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業界共通、顧客がお店に求めるサービス。その4つのレベルとは

顧客満足、よく耳にする言葉ですよね。

「またお店に行こう」
「また、あそこで商品を買おう」

お客さまにそう思ってもらうために、お店や会社が取り組むことですよね。

だけど、コレという答えがなかなか見つからない。大切なのはわかっているけど、言葉で言うほど簡単じゃないじゃない。

そんな中、あるヒントを見つけました。

あなたのお店に顧客が求めるサービスとは?

アメリカの調査会社(※)がやってくれました。
10億人以上という、とんでもない数の顧客にインタビューし、驚くべき発見をしてくれました。(※ギャラップ社という世論調査やコンサルティングを行う会社)

例えば、あなたがお店で働いていて、

「お客さまがお店に求めることって、いったい何ですか?」
「10秒で答えてください」

と言われたら何と答えますか?

例えば、実店舗で物販をしていれば、

「親切、丁寧な接客?」
「売り場で商品の見つけやすさ?」
「豊富な品揃え?」

オーソドックスな答えでいえば、このあたりでしょうか。

驚くほど共通の顧客ニーズ

スーパー、美容院、飲食店、治療院、、業界によっても顧客のニーズは違うはずです。

しかし、、前述の調査結果によれば、業界が違っても、扱う商品が違っても、、お客さまが求めることは驚くほど共通。

さらに、4つのレベルが存在することを発見。

この4つの顧客ニーズを順に満たすことで、頻繁に購入してくれ、一度の買い物でより多く購入し、より多くの収益を生み出してくれる。
いわゆる、有難い上顧客さん(ファン)を生み出すことができる。

そのヒントを与えてくれています。

個人的にもヒントになったし、凄く分かりやすかったので、共有します。

顧客がお店に求める4つのレベル

業界共通して顧客がお店や会社に求める、4つのニーズとは何なのか?

まずレベル1は、

顧客ニーズ:レベル1『正確さ』

例えば、ホテルを予約したら、その日にちゃんと部屋が確保されている。
レストランでメニューを注文したら、きちっと料理が出てくる。

まぁ、当たり前といえば当たり前に聞こえるサービスの提供、これがレベル1です。

つづいては、

顧客ニーズ:レベル2『利用しやすさ』

例えば、車でそのレストランへ行ったとき、駐車スペースが確保されている。
ホテルであれば、予約はネットで初めてでも簡単にできる。

商品を選びやすく、売り場が陳列されているなど。

ちょっとハードルが上がるけどクリアできそうな部分、これが顧客の求めるレベル2です。

さらにレベル3、4へと続くのですが、その前に。

効果は、不満を抑えるのみ

今話したレベル1、2のニーズは、実は顧客の『不満』をおさえる効果しかありません。

例えば、注文通りに料理が出て、車を駐車できる。
正確さと利用しやすさを満たしたところで、お客さまを満たすまではいかない。

満たしても、プラスにならない。
満たさなければ、マイナス。

これが顧客ニーズ1.2のレベルです。
※ここはかなり重要な気づきではないでしょうか。

では、レベル3では何を求められるのか?

顧客ニーズ:レベル3『パートナーシップ』

例えば、スーパーのレジで長蛇の列。
その状況に気づいた、別の業務をしていた従業員さんが走ってきて、サポートに入る。

「お待たせして、本当に申し訳ございません」

お詫びをしながら、レジを打つ。

ちょっとしたことですが、やれているお店と、そうじゃないお店があるのではないでしょうか。

※休日に家族と買い物に行くお店は、混んでいると、レジにサポートの人が入ってくれます。
これ、結構ありがたい気持ちになります。えら

えポイントは、顧客は、お店や会社が自分たちの気持ちを理解していると感じたい。
「売り手」と「買い手」の区分けでなく、お店も自分たちと同じ側にいる、そんな関係性を願っている。

これがレベル3の顧客ニーズ。

そして最後のレベル、

顧客ニーズ:レベル4『アドバイス』

例えば、ホームセンターへ買い物に行く。
だけど、売り場で欲しいものが見つからない。

状況に気づいた店員さんがやってきて、あなたの要望を聞いてくれる。
そして、あなたが求める目的を叶えるには、

「今あなたが手に持っている商品より、こっちのほうがいいですよ」

仮に価格が安くても、適した商品を提案してくれる。
適切な情報やアドバイスを提供し、学びを与えてくれるお店を顧客は求めている。

これがレベル4の顧客ニーズです。

顧客に選ばれるお店になる、4つの条件

もう一度おさらいすると、

  1. レベル1:正確さ
  2. レベル2:利用しやすさ
  3. レベル3:パートナーシップ
  4. レベル4:アドバイス

1~2は、顧客の不満を防ぐレベル。
3~4を満たすことで他社との違い、選ばれる理由になってくる。

そして、もっとも大切なポイントは、レベル1、2は環境やツールを整備すれば、ほぼ実現できる。(例:予約システム、駐車スペース、売り場の陳列棚…ほか)

しかし、3~4になると、お客さまを目の前にして反応を見ながら、

「どんな対応ができるか?」

従業員さん一人ひとりの判断が必要になってくるということです。

テクニックとは本来、、

テクニックとは、愛情のある人が普通にやっていること

ある方から教わり、時折思い出しては大切にする心のルールの1つです。

テクニックという言葉、よく使われますが、何のために私たちは求めるのか?

その一つが、時間の短縮はないでしょうか。
求める成果をできる限り早く、エネルギーを節約して掴みたい。
そのために、業界から、書籍から、上手くいっているやり方(テクニック)を探す。

一方、まわりのお店や会社がやってうまくいっていること。
これって、元をただせば、そのお店や会社はテクニックとしてやっていたわけじゃない。

お客さまに喜んでいただきたくて、もっとより良いものを提供したくて、、
それらを考えるなか、生まれたサービスや商品ではないでしょうか。

心から生まれたサービスで差をつける

目の前のお客さまに喜んでいただきたい。
笑顔になっていただきたい。

その気持ちから生まれる言動や姿勢、行動が、お客さまに満足してもらえる源泉になる。

「正確さ」「利用しやすさ」は、ツールや設備、環境でまかなえる。
他社や他店からコピーできる。

しかし、「パートナーシップ」や「アドバイス」は、現場から生まれる、心が伴う行動であり、真似しようと思って、できる話でもない。

知っているのと、やれているは天と地ほどの違いがあります。
今日のレベル1~4の顧客ニーズを自社に置き換えて、どれにあたるのか?

冷静に、客観的に振り返ってみると、いま取り組むべきことが見えるのでは…ないでしょうか。

※より詳しい話は、こちらの書籍で紹介されています

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臼井 浩二POPコミュニケーション合同会社 代表
社員2名、売場面積30坪の小さなお店で年商1億3千万円を達成。パートを募集すれば「娘を働かせたい」とお客が順番待ち。一風変わったお店での経験をもとに現在はPOP広告を活用し、モチベーションと数字を高める現場マネージャーとして販促・人材育成の支援。サポート実績は200社以上、上場企業でのセミナーや社員研修など累計受講者数は3千名を超える。近著「選ばれるお店」。信念は「売れる体験を通して、仕事にさらなる情熱と愛着を」 。