道の駅 売上アップ 事例 をご紹介します。
売り場レイアウトから始まり、看板商品の育成とおすすめの仕方。それにともなう、POP(ポップ)広告での販売促進。年間を通して、継続的に売上をつくっていくために、重点販売商品の選定や売り場提案などをご一緒に取り組みました。
毎月、定期的にミーティングをおこない、実践から取り組みのフィードバック。継続的に取り組まれたことで、年間で800万円の売上アップなど目に見える成果を上げられました。
リーダーとして率先的に取り組んでくださった、道の駅の支配人さんにインタビューをいたしました。まずは、そのお話をお聞きください。
道の駅 売上アップ 事例
1年で800万円。
3年で1,600万円。
着実に数字を伸ばす、道の駅。定期的に、新聞やテレビなどマスコミにも取り上げられ、
「次は何かありませんか?」
記者さんからもネタ提供の相談をされるほど、地域で注目の道の駅になられています。(※高知県内の道の駅24施設中、「入り込み客数 第一位」を2年連続で獲得されています。
2年連続『来場者数No.1』の道の駅が取り組んだこととは?
お店の規模は、施設により違います。大きな道の駅もあれば、小規模なお店も。売上の額は、施設の規模にも大きく影響します。ですのえ、金額だけで物事は図れません。
一方で、こちらの道の駅ビオスおおがたさんは、店舗としての魅力を着実に付けられている印象を感じています。
道の駅で売上アップのために、まず取り組んだこと
始まりは、売り場レイアウトの取り組み
ご縁をいただいたのが 今から約2年前。
キッカケは、売り場レイアウトのご相談でした。
ご一緒に取り組んだ内容をひと言でお伝えすると、
- 売れる『商品』を、
- 売れる『売り場』で、
- 売れる『売り方』を、
実践した。集約すると、この3つに尽きます。
「売れる、売れるって臼井さん、ふざけていますか?」
という感じなのですが、本当なのです(苦笑)
お店の中で、もっとも売れやすい『一等地の売り場(※)』を見つけ、お店として重点的に販売したい商品を陳列することがスタートでした。
一等地売り場をさらに詳しく知りたい場合は、こちらの記事もご覧ください。
稼ぐ売場づくりの極意とは…まずはこの3つを意識するだけで売上は上がる
集客イベントを季節ごとに企画
一等地売り場では、季節ごとにおすすめ商品を提案。2~3か月に一度、重点的におすすめしたい商品を選定。ディスプレイや陳列、POPなど販売方法を変えながら、継続的に取り組みました。
一等地売り場での重点販売商品の取り組みが、売上的にも一定の手応えを感じた。次に着手したのは、イベント企画です。
シーズンごとに「○○祭り」といった企画を考え、お客さまへ周知していきました。
とはいえ、イベントと言っても、そんな大がかりな話ではありません。たとえば、
- 千円以上ご購入くださったお客さまに、クジ引きをしてもらう
- 季節ごとのおすすめ商品を一等地売り場で全面的に陳列
ある時は、
「その道の駅がある町を、俳句にして喩えてもらう」
という企画を実施。お客さまに考えてもらった俳句を店頭に貼り出したこともあります。(俳句が集まるのか…かなり心配した記憶があります(苦笑))
とにかく無理矢理にでも、お客さまが楽しめそうな企画を考え、実行。さらに、ここが肝になるのですが、イベント企画に伴い、『プレスリリース』も行い続けました。
実はここ、道の駅の売上アップを目指すうえで、必要不可欠。と言っても過言ではないほど、重要ポイントになってきます。
道の駅 売上アップ で欠かせない取り組み
道の駅で集客したいなら…コレを外すな
先ほどの話のように、季節ごとにイベントを企画するとします。
たとえば、その地域でその季節、ある農産物が集中して獲れるとします。高知県ですと、文旦(ぶんたん)という柑橘が、2~3月にかけて多くのエリアで収穫されます。その場合であれば、「文旦祭り」でもいい。
なにかしら、その地域や時期にちなんだイベントを企画します。その際に忘れちゃいけないこと。絶対にやって欲しいこと。道の駅で集客したいなら、やっていただきたいこと。それは、
地元新聞社や地元テレビ局へ情報を投げかけることです。『プレスリリース』と言ったりします。
私(臼井)自身、このプレスリリースの威力を前職で目の当たりにしました。当時勤めていた会社は、今で言う、地域商社。地域の特産物をつかって商品開発をし、都心部へ流通。また、運営していた道の駅で販売する際に、プレスリリースをうまく活用していました。
今回の道の駅ビオスおおがたさんでも、徹底的に活用しました。
その結果、全国放送のテレビ番組から取材を受けたこともありました。地元の新聞社さんには、およそ2か月に1回くらいのペースで、記事にしていただいていました。
- 季節のイベント企画
- プレスリリース
この取り組みをセットで定期的におこなうことで、道の駅の認知度がアップ。集客力が高まり、これまでお店を知らなかった、新規のお客さまが増加していきました。
道の駅 売上アップ :仕組みづくり
年間を通して、売上アップを仕組み化できる
今ご紹介した、2つの取り組みを繰り返す。季節イベント企画から、マスコミへのプレスリリース。
このお話を伝えている現時点で、今回の道の駅さんとご縁をいただき、約2年。極論をいえば、取り組んでいる施策は、これらのほぼ繰り返し、、とも言えます。もちろん細かい部分での取り組みもありますが。
- 季節イベントの企画⇒プレスリリース
ある意味、仕組み化できるので、何をすればいいか?が明確です。そして、計画も立てやすい。
前もって、2~3か月前に、「今年の夏は、●●祭りのイベントをしよう」「一等地売り場で、●●の商品を展開して、ディスプレイや陳列はこうやって、、」お店としても、準備がしやすい。
だから、現場も行動に移しやすいです。
結果的に、今回の道の駅さんでは、毎月のように前年比アップの成果を掴まれています。さらに、こちらの道の駅に限らず、ご縁をいただく店舗さんでも、同じような取り組みで成果を上げられています。
何度でも、繰り返し成果をつかめる『仕組み』を一緒につくっています。
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