おはようございます、臼井です
今日は地元の高校で講義です。
高知県立山田高等学校で
POPと売場レイアウトを一緒に学びます。
おかげ様で学校で講義を
させていただくご縁が拡がり
今年度は、5校。
大学校2校、専門学校1校、高校が2校です。
コミュニケーションを学んで欲しい
講義の多くはPOPをメインにした
内容です。
ただ個人的には、POPを通じて
生徒たちには「コミュニケーション」を
学んで欲しい、
そう思っています。
POP(ポップ広告)はある意味、
自分の意見を伝える媒体です。
商品をおすすめするときに
自分の意見を伝えなければ
売れません。
そのPOPは埋もれてしまいます。
逆に、たとえ文法が間違っていても
ヘンな文章であっても
そのお勧めする人間の思いや人柄が、
メッセージを通じて伝われば
売れる確率は高いです。
綺麗ごとではありません
思いを伝えれば売れる。
こんな話をすると、
「それって、綺麗ごとじゃないですか?」
「商売って、そんなに甘くないでしょう?」
と意見される方もいらっしゃる
かもしれません。
しかしあえて言います。
あなたの思いを伝えましょう。
「なぜ、あなたはその商品を
お勧めしたいのか?」
「その商品の何がお気に入りなのか?」
あなたの言葉で伝えることが大事なのです。
相手の心を揺さぶる言葉
こちらは、わが家が利用する
宅食サービスの配達員さんがくださった
お手紙です。
ある商品を追加で注文した際に
受取伝票の役割となるペーパーです。
「お忙しいなか、ありがとうございます。
追加頂けてうれしいです」
書いてくださっています。
これをいただいたとき
何気ない文章なのですが
心がグラッと揺り動かされました。
…なんで?
「追加頂けて嬉しいです」
この嬉しいです、という言葉から
配達員さんのお気持ちが伝わってくる、
そんな気がしたからです。
綺麗な言葉より気持ちの伝わる言葉
「どんな色使いがいいですか?」
「響く言葉を教えてください」
よくご相談をいただきます。
色使いも大事です。
響く言葉を知りたくなる
そのお気持ちも分かります。
しかし、あえて言わせていただくと
お客さまの心に届く言葉。
それは、どこかから仕入れてきた
借り物の言葉でもなく
綺麗なデザインされたメッセージでもありません。
あなたの心から出た言葉こそが
相手(お客さま)にとって
心に響くメッセージになるのです。
形だけ取り繕っても
それは相手には届きません。