販促物も流れで考える。
「点でなくて、線で考える」
カッコつけた言い方をすると、こんな感じ。
1つのポイントで成果を上げようとするんじゃなくて、お店全体で考える。
1つの販促物で商品を売ろうとするのでなく、全部で。
このイメージが、販促物を活用するうえで重要です。
事例をご紹介しながら、(カッコつけずに)お伝えしていきますね。
「その商品、そもそもお客さん知ってる?」
一昨日、ある農産物の直売所へ販促サポートへうかがってきました。
・売場レイアウト
・手書きPOP
この2つがテーマでした。
そこでまずは、「重点的に売るモノ」を決めました。
お店の軸となる、看板商品にしていきたい商品探しです。
お話をうかがうと、背景や独自性といった点でピッタリと思われるモノがありました。
意外とすばやく決定!
次に、「その重点商品をどうやって売っていくか?」
話題はうつりました。
すると、ある1つの疑問が、、、その場にいる全員に湧きあがってきました。
「その商品、そもそもお客さん知ってる?」
「気づかれてないんじゃないの?」
って。
そう、知っている人は購入していくけれど、
初めての来店される方や、お客さまの多くがその商品のことを知らないってことはない?
という話になったんです。
次の話題は、「商品を認知してもらう」ための方法になりました。
手書きPOPだけだと、まだ足りない!?
商品の陳列場所に、手書きPOPを設置。
お客さまの目が留まりやすいようにする。
商品を認知してもらう方法として1番に思いつくのは、手書きPOPですよね。
…しかし、これだけだとまだ弱いんですよね。
その(商品が置かれている)売場に来たお客さまは、存在に気づく。
かもしれないけれど、そこまでたどり着かない方もいるでしょ。
POPを見れば、商品のことに気づくかもしれない。
だけど、その商品が仮にお店の奥まったコーナーで売られていたとしたら、、、?
気づかないお客さまは多くいますよね。
ここで僕たちは、いったんお店の外へ出ました。
そして、来店したお客さまがたどる経路(導線)を実際に歩いてみました。
- 駐車場からお店の入口へ歩いてくる
- お店の入口に目を向ける
- 屋外に並べられている売場を見る
- 売場を見て歩く
- 店内入口の前に立つ
- 入店
- 売場を見てまわる
- レジで精算
- 出口からお店を出ていく
- 駐車場へ
カンタンにだけど、お客さまの経路をたどるとこんな感じでした。
っで、ポイントはここからで。
この1~10の経路のなかで、
「売りたい商品を買ってもらう」
ここをゴールにして、お客さまの導線をつなげていったんです。
「すごろく」に例えると、分かりやすい
「お客さまの導線をつなげる、、、」
ちょっと伝わりにくい表現ですね。
要は、「すごろく」みたいにして、お客さまに進んでもらう方法を考えたのです。
商品の横に置かれている手書きPOPを見てらえれば、購入確率が高い。
であれば、その売場まで、
「どうすればお客さまは歩んでくれるのか?」
もっと言えば、
「売りたい商品に興味を持ってもらいながら、、、」
到達してもらえれば、最高ですよね。
その後、(売場に置かれた)手書きPOPを見てもらう。
すると、購入してもらえる確率は高くなりますから。
その方法を皆で考えました。
お客さまの導線を「すごろく」に例えるっていうと、言葉が悪く感じるかもしれないけれど。
あくまでも、分かりやすく伝えるための一例です。
冒頭でお伝えした、販促物も流れで考える。
「点でなくて、線で考える」
というのは、こういうこと。
手書きPOPだけじゃなく、他の販促物もつかって売っていくと成果は上がりやすい。
あなたが求める目的は達成しやすくなってきます。
1つのポイントで成果を上げようとするんじゃなくて、お店全体で考える。
1つの販促物で商品を売ろうとするのでなく、全部で。
このイメージが、販促物を活用するうえで重要です。