扱う商品やサービスに興味を持ってもらうには?
お客さんに対して、どんなことを伝えればイイのか?
- 商品の特徴?
- 他社にはない良いところ?
- お客さんにとってメリットになること?
一体何なのでしょう?
何かを伝えるとき。販促物にしても、接客にしても、、、
どんなことを伝えると相手に響くのか?
話に興味を持ってもらえるのか?
今日は、その話をしたいと思います。
それは、産直店で働いているときに気がついた
僕がセミナーするたび、いつもお伝えしている言葉があります。
その1つがこれ。
人間っていうのは、モノやサービスよりも人に興味・共感を示しやすい生き物ですよ
という話です。
発信する情報やメッセージ。
そこに、「人間性」の要素を持たせた方が相手の方に共感されますよ、ということ。
そして、この話って、販促物だけに限らない。
接客や日々のコミュニケーションにも相通じる、そう考えています。
この事に気づいたのは、産直店で働いている時でした。
「美味しい、甘いトマト」
よりも、
「奥さんといつも仲良くお二人でつくられている、●●さんのトマト」
こうして伝えた方がお客さんに喜ばれた。
野菜の美味しさ、特徴をいっぱい伝えたメッセージよりも、その野菜をつくられている生産者さん。
その方の話をしたら、お客さんに読んでもらえたんです。
興味を持ってもらえた。
そこで、手書きPOPにも、レジで配っていたお便りにしても、意識的に生産者さんのことを伝えるようにした。
すると、ものすごくお客さんに喜ばれたんです。
「若旦那に会いに行こう!」
昨日の高知新聞に、今お話ししたことと相通じる記事が掲載されていました。
福島市の温泉が発行しているフリーペーパーの話です。
旅館やホテルの「若旦那」を前面に押し出して温泉の魅力をPRされているそうで。
これが非常に人気で、第一号の五千部は既に品切れ。
現在4号まで発行されているそうです。
この記事を読ませてもらってね、先ほどお伝えした話とスグつながったんです。
温泉や旅館って、従来ならその施設や温泉の魅力を伝えられることが多いと思う。
「見晴しは、こんなに良いんですよ」
「湯質もいいと人気です」
みたいな感じでね。
ただ、先程の産直店での僕の経験談からも分かるように、そこには「共感」という感情を持ちにくいんですよね。
●●温泉の湯質はたしかに素晴らしい、、、かもしれない。
だけど、それ以上の感情って持ちにくいと思う。
(第三者なのに、エラそうな言い方に聞こえたらゴメンなさいね)
一方、その●●温泉の「若旦那」には、興味が湧く。
どんな人なのか?
いろいろ知っていったら、どんどん興味が湧いていくと思うんです。
ただの「高知県産トマト」には感情移入しにくい。
だけど、「オジサンになってもいつも仲の良い宮脇さんのトマト」に、ちょっと共感しちゃうんですよね。
トマトというより、宮脇さんに。
扱う商品やサービスに興味を持ってもらうには、どんなことを伝えればイイのか?
販促物にしても、接客にしても、、、どんな話がいいのか?
ずっとずっと考え続ける問いだと思うんです。
「人間というのは、モノやサービスよりも人に興味・共感を示しやすい」
ちょっとしたヒントになると嬉しいです。