています。
だけだと、響きにくいんです。
そこに、
誰が美味しいと言っているのか?
そのこだわりは誰がつくっているのか?
をつけ加えていく。
だから、これからあなたにトライしてもらいたいのは、”商品”そのものにフォーカスするのではなくて。
その商品のまわりにいる”人”。
その”人”を絡めて伝えていって欲しいんです。
”人”の部分は、あなたに当たるのかもしれないし、商品をつくられている生産者や工場長かもしれない。
もしかしたら、お客さんかもしれない。
ぜひ、商品そのものだけでなく、そこに人を絡めて伝えていってほしいな。
そう思います。
それが、お客さんにも喜ばれるメッセージになってきますから。