僕は前職、地域特産品の営業をしていました。
ここでよく話す大阪の産直店の後に就いた職場です。
都心部のデパートやこだわりスーパー、通販会社のバイヤーさんを相手に営業をしに行っていました。
そして業務の中には、そんな得意先の店舗でのイベント販売というものもありました。
「●●物産展」みたいな、あなたもよく聞いたこと見たことのあるアレです。
その物産展や催事に出ると、そこにはある方の存在がありました。
いつも僕の興味を惹く「販売のプロフェッショナル」です。
大きな催事になればなるほど、その方の存在感は増していきます。
催事販売じゃないけれど、前職時、よくつくっていた得意先の売場
販売の達人
「販売のプロ」っていうのは、マネキンさんです。
イベント催事をおこなうときに、販売のサポートに入ってくれるスタッフさんのこと。
例えば、僕の前職の会社。
営業部は、僕と社長、事務員さんの3人でした。
そして催事の予定が入ったとしますよね。
期間は7日間。
「誰が催事に出るか?」
というと、事務員さんはまず出られません。
日々の業務と、販売という仕事は慣れていないから。
続いて、社長。
社長も業務の関係もあって、よっぽどの時以外はイベントの催事に立つ。
ということはなかったです。
すると、催事要員は僕だけになる。
7日間の催事、ぼく一人だけだと心もとない。
…期間中の営業活動もストップしてしまう。
…じゃあ、どうしよう?
先ほどの「販売のプロ」の登場です。
そう、マネキンさんです。
(今でも、マネキンさんっていう呼び方するのかな!?)
マネキンさんと契約して、一緒に販売のお手伝いをしてもらいます。
売ったり、引いたりの駆け引きが絶妙
ある催事でお世話になったマネキンさんから聞いたんだけど。
彼女たちは、
「どの人が商品を買う人か?」
「買わない人か?」
が分かるそうです。
歩いている素振りをとか目線を観察していると、何となく分かるらしいです。
また、ある時にはこんなコトを言われたことも。
僕が自分の販売ブースを通ったお客さんに、試食を与えたんです。
そしたら、
「あぁ、今の人にはあげなくていいんですよ」って。
要は、今の人は、試食専門の人。
タダで食べるのを目的に催事会場にいらっしゃっている人だから、と。
「ほぅ~、スゴイ」
もう、唸ってしまいました。
それくらい、彼女たちの「販売スキル」っていうのはすごい。
まさに、販売のエキスパートです。
しかし、しかしここでひと言!
「販売のプロ」は、何もマネキンさんだけではありません。
他にもいます。
もっと、あなたの身近なところにも。
経費ゼロの「販売エキスパート」がそばにいる
あなたの傍にいる、「販売エキスパート」。
誰だか分かります?
ほんと、めちゃくちゃ身近な存在ですよ。
さらに、この人は経費がかからない。
ゼロ円で契約できる。
マネキンさんだと、1日いくらかの契約コスト(人件費)を払わなきゃいけないけれど。
このあなたの身近な販売エキスパートは、無料。
コストをかけることなく、販売をサポートしてくれるのです。
・・・・もう、薄々お気づきになられたでしょう!?(笑)
その存在に。
あなたの傍にいる、
身近な「販売エキスパート」。
そう、それは、、、手書きPOPです。
マネキンさんを雇うのと同等の価値を生む
あなたの売場に設置する。
あとは、放っておくだけで商品を販売してくれる。
それが、手書きPOPです。
もちろん初めにPOPを書く。
内容を考える。
その労力は発生するけれど、基本かかるコストはそこだけです。
しかし、販売能力にかけては、遜色ありません。
ヘタな(僕みたいなセールス下手な)人間より、販売能力は高いです。
しかも、KYな発言をしてお客さまをイヤな気にさせる、ということはまずないし。
ただ売場に、静か~に立っている。
そして、商品に興味ありそうなお客さまにだけ語りかけてくれる。
そんな超空気の読めるセールスマンです。
…ちなみに調べてみると、マネキンさんにかかるコスト。
だいたい、1日8,000円~12,000円くらいが相場みたいです。
7日間働いてもらうと、5万~6万円の経費になりますね。