臼井です、
12月16日、衣料品通販のZOZOが初の常設実店舗を東京表参道に出店。
「似合う」
をテーマに人工知能を活用し、来店客に似合う衣服を提案とのこと。
「人口知能?」
「AIなんて関係ないし」
遠い話に聞こえますが、なんのなんの。
このニュースの裏側から実店舗の価値や強みが見えてきます。
一方、『ネット通販の弱点⇒実店舗の強み』
こんな図式も浮かび上がります。
…実際、知ってか知らずか?
その強みや価値を発揮して、結果を残す実店舗は存在します。
多くのお店は軽視している分、商機は多いにアリ。
ちなみにご紹介したZOZOの店舗は販売機能を持ちません。
いわゆる「売らない」お店です。
以前、中国の通販「SHEIN」の話をご紹介したように、通販会社が、
「商品を見る、触る、試す、」
ショールーム的な機能を提供するお店の話はよく耳にします。
言い換えると、通販では、商品を見る、触る、試すをできない。
ある意味、通販の弱点の1つとも言える。
であれば、実店舗がとるべき選択肢は…?
実際、周囲のお店でも、『試す』を前面に押し出し、成果を上げる事例は多々あります。
試すで数字を上げる実店舗
あるサロンでは、前年比200%超えを達成。
最大の要因の1つが、物販に「試す」導線を強化したことです。
以前は、商品を棚に陳列。
テスター(お試し商品)もそばに置いていた。
しかし売れ行きは伸びなかった。
そこで、お客さまがテスターを試しやすいように、ちょっとした仕掛けを施した。
すると結果は一変。
また別の店舗の事例ではパッケージから商品の中身を出し、お客さまに見せた。
すると、
販売額は前月比400%超えに。
試す、は昔からある定番手法です。
スーパーの試食はその際たるもの。
ゆえに、最新の手法を求める多くの人は、軽視します。
「今さら、試すなんて、、」
しかし、新しいから結果が出るのではありません。
- 試せるように
- 見えるように
たったコレだけの工夫で、売上は2~4倍に伸びました。
これをどう捉えるかは、あなた次第です。
オンライン化の流れは、逆らえません。
最新を追いかけるのも手ですし、昔からある定番手法が数字を伸ばす。
これも事実です。
最新手法を逆手にとることで、実店舗に新たな可能性を生み出せます。