手書きPOPといえば、小売のツール。
そんな風に思っていませんか?
今の時代は、そうではありませんよ。
小売以外の業種。
たとえば、B-to-Bの卸し。
製造業(メーカー)でも、手書きPOPは活躍しています。
ある食品メーカーさんでは、手書きPOPがあったことで商談が決まりました。
手書きPOPが取引先バイヤーの背中を押しました。
とある食品メーカーさんの話。
2年くらい前から関わらせてもらっている、ある食品メーカーさん。
メインの得意先は、地元のスーパーや道の駅、お土産店などです。
そこへ自社商品を卸されているんですね。
社長さんがものすごく積極的な方で。
新しいことに対して意欲旺盛。
僕のセミナーに参加くださり、ご自身の業務に手書き販促物をつかえないか?
と考えられました。
そして現在、POPやニュースレターをつかった販促の仕組みをつくられています。
…ある時のこと。
新規の取引先のバイヤーさんが会社へ来られました。
目的は、商談です。(この時点では、取引はまだ)
条件的な話や、製造工程、その他もろもろの話をされました。
しかし、その会社の商品はけっこう競合の多い商材なんですね。
普段づかいの(ニーズ色の強い)商品なので、価格を重視するお店も多いんです。
だから、商談も一筋縄でいかない。
なかなか即決となりません。
そこで、その会社の社長さん。
タイミングを見計らい、あることを仕掛けました。
手書きPOPをバイヤーさんに見せられたんです。
「このようなPOPもつくっているんです。
商品を納品する際には、一緒にお付けしています。」
といったことを添えて。
するとね、先方のバイヤーさん、どんな反応されたと思います?
「おぉー!」
みたいな。
手書きPOPに視線が釘付けになりました。
「へぇー、こういうのも作られているんですね」
そこからまた話が咲きだした。
というのも、先方(取引先)は、手書きPOPに力を入れている会社さんだったんですね。
店舗にも、手書きPOPがいっぱい設置されている。
売場には溢れているらしいです。
従業員さんがPOPを書かれるんですって。
…その後、社長とバイヤーさんの話は進みました。
後日、サンプルと正式な見積もりを送って、取引がスタートすることになりました。
販促物で、見る目も変わる
今回の一件。
商談が成立したすべての要因が手書きPOPにある。
とは言いません。
しかし、手書きPOPがあったことで、成約の後押しをしたことは間違いないでしょう。
バイヤーさんの興味を引きました。
見る目が変わったはずです。
というのもね、しっかりとした販促物があれば、相手の印象も変わってくるんです。
(これは僕自身も前職の営業時代に感じたこと!)
今回の場合であれば、手書きPOPですよね。
それを見たときに、
「あぁ、ここの会社はしっかりしてる」
そういう印象を取引先に与えるのです。
- ここまで力を入れて、手書きPOPをつくっているんだ
- 自分たちの商品への強い想い。
- それを何とかして伝えようとしてる
- 商品一つひとつへの向き合い方が違う
- 細部にまで気を利かせている
っと、そんなことを相手は感じるのです。
結果、
「この会社となら、安心して取引できそうだ」
っとなっても、おかしくないですよね?
…例えば、あなたがバイヤーだったとして商談の際に、
- 商品だけを提示する会社
- 商品と一緒に自分たちでつくった手書きPOPを提示する会社
最初の印象、どっちがいいですか?
手書きPOPというのは、小売だけのツールじゃない。
製造業(メーカー)、卸しにも必須。
気の利いた販促物(手書きPOPなど)があることで、商談相手は好印象を持つ。
相手は、安心して取引ができるのです。
もしも、あなたが卸しの業務をされている。
しかし、まだ手書きPOPを活用されていないのなら、、、今すぐ手書きPOPをつくってみる事を強くオススメします。