「商品特徴」や「商品メリット」。
それらを手書きPOPに書くときに、いっぱい伝えたくなる。
そんな思いって、ないですか?
あなたが扱われている商品には、いろんなメリットや価値があると思うんです。
「せっかくこんな良いことがあるんだから、お客さまに伝えた方がいいのでは?」
「書けるだけ、手書きPOPに書きたい」
そんな風に思われたことないですか?
…商品価値やメリットを手書きPOPで伝えるときは、できる限りしぼった方がいい。
実は手書きPOPで成果を上げるには、こんな原則もあるんです。
商品メリットは、いっぱい伝えない方がいい?
僕のサポート先のお店のお一人。
ある薬局店さんでの話です。
先日うかがった際に、お店の代表者さんと従業員さんとで一緒に手書きPOPを書いてたんです。
その時に、
「この商品って、もっと他に伝えたいことがいっぱいあるんです。
それらを全部POPに書くのは、良くないのですか?
書いた方が、響くお客さまが増えそうに思うのですが、、、」
このようなご質問をいただきました。
商品が持つメリットや価値。
それらを可能な限り、POPに書いて伝えたほうがいいのでは?
書けるだけ、POPに書きたくなるんだけど?
といった主旨のご質問です。
あなたは、どっち派ですか?
手書きPOPで伝えるときに、その(商品の)特徴や価値はできる限り絞ったほうがいい。
絞って伝えたほうが、お客さまに響く。
これが僕の持論です。
どうしてか?
その理由は、こう。
「特徴や価値をたくさん伝えれば伝えるほど、ありきたりなメッセージになるから」
です。
あなたが売りたいと思われている商品。
その手書きPOPを書く時に、商品の良いところをいっぱい伝えたい。
そう思われるのは、もっともです。
しかし、その伝えるポイントは1つに絞ったほうがいいのです。
ポイント(特徴や価値)を広範囲に広げれば広げるほど、そのメッセージはありきたりになりやすいのです。
ここで言う、ありきたりというのは、他店でも訴求しているような情報になってしまう。
ということです。
1つの特徴や価値を膨らませるイメージ
というのも、手書きPOPで書けるメッセージ。
その量って、限られているじゃないですか。
POPの台紙のなかで書ける文字数というのは。
そんな条件があるなかで、たくさんの商品特徴や価値を伝えようとすると、、
どうなるか?
広く、薄い発信になってしまうんです。
- これは、●●にいいんです
- こんなこともできるんです
- あんなことも、、、
って、どんどん商品価値を伝えるのはいいだけど、それらの情報が薄く、深堀されないメッセージになってしまう。
(限られたスぺースでたくさんの量を出そうすれば、そうなりますよね?)
それよりも、1つにしぼり、
その1つの情報を濃く発信する。
こっちの方が、お客さまには届きやすくなってきます。
深堀りしよう
例えば、同じ1つの商品特徴を、あなたに絡めて発信する。
実際にあなたが使ってみた感想はどうだったのか?
どんな感じがしたのか?
体験談をストーリーにして伝えてみる。
1つの商品特徴を深く、掘り下げて伝えるイメージです。
すると、その情報は、もっと独自化されてメッセージになるのでは?
他店では発信されていない情報に、ね。
「商品特徴」や「商品メリット」。
それらを手書きPOPで伝えるときに、いっぱい伝えたくなる。
そんな思いあるでしょう。
ただ、そんな時はグッとこらえて、1つにしぼる。
そして、その1つの情報を深く掘り下げて、伝えてみる。
すると、お客さまにはどんな伝わり方になるでしょうか?