オススメ商品への手書きPOPの書き方について、ご相談をいただきました。
何か力を入れて売っていきたい商品がある。
そのときに、そのオススメ度をどう伝えたらイイか?
どうやって手書きPOPを書いたらいいか?
商品にしても、サービスにしても、何か商品をお薦めするときに大事にしたいこと。
その1つに、
「誰が?」
を明確にする、というのがあります。
ここが1つの大きな分かれ目です。
少し詳しく話をしていきますね。
お客さまが反応しない「オススメ」の仕方
販促物をつくるときに、1つの欠かせない視点になってくるのが、
「誰が?」なんですね。
今って、情報や広告ってモノスゴイ溢れているでしょう?
どこのお店へ行っても商品を売り込む広告がある。
放っておいても勝手に目に入る。
そんな状況です。
その状況に対応するように、お客さんは自然とそれら広告を見ない(見ても右から左へスルー)態勢をとっている。
いちいち一つひとつの広告や情報に反応していたら、脳が持たないから。パンクしてしまうから。
だから、極力お店からの売り込み広告は、反応しないようにしているのです。
ただ、こっち(お店側)からしたら、手書きPOPを読んでもらわなきゃイケない。
商品をPRしたい。
どうすればイイか?
1つ例を挙げてお伝えしますね。
あなたなら、どっちを注文します?
例えば、あなたが友人と居酒屋へ来たとします。
席に着いた。
店員の女性スタッフさんがやって来た。
店員さんが訊いてきます。
注文は何になさいますか?
あなたは、メニューを見ながらひと通り注文をし終えて、こう言います。
「あと他に何かオススメってありますか?」
店員さんは、
うちのお店のオススメメニューは、生かつおの塩タタキですね。
当店のオススメ料理です。…ただ、かつおのタタキも良いんですが、私的には”うつぼ”の方をお薦めしますよ。
お客さま、県外からいらっしゃっているのでしょう?
この”うつぼ”のタタキは、県外でなかなか食べられない高知県特有の料理だと思いますし、味も見た目と違ってかなり良いんですよ。
うつぼを食べた、って言えば話のネタになりますしね(笑)
こんな返しを店員さんにされたら、あなたはどっちを注文します?
生かつおの塩タタキ?
…それとも、うつぼのタタキ?
「お店」と「個人」からのオススメの違い
お店からのオススメって、売り込み臭さが出やすいんですよね。
- 「売上を上げるために、オススメしているんじゃないか?」
- 「お店の都合が、どこかにあるんじゃないか?」
そんな想像を勝手にしちゃうんですよね。
だけど、それが特定の個人からのお薦めになると状況は違う。
- 「そんなにお薦めなの?」
- 「この人がそんなにお薦めするのなら、、、」
って気持ちが湧いてくる。
オススメ商品に手書きPOPを書こうと思ったら。
あなたの言葉で、あなたの気持ち(オススメする理由)を伝えてあげましょう。
くれぐれも、お店や会社の都合でお薦めしないように。
そこを感じると、お客さんはゲンナリしちゃいますからね。