売れるPOP 、売れないPOP。ここには、明確な違いがあります。
多くの方が、この違いを誤解して認識していると感じています。
「POPは、こうやって書いたらいい」思っていることが、そもそも売れにくいPOPの書き方になっている。どれだけ一所懸命、時間をかけてPOPを書いても、今の書き方ではお客さまの購入につながりにくい。
そこにPOPを書いても、商品が売れない。成果につながらない理由が隠れていると感じています。
POPセミナー参加者に書いていただいたPOP
POPセミナーやPOP研修を通じて、参加者の方々とやり取りする。すると、まず気づくことがあります。
セミナーの序盤に、何も学んでいない状態で、参加者の方々にPOPを書くワークをしていただくのです。そして書かれるPOPを見させていただく限り、残念ながら、販売(お客さまの購入)につながりにくいPOPを書かれている方が非常に多いのです。
分かりやすく言うと、見た目のインパクトはある。目も留まりやすい。だけど、成果につながりにくそう。なぜなら心が動かないから、おそらく購入につながらない。そのようなPOPを書かれている方が圧倒的に多いと感じるのです。
例えば、こちらの2枚のPOPをご覧ください。東京で開催したPOPセミナーに参加くださった方が書かれたPOPです。
左がPOPセミナー始まってすぐ、ノウハウを何も学んでいない状態で書かれたもの。右は、セミナーの中盤、売れるPOPのノウハウを一定学んだ状態で書かれたものです。
どちらのPOPが売れそうな気がしますか?
POPで売上を上げるためには?
「売れるPOP」と「売れにくいPOP」。まずは、この違いに気付くことが先決です。
この違いを把握しないままPOPを書き続けると、ずっと、結果が出ない…。一所懸命、時間をかけて書いても成果につながらない(成果=商品が売れる、という前提でのお話ですが)。
すごく嫌な言い方をすると、自己満足のPOPで終わってしまうのです。だって、会社やお店だって、POPに取り組むために様々なコストをかけています。お店によって、目的は様々ですが、多くの場合は、結果を変えること。売上を上げるためにPOPに取り組まれていると思うのです。
であれば、成果に直結するPOPを従業員さんに書いてもらいたい。そう願っているはず。
…昔、タレントの島田紳助さんが現役時代、こんな事をおっしゃっていました。
俺は、ずっと研究してた。
ツービート、B&B、売れ続ける人たちの漫才を何度も何度も聴いた。そして、その売れる人たちの漫才には、パターンがあると分かった。
そのパターンを真似したから、俺たちみたいな才能のない人間でも売れたんだ。一発屋ですぐ消える人たちは、なぜ自分たちが売れたのか?
島田紳助さん
それが分かっていない。
だから、消えて行くんだ。
これってね、お笑いに限らず、スポーツにも何にでも共通だと思うんです。もちろん手書きPOPにも該当します。
売れるPOP、売れないPOP。ここにも、パターンがあります。その特徴や違いを知ることがスタートです。
例えば、こちらの2枚のPOPを見ていただけますか?あなたは、どちらのPOPが売れそうだと思いますか?
売れるPOP はどっち?
ちょっと考えてください。
左のPOPと右のPOP。ともにPOPセミナー参加者さんがセミナー中に書かれたものです。記載のとおり、左は、セミナー始まってスグ。いわば、POPノウハウを学んでいない状態で、いきなり書かれたPOP(臼井に無理やり書かされました(苦笑))
一方、右のPOPは、セミナー中盤。ある程度、売れるPOPのノウハウを学ばれた時点で書かれたPOPです。
さて、、あなたなら、どちらのPOPをみたときに商品を買いたくなりますか?下書きの状態なので、想像しづらいですが考えてみてください。
見た目からいうと、左(ビフォー)は文字にインパクトがあって、目に留まりやすい。吹き出しにも目がいきやすい。ただ、「売れる(購入する)」という観点からいうと、どうでしょう?
一方、右(アフター)のPOPはどうか。文字がいっぱい書かれていて、読む人は少ないのではないか?いや、読んでみたら興味が湧いて欲しくなる。様々な意見に分かれると思います。
一つ言えることは、POPを書いているのに売れないのは、お客さまがPOPに目を留めていない…気づいていないから、では多くの場合ありません。目に留まっていても、心に留まっていないから「商品を買おう」とならない可能性が高いです。
「きれいなPOP・目立つPOP」= 「売れるPOP」
これは誤まった認識です。
こんな事を言うと、気を悪くされるかもしれないんだけど、「上手に」POPを書く事が
「売れる」POPを書く事につながらないのです。
今、このブログを読んで下さっているという事は、「POPで売上を上げる事にご興味がある」あるいは、「POPを書くことで今より商品を売りたい。さらに売上を上げたい」そう思われているという事ですよね?
そのためには、まずは売れるPOPと売れないPOP。この2種類の違いを知る。
上手に書くことがイコール、売上につながるPOPじゃないと認識する。ここがまず、手書きPOPで成果を上げる、スタート地点です。
入口を間違えるといくらPOPを書いても、「POPで売上を上げる」という出口には出られませんからね。ぜひ、今日ご紹介した2枚のPOP、一体、何が違うのか?
どうして、2のPOPは売れるのか?その理由を考えてみて下さい。
まずは、この違いを認識することが売れるPOPを書く入口になってきます。
「売上につながるPOP」「売上につながりにくいPOP」、この2つの違いについては、こちらの記事が参考になると思います。
売れるPOP を学びたい方へ
「売れるPOPを書いているのに、どうしても売れない…」売れるPOPの書き方を知りたい。という場合は、こちらをご覧になってみてください。
あなたのPOPが売れない、『本当』の理由が判明すると思います