「商品の違いを伝える」。
商品をお客さまに買ってもらうために、
たしかに必要なことの1つです。
しかし、商品の違いって、実は伝わりやすいものとそうでないモノがあるの、、、
ご存知ですか?
あつかう商品や業種によっては、その「違い」は伝わりにくく。
もっと他の要素でその「違い」を伝えたほうがいい。
というケースも多いのです。
どうして、違いを伝えたくなるのか?
そもそも、どうして商品の違いを伝えたくなるか?
といえば、
「うちは、よその商品より、こんなにこだわっています」
という部分を伝えたい。
この欲求が大きいと思うんですね。
同業他社より、
- 原料にこだわっている
- 製造にもひと手間かけている
- 提供するスキル(技術)も優れている
こういったことをお客さまに伝えたい。
そして、自社の商品やサービスを選んでもらいたい。
言ってみれば、他社との差別化を図るために、商品の「違い」を伝えているわけです。
ただですよ、そのあなたが伝えられている「違い」。
それは、お客さまにとって、分かりやすいものでしょうか?
うまく伝わっているでしょうか?
あなたのお店に有利に働いているでしょうか?
「違い」の伝え方を変えて、成果に
先日、ご縁をいただいている方からこのようなメッセージをいただけました。
今までは他の●●(商品名)より、
エサなどがちがいや、こだわって作っているんだ。
という事を伝えようとばかり考えていました。
(※メッセージの前後は、文脈の関係から端折らせてもらっています)
ちなみに、このメッセージをくださった方。
手書きPOPの考え方を学ばれて(いくつかのプログラムを受講されて)、業績をあげられていらっしゃるのですね。
おかげさまで、20%程度前年同月比 売り上げ増の月もあります
というメッセージも一緒に送ってくださっています。
っで、話を本題に戻しますと。
今回ご紹介したメッセージに書かれているように、、
「以前は、エサの違いやこだわって作っている」
ということを伝えられていた。
そして現在は、
手書きPOPの考え方を学んだことで、商品じゃない部分の「違い」を伝えるように心がけだしている、というわけです。
もちろん全部が全部、手書きPOPを学んだから成果が出ている、
とは言いませんが、成果の要因の1つがそこにあると、推察できます。
商品の違いを伝えるなら、まずはここ!
要は、「違い」が伝わりやすいポイントと、そうでないポイント。
お客さまが、その違いを知った時に、
共感するポイントと、そうでないポイントがあるのです。
例えば、あなたが食品を扱われていたとして。
その製造方法にこだわりがある、と。
そしてそのつくり方の他社との「違い」を伝えられたとします。
…その時に、お客さまは、その情報を聞いて(知って)、共感できるのか?
「あー、そうなんだ。 だったら、このお店で買わなきゃ!」
と思ってくれるかどうか?
実は意外とですが、、、そうならないケース多いです。
「違い」を聞いても、購入の動機にならない場合って、結構あります。
どうしてか?
モノに特化した「違い」、
ここを伝えて共感してもらう。
これって、今みたいな成熟した時代にはしんどい方法だからです。
この話は今日の本題ではないので、詳述いたしませんが。
モノよりも、どちらかといえば、人。
人に焦点を当てた「違い」。
ここを伝えていったほうが、お客さまには響いてきます。
商品の違いを伝えるにしても、何か人を絡めてみるのです。
そのこだわりのつくり方に、あなたの想いを絡めてみる。
「どうして、そんなにこだわって作られているのか?」
そんな想いを伝えてみるのも、1つの「違い」を伝えることにもなってきます。
そして、おそらくモノの違いを伝えるよりも、きっと効果的なメッセージになるでしょう。