ある企業さんとの打ち合わせでのこと。
「従業員さん向けにPOPの研修をおこないたい」
有難いお話をいただいて。
…その話の一番最初に
こんな話をさせてもらいました。
「字の書き方や独特のPOP字体を
憶えるのが目的だと期待に添えません」
今回の話に限らず、この話はよくします。
恐らくここでも多々していると思います。
「何を目的としているのか?」
入口を間違ってしまうと
望む出口にたどり着けません。
冒頭の話で言えばPOPを通じて何を達成したいのか?
「数字を上げたい」
「今よりもっと商品を売りたい」
ここを目的とされているのなら
重要ポイントは、字を書く技術じゃない。
もっと先に学ぶべきことがある。
だから冒頭みたいな発言になってしまいます。
何かを成し遂げるには、
『考え方』
がすごく大事だと考えていて。
能力の使い道
例えば、あなたのお子さんが
めっちゃコミュニケーション能力が
高いとします。
初めて話した相手とすぐ仲良くなれる。
相手の心を開くことができる。
その能力をつかって人を欺く、詐欺師になった。
これ、ヤバいですよね。
せっかくのコミュ力の使い方を間違っていますよね。
(レアケースですが。。)
誰とでも打ち解けられるコミュ力を
持っているのなら、もっと他に使いかたあるやろう、
他になれる職業があるだろう、、
親だったら誰でも思います。
これ、考え方の問題だと思うんです。
すべては考え方次第
- 能力は自分が得するために使う
- 能力は人の役に立つために使う
どっちの考え方を持ってるか?
その考え方に則した結果が手に入る。
考え方次第で得られる結果は180度一変する。
まずは欲しいゴールに向けた正しい考え方を落とし込む。
そこに必要な技術を学ぶ。
- 考え方
- 技術
この順番だと考えています。
「小難しい話をしやがって、、」
みたいな感じかもしれませんが考え方があっての技術。
『才子才に倒れる』の言葉があるように
最初の入口次第で結果は一変。
方向性を間違うと望むゴールは得られない、
…どころか、逆効果。
とんでもない結果を生み出してしまう。
まして、かかる時間もコストも
労力もタダじゃないですからね。
そんな風に感じています。