売れているモノを大量に売る。
数字を伸ばす鉄則だと考えています。
売れているということは
何かしら理由があるわけで。
商品力が優れているのか?他と比べて安いのか?
お客さまがその商品を支持する
要因があるはずです。
さらに知らしめることで
まだ買っていない人も買ってくれる
その可能性は高い。
逆に、売れていない商品。
ここも何かしら『売れてない』理由があるはずで。
乱暴な言い方をすると
どれだけ頑張って販売しようとしても
売れにくい商品って、あります。
時代にあっていなかったり、顧客層とずれている。
例えば、過去に経験した事例ですが。
大阪の産直店でのこと。
ある生産者からミニトマトを
大量に送ってもらいました。
透明なキューブ状の容器に、
「○○農園」
というパッケージロゴが印刷されて
見た目的にも洗練された商品で。
「いい感じやなー」
100パックくらいあった商品を
朝、売場に並べたんです。
っで、お昼、夕方、、陳列を直すために売場へ行くと
唖然、、、
100パックあったミニトマト
売れていたのは、7~8パック。
簡単に言うと、全然売れてなかったんです。
「あれーー、なんで?」
パッケージも綺麗だし、価格的にも高くない。
売れない理由を探すのに苦労しました。
パッケージが洗練され過ぎて
周囲のスーパーでも売ってそうな商品に見えた。
「なつかしさ、田舎くささ」を求める
うちの顧客が求めるものじゃなかった。
それが最終結論でした。
売場スペースって限られています。
その限られたスペースを有効活用し
数字を最大化するのが販売の『醍醐味』でもあります。
冷めた言い方をすると
数字のとれる商品を優先させる。
「売れているモノを大量に売る」
冒頭の鉄則に戻ってくるわけです。
とはいえ、主役がずっと同じだと
お客さまも飽きる。
売っている側の人間も飽きる。
話すと長いのでまたの機会にしますが
そのあたりの販売展開も考える。
そもそも売れにくい商品なのか?
価値が伝わってないのか?
その見極めって難しいです。
売れにくい商品があるのも事実。
そしてそれを売るのが販売ですが
塩梅も大切です。
特にお店や会社の繁忙期、
お客さまの入りが多いタイミングでは、
「売れているモノを大量に売る」
この原則を強く意識することで
効率よく数字は伸びやすい、
そう感じています。