以前にご紹介したことのある、こちらの手書きPOP。
あるパン屋さんの手書きPOPです。
コレを書かれた店主さん、POPを書くのほぼ初めての状態でした。
僕がお邪魔した初日に、こちらを書いてもらったんです。
だけど、成果が上がった。
月間の単品売上が、2~3割増しになった。
(2割と思っていたら、同席した人がこの間3割って言ってました)
・・・でね、このPOPがどうして、成果に繋がったのか?
それも、初めて書かれたにもかかわらず。
チョット僕なりに考える、その要因を解説をしていきますね。
”書いた人の人柄が伝わる”メッセージ、ここがミソ
手書きPOPを書くっていうと、
「どんなメッセージが目を引くのか?」
「お客さんの足を留めるのか?」
こういった部分が気になると思うんです。
それで、
「インパクトのある言葉とか、目を引くキャッチコピーって何だろう?」
このような思考になる。
ただね、僕が思うお客さんに届くPOPのメッセージっていうのはね、、、。
”素のあなた”を感じられる、
ココの要素がすごく大事だと考えているんですね。
”素のあなた!?”、、、いったい何?
っていう感じなんですけどね(笑)
例えば、冒頭でご紹介させてもらったパン屋さんのPOP。
POPの商品である塩パン。
これをすごく好きなお客さんがいらっしゃって、毎回来た時には、10個以上買ってくださる。
まず、メッセージの冒頭に書かれているじゃないですか。
僕ね、このメッセージだけでもそこそこ心に響く。
読んだお客さんは、
「買ってみようかな?」
そう思われる人多いと思うんですね。
ただですよ、このPOPには最後に、
そうやって10個以上買って、他の人に配ってくれる。
そんなお客さんがいることが嬉しい。
っで、終いには、そのお客さんが来てくださった時には、売上報告するようにまでなった。
そんなコトを書かれていらっしゃるじゃないですか。
ここがすごくミソになっている。
「たくさん買ってもらえるのが嬉しい」
そう感じる店主さんの人柄に、共感するし。
「売上報告までするようになった」
っていう店主さんのキャラクターにも、親しみ湧きますよね。
(・・・湧かないですか?)
”素のあなた”を感じると信頼できる
今って、手書きPOPをやられるお店が増えました。
ただ、冒頭の話のように、
「どんなキャッチコピーが響くんだろう?」
っていう思考からPOPのメッセージを書かれている。
そんなケースが多いです。
・・・残念だけど、そのようなメッセ―ジは共感できない。
そして、信頼できない。
だから、響きにくくなる。
パン屋さんのPOP、見てみてくださいよ。
なーんか、お人柄伝わってきませんか?
店主さんの人柄が。
このPOPを読まれて、塩パンを買われたお客さん。
好みと塩パンの味が合って満足されたなら、次また来店された時、違う手書きPOPを読みたいはず。
「次は、どんなの書いているんだろう?」ってね。
っで、そのPOPでおススメされているパンを買われると思う。
バッチリ、手書きのPOPを通じて、コミュニケーションされていますよね。
「お店」と「お客さん」。
直接話しをしなくても、関係性を築かれている。
手書きPOPに書くメッセージ、そんなに奇抜じゃなくて大丈夫。
目立たせようとしてムリな言葉づかいをするよりも、普段のあなたのコトバ。
あなたが話される言葉で伝えて大丈夫です。
むしろ、その方がお客さんには届きますから。
あなたの人柄が伝わるメッセージね。