臼井です、
「うわー、なにコレ」
「やすっ」
「みてみてー」
宣伝部長※と妻がスマホ見ながら、盛り上がっていたんです。
※中学生の娘です
最近こんなシーンが増え、お父さんの孤立感…を感じる機会が多いのですが。。
彼女たちが盛り上がっていたのは、あるサイトの通販で。
「SHEIN(シーイン)」
2022年時点、アメリカやヨーロッパなど、150以上の国で事業を展開する中国のアパレル通販会社。
つい先月、日本でも原宿に店舗を出したことが話題になりました。
この店舗がちょっと普通じゃ考えられない仕組みになっていて。
結論から言うと、『買えない』お店なのです。
店舗はある。
商品も陳列されている。
だけど、買えない。
購入したければ、商品タグに付いたQRコードを読み込んで、ウェブサイトやアプリで決済をする。
すると後日、商品が送られてくる。
時代の流れとともに増えつつある形態だと思うのですが。
ひとことで言えば、
- 実店舗:ショールーム
- サイト:精算・物流
なぜ買えないお店を?
買えないお店の存在理由は、いくつかあるようで。
その最大の一つが、先ほどお話しした、お客さまが商品を『試せる』ように。
例えば、普段Amazonで商品を買う時に、「実物を見れたら」
買い物しやすくないですか?
特に衣類などはサイズ感や色を確認したい方も多いはずで。
- 買えないお店で実物を見る
- 着用
- 気に入ったらポチッ
さらに、買えないお店には、従来の販売を担う店員さんがいないはずで。
これがお客側には有難い。
気兼ねなく商品を見て、試着もできる。
店員の目を気にせず商品を選べるわけですよね。
※他にも「お客に宣伝してもらう」仕組みなどスゴイです
ネット通販の弱点が透けて見えた
ここからは、現代のデジタル化の潮流とは、『逆張り』の視点で実店舗の生き残り策を考えます。
このまま話が終わったら、
「ただのニュースですか?」
あなたに怒られそうですし(笑)
この買えないお店で提供するのは、お客が試せることです。
逆から見ると、ネット通販の弱点が見える。
そう、実物を見れない。
触れない、試せない。
ここが通販の最大の弱点の1つ、ではないでしょうか?
だったら、あなたのお店や会社で、『試す』をもっと推し出せないか。
ここに生き残りのヒントが眠ってないか?
リアル店舗が生き残る『逆張り』発想
実際、試すをご商売に取り入れ、成果を上げる店舗はまわりにも存在します。
あるサロン店舗では、商品をただ販売するだけでなく、「試す」を取り入れたことで、前年比200%を超えました。
【試す×POP】を組み合わせて、物販を売りまくる治療院さんもあります。
美容院さんも同じ手法で成果を伸ばされています。
試食に代表されるように、試すは、昔から定番の販売手法です。
コロナもあり難しい状況であるのも事実。
しかし、興味ある人に、食べてもらって(利用してもらって)満足したら、購入してもらえる確率も普通に販売するより断然高いです。
採算性の高い販促
サンプルにかかる経費を広告宣伝費ととらえれば、ヘンな広告よりずっと収益性は高い。
凡事徹底。
当たり前に見えることほど、人間は価値を感じません。
だからチャンスなのしれません。
最新の手法を追いかけるのも1つ。
さらに最新の手法から本質を見極め、取り入れるのも1つ。
あなたはどちらを選びますか?