【小さなお店の販促法】業界の非常識をお店の常識にする

 

20160802

 

僕が働いていた大阪の産直店の話。

 

正社員は2人。

 

売場面積は30坪。

いわゆる小さな、地域のお店でした。

 

日々のシフトでいえば、

平日だと、だいたい3~4人くらい。

僕たち社員の他にパートさんが1人、2人はいる感じ。

週末の土日になると忙しくなるので、6人くらい。

午前、午後など時間帯によっても人数は違いましたが、大体こんな人数で日々をまわしていました。

1つ面白かったのが、

もう1人の正社員。

僕よりずっと先輩の女性だったんですけどね。

その方は、もうレジが大好きな人で。

ある意味、事務そっちのけでレジに立ちっぱなし、、、なんて事がよくありました。

朝、お店がオープン。

  • 生産者から届いた野菜を加工
  • パック詰め
  • 値付け
  • 売場へ品出し

バックヤードを、、売場を、、、みんなが行ったり来たり。

走り回ってるわけです。

もう、その時の僕の表情にも余裕がなくて。

殺気立ってたと思います。

その表情をみて、パートさんも空気を読む。みたいな、、、(笑)

 

っでそんな時、、、例のもう1人の社員Tさんは何をしていると思います?

 

 

レジ。レジに立っていました。

お客さまと楽しそうにお話をされているんです。

 

というのもですね、お店が開いてすぐ。

お店を開けてから午前中いっぱいくらいっていうのは、忙しい時間だったんですよ。

お客さまも新鮮な野菜を買いたい。

選びたい。

自然と早い時間にお店に来られるでしょ。

 

その時間をTさんは、レジで守ってくれているわけです。

…でもね、従来の考え方から言うと、少しおかしい

通常、社員っていうのはレジに立つのじゃなくて。

裏方でもっと重要な仕事(語弊のある言い方だけど)をする。

社員しかできない仕事。

時給の高い仕事をしなきゃイケない。

そう考える人も多いんですね。

 

レジだったら、パートさんでもできるでしょ。

パートさんに任せておいたら?

そう見る向きも少なくはなかったんですね。

 

しかし。

そのTさんはレジに立ちまくっていました。

 

というのも、そこには僕たちのお店なりの理由があって。。。

 

忙しい時間、レジに慣れた社員のTさんがお客さまの流れをまわす。

だけでなく、もう1つ重要なレジに立つ理由があったんです。

 

当時の写真。これは出張販売に出ていた時の。

当時の写真。これは出張販売に出ていた時の。

Tさんがレジに立つと、お客さんが増えた。

実はこれヘンな話なんですけどね、

 

Tさんがレジに立つと、お客さまが増える、

そんな法則がお店にはあったんです。

 

  • 売場を歩くお客さまが増える
  • レジに行列ができる
  • 店内がお客さまの会話でにぎわい出す

こんな現象がお店に起きることが多かったんです。

 

もちろんこれは僕の肌感覚で、数字には出せてませんよ。

でも、Tさんがレジにいると、店内のお客さまの流れが増える。

これは明らかに感じていた事なのです。

 

その要因を僕なりに考えたこともあります。

実はTさんは、接客力が抜群。

  • この業界にも長く、野菜にも詳しい
  • 昔ながらのなつかしい野菜の調理法も熟知している
  • 高知県出身だったので、高知の観光スポットにも詳しい(うちのお店は、高知県のアンテナショップ的な役割も担っていたので、高知好きのお客さまが多かった)

こんな要因もあって、Tさんがレジに立つとお客さまとの会話に花が咲くことが多かったんです。

 

「このイタドリは、豚ばら肉で炒めてそこに砂糖としょうゆを、、、」

「高知に言ったら、絶対仁淀川へ行ってよ、、、あそこは」

 

みたないな感じで、野菜の食べ方を伝える。

懐かし話で盛り上がる。

さらには、高知県のPRをする。

そんな感じで、お店の(いえ高知県の)スポークスマンになっていたんです。

 

 

それに呼応してお客さまも喜んで。

Tさんの話を聞けるのが楽しくて、ついレジで立ち話をする。

結果それが、

  • お客さまの滞在時間の延長
  • もう一品、追加で購入

という効果を生み出していました。

 

この他にも、僕が働いていた産直店では、

業界の常識では考えられない当たり前。

というか、プロが見たら、

「それいかんやろ」

というようなメチャクチャな点がいっぱいありました。

 

ただ、今思うとですね、、、

 

ある意味、それが僕がいたお店のウリ。

お客さまの喜ぶ「スイートスポット」になっていたんじゃないか?

そんな風にも考えるんですね。

 

通常では考えられないような、業界の非常識。

それを敢えて、お店の常識にしてしまう。

それが、小さなお店だからデキること。

そして、大手との違いを出す。

その1つのやり方になってくるんじゃないか?

今の僕はそう考えるようになりました。

 

 

さて、あなたのお店特有のやり方。

でも、業界から言うとオカシイんじゃないの、、、?

つい二の足を踏んだこと。

絶対こっちの方がいいと思っているけど、躊躇していること。

それって、一体なんでしょうか?

 

もしかしたら、それが大手には手を出せない、あなたのお店のウリになってくるかもしれませんね。

手書きPOP7つの極意

なぜ、あのPOPは売れて、私のは売れないの?

手書きPOP7つの極意

せっかく手書きPOPを書いているのに、
お客さまに読まれず、商品が売れない、、、

お悩みではないですか?

この【手書きPOP7つの極意】では、
手書きPOPで成果を上げる

  • ・正しい方法
  • ・間違った方法

を詳しく学べます。

「どんなPOPが売れて、どんなPOPが売れないのか?」
その違いを実感。
明日からあなたも売れるPOPを書けるようになるでしょう。

ABOUT著者プロフィール

1974年、大阪府茨木市生まれ。年間500名を超える受講者への手書きPOPセミナー講師。正社員わずか2名、売場面積30坪の小さな産直店で、ほぼゼロの広告宣伝費のなか年商1億3千万円。アンテナショップ出店を検討する自治体からの視察が殺到。パート募集をすれば「娘を働かせたい」とお客が順番待ち。こんな一風変わったお店での経験が今の仕事の原点。小規模店の販促コンサルも行っている。