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仕事のエンゲージメント(働きがい)を高めるのに、POPがおすすめな理由

ただのモノじゃなく、「私の商品」になって本物。

私の商品になれば、思い入れも湧くだろうし、何とかして
「その商品の良さを知ってもらいたい」
魅力を伝えるためのアイデアも湧きやすくなる。

さらには、さまざまな創意工夫も生まれるのではないでしょうか。

「情熱パート」でユニー復活
仕入れ・値付け一任 意識高く

先日、日経MJ(3月29日)の一面の見出しに掲載されていました。

アルバイト・パートさんに売り場の担当を一任。「利益率確保」を目的に、売り場づくりはもちろん、商品の仕入れも任されているとのこと。象徴的だったのが、お店の休憩室から聞こえるパートさん同士の以下の会話。

パートさんA:「次の冬物商品は値下げして、在庫をなくそうと思っているのよ」
パートさんB:「値下げしたら粗利が減るわよ。他でどう稼ぐのよ」

このような会話をアルバイト・パートさん同士が話しているというのです。

何とも頼もしい従業員さんというか…

何事もすべてのスタートは、自分事だと思っています。

仕事に限らず、学校生活においても、自分事になると意欲も出るし、創意工夫やアイデアも湧いてくる。他人事だと結果に興味は湧かないし、変化は生まれにくい。

「もっと良くしたい」

意欲すらもおそらく湧いてこない。言葉悪くいうと、言われるがまま。思考停止状態に陥ってしまうのではないでしょうか。そういう意味でも、様々なことにおいて『自分事』がすべての始まりじゃないか、と感じています。

そんなある日のこと。うちの宣伝部長(娘)がバレーボールの特訓を受ける機会をいただいたんです。(いきなりガクッと身内ネタになって申し訳ありません(笑))

妻の知り合いの方に大学のバレー部の監督をされている方がいて。その方が、

「明日ご都合はどうですか?」
「もしよかったら、練習に参加しませんか?」

あるご縁から大学のバレーボール部の練習に混じらせていただく機会をいただけました。

めぐってきた千載一遇のチャンス

ちなみに宣伝部長は、中学3年生(2024年4月現在)。彼女のバレーの能力が高くて、監督が目を付けてくださった。練習を誘ってくださったわけではないと思います(彼女に怒られるな。。)

彼女が属す中学のチームは直近1年間で、未勝利。

「いつになったら勝てるの?」

こっちが心配になるチームの一員です(苦笑)

とはいえ彼女にとっては千載一遇。この貴重な有難い機会をもらえることがラッキーであり、何か吸収したい。彼女の心底の気持ちはわかりませんが、練習に参加させてもらう前の晩も、

「いやー、楽しみやわー」

自宅でバレーボールを触りながらニコニコ言ってたんです。「こいつ、度胸あんなー」感心してたのですが。。

どっちが生産性あがる?

例えば、これがシチュエーションが違って、子どもが塾に通うときに、

  1. 親に言われて、イヤイヤ行く場合
  2. 学力の不足分を補いたくて自分から「塾に通いたい」という場合

多くのケースは、前者1かなと思うのですが…1と2とでは、導かれる結果は180度違ってくるのではないでしょうか。

お店の販売現場なら、

「今月の重点販売商品はこれです。頑張って、たくさん売ってください」

マネージャーが指示して現場が動くのではなく、

「この商品、売りたいんでもっと仕入れてください」
「お勧めしたい商品があるので、この売り場を使わせてもらえませんか」

従業員さんから言ってきてくれる。そんな状況にするには、何が必要なのでしょうか?

どうやって主体性を引き出す?

個人的には、『喜び』を味わう。これが本人の主体性(自分の意志で取り組みたいと感じる)を引き出す1つのキーワードだと感じていて。

例えば、わかんないですけど…
小学生や中学生だったら、いつもより学校のテストで点数がとれる。そのときに周囲の反応が変わったり、親が喜んでくれる体験を一度味わう。

販売の現場であれば、売り場をつくって、自分がおすすめした商品が普段より売れる。

その充実感や達成感を、一度味わう。まず体感して、その喜びを知ることが自分事の世界へ踏み出す、はじめの一歩になるんじゃないか?

ということは、いかにして『小さな成功』(テストでいい点がとれる。お勧めした商品が売れる)を味わうことができるか?が鍵になりますよね。

小さな成功体験がカギな理由

販売現場での小さな成功とは、先ほどの話のとおり、例えば、

お勧めしたい商品があって、売り場を自分でつくる。陳列も自分で考えて、商品の並べ方も自分なりに工夫する。POPも書いてみる。その結果、普段より商品が売れる。

「○○さん、よくやったね。○○さんが売り場を作ってくれた商品、普段より1.5倍の売上だったよ。今度はどの商品をお勧めしたい?次も期待しているよ」

なんてマネージャーから言われたら…(単純な私なら、ヤル気スイッチが一瞬でONになると思います(笑))

ちなみに販売現場で、小さな成功体験を味わうのにPOPの取り組みはおすすめです。なぜか?

主体性を引き出すPOPの取り組み

現場の主体性やモチベーションを引き出すのに、POPはおすすめです。その理由はさまざまある中、代表的な3つをお伝えすると…

  1. 現場で完結できる
    POPは現場での実践手法です。いわば、戦術にあたる部分。戦略となると経営層や本部での思考があって、作戦を立ててから行動までにそれなりの時間も必要です。しかし、POPは正しいノウハウがあれば、現場の従業員さんが日々の業務のなかで実践可能です。
  2. 即効性が高い
    実践から結果が出るまでのスピードが圧倒的に速いんですね。例えば、POPを書いて、10分後にその商品が売れる、なんてことは日常茶飯事です。自分が書いたPOPで、商品がどんどん減っていく。その体験をした従業員さんのお気持ちとしたら…?その後、どんな行動をとりたくなるか…?
  3. コストがほぼかからない
    POPの実践にかかる経費は、紙とペン。あとは、ちょっとのスキマ時間、でしょうか。正しいノウハウと意欲があれば、初期投資なしで取り組み可能です。

ざっと、現場の主体性を引き出す。仕事のエンゲージメントを高めるために、POPがおすすめな理由として代表的なものを挙げました。

子どもに無理やり勉強させても、長くは続きません。気がついたら、勉強のフリしてスマホでYoutubeを見ているでしょう…(笑)

継続的な取り組みにつなげようと思えば、やって楽しくないと。喜びを感じることが、

「もっとやりたい」
「次もやりたい」

の大きな原動力になるのではないでしょうか。売れる喜びを知るという点から、POPの取り組みは現場のモチベーションやエンゲージメントを高めます。

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ABOUT US
臼井 浩二POPコミュニケーション合同会社 代表
社員2名、売場面積30坪の小さなお店で年商1億3千万円を達成。パートを募集すれば「娘を働かせたい」とお客が順番待ち。一風変わったお店での経験をもとに現在はPOP広告を活用し、モチベーションと数字を高める現場マネージャーとして販促・人材育成の支援。サポート実績は200社以上、上場企業でのセミナーや社員研修など累計受講者数は3千名を超える。近著「選ばれるお店」。信念は「売れる体験を通して、仕事にさらなる情熱と愛着を」 。