僕は、よく「人」の情報を伝えた方がいい。
そんな話をします。
「人」に焦点を当てた伝え方をすると、相手に響きやすい。
手書きPOPにメッセージを書くときも、何かしら人の話にからめよう。
モノの情報だけを伝えるのは止めた方がいいですよ、って。
2年前に書いた記事にも、同じようなことを書いています。
今日はその時の記事をリライトして、新しく紹介します。
「モノ」×「人」の情報発信は読まれやすい
「うちの商品はナショナルブランド(以下、NB)のものばかりなので、POPの書きようがないんです」
こんなご相談を受けることがあります。
NB商品っていうのは何かといえば、例えば、ハウス食品のカレー、エースコックのラーメン、コカコーラ…
といったように、いわゆる大手メーカーの商品のこと。
要するに、どこのお店にも品揃えされている商品のことですね。
どこにでも売られているモノだから、お店側も訴求のしようがない。
アピールするポイントが他店と同じになっちゃう、と言うわけなんです。
すごく言っていること分かります。
そしてこれは、どんな業界でも同じだと思うんです。
よそのお店では売っていないモノを売れたら、1番良いんだけど、なかなかそうはいかない。
他店でも売っている商品を売らなきゃイケないのが現状。
じゃあ、どうしよう・・・という話なのですが、1つやってみていただきたいことがあります。
それは、「人」の視点で訴求するということ。
モノの視点で捉えない。
POPにしても、チラシにしても、その商品のことを伝える時は、「モノ(商品)」そのもので考えない。
「人」の要素を切り口にして考えてみるんです。
例えば、
- その商品の営業担当マンはどんな人?
- その商品の会社の社長さんはどんな人?
- その商品を使って、あなたが感じたコトは?
- その商品を使ったスタッフの感想は?
- その商品を通じて、お客さんとやりとりした内容は?
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何でもいいんです。
その「商品(モノ)」に「人」の要素を組み合わせてみる。
「人」の要素が入ると、情報が共感できる内容に変わってきます。
モノだけの情報(スペックとか)って、オモシロくないですからね。
共感というか、なかなか感情移入できないんです。
だけど、そこに人の要素が入ると、ちょっと面白い、興味深い情報に変化します。
そして、そのお店にしか発信できない情報に変わります。
同じ情報でも、「モノ」×「人」を組み合わせて発信してみると、お客さんの受け取り方が変わってきます。