「コレを書いたら、お客さんの目に留まるインパクトのある言葉」
「これを書いたら売れる、っていうフレーズがあれば、、、」
それを知りたいんです。教えてください。
このようなご相談を受けることがあります。
しかし残念ながら、僕は知りません。
「コレを書いたら、お客様の心に突き刺さる」
そんなフレーズもキャッチコピーも知りません。
(あったら僕が教えて欲しいくらい(笑))
お客さまの心に響く言葉っていうのは、業種や扱う商品によっても違ってくるし。
たとえ同じ業種のお店であっても、伝える相手。
お客様との関係性によっても、ずいぶん変わってくる。
僕はそう考えています。
型はあっても、答えはない
僕は手書きPOPのセミナーをやるときに、よくワーク(実習)を取り入れます。
実際に、学んだことをつかって手書きPOPを書く練習です。
そのときに、参加者さんにこんなことを伝えます。
普段、お客さまとやりとりしていること。そこにヒントがありますよ。
お客さまとやりとりして、
- 喜ばれたことは何か?
- 驚かれたことは?
- よく質問されることは?
- ・・・
思い出してください。
そこにお客さまが共感する話がありますから、、、って。
例えば、こちらの手書きPOPをご覧ください。
先日、ボクの地元高知県で手書きPOPセミナーをしたときに参加者さんに書いていただいたものです。
まず、こちらはセミナーが始まってスグに書いていただいたもの。
それこそ、何も学ばれていない状態です。
マグアンプK
少し高い肥料ですが、良い肥料です。
ぜひ使ってみてください。
980円
園芸用品の卸販売をされる会社の社長さんが書かれたPOPです。
っで、この後約1時間半にわたって手書きPOPの書き方について学んでいただきました。
「どんなことを書くと、お客さまに喜んでいただけるのか?」
- 普段お客さまとやりとりされていること
- お客さまが悩まれていること
- 疑問に感じていること など
をヒントに考えていただきました。
そして、約1時間半が経って、もう一度書いてもらった手書きPOPがコチラ。
土選びに迷ったらこれ
「花と野菜の土」 580円
土選びって迷いますよね!
花好きな人の花の駆らず原因は、水の掛けすぎです。
この土は、思うぞんぶん水を掛けていいように配合しました。
(水を好む植物には、赤玉土をまぜて水分調節して下さい)
いかがですか?
先程の手書きPOPからの変化、なにか感じられますか?
先程のPOPと、こちらのPOP。
お客さまはどちらに興味を示すでしょう?
多くの場合、そこにヒントは隠れている
セミナ-では、手書きPOPのメッセージを書くときのある一定の型やレイアウトはお伝えできます。
だけど、
「こんな言葉を書くと響きます」
っていう答えは僕にはお伝えできません。
僕よりもあなたの方が、商品のことをよく知っているし、お客さまともよくやり取りされているはずだから。
あなたが答えを持っているはずなんです。
ただ、その答えに気づいていないだけ。
普段、お客さまとやりとりしていること。
多くの場合、そこにヒントが隠れています。
そこを深堀していくことによって、お客さまが興味の湧く話。
それこそ、目に留まるメッセージやフレーズにつながっていくのです。
僕がおこなっている手書きPOPのセミナーも、そのヒントに気づくキッカケの1つです。