今日は、リピートの話。
僕たちのような小さな事業者が、「常連さん」をつくる。
すごく有難いし、欠かせないですよね。
…そんなリピート店。
最近、僕もあるお店の常連になりそうになっています。
昨日の日曜日も行って来ました。
その前の土曜日も行ってました。
2日も連続でそのお店へ行ってたのには、ある理由があって。。
靴の修理屋さんです。
僕が最近よくお世話になっているのは、靴とかばんの修理屋さん。
かかとの底がすり減っていた、僕のお気に入りのサンダル。
夏が近づき履く頻度も増えてきて、
「そろそろどこかのタイミングで直しときたいな」
そう思って、1週間くらい前に直しに出していたんです。
それが、先週の月曜日のことです。
「納期はいつ頃ですか?」
「預けたサンダルはいつ頃に修理が仕上がるのか?」
を聞いておこうと店主さんに訊ねたんですね。
すると、店主さん、
「はやければ、明日、
お時間をいただけるのであれば、週末には」
こんな返事をくださっていたんです。
なので、僕は土曜日だったら、出来てるかな?
そう思い、取りに行っていたんです。
土曜日の正午くらいかな。
お店の前の歩道に車を停めて、ハザードをつけて。
お店の前まで走って行くと、店内には、
1、2、、、3人くらいの人(男性ばかり)が椅子に座っているのが見えたんです。
そんなに広くないお店のカウンター前。
普段にはあまりない光景でした。
「座って何しはんねやろう、、?」
「読書会とかやってんのかな、、、?」
「エッ、もしかして今日お店休み、、、?」
ちょっとビビりながら、お店のドアを開けたんです。
すると店主さんは、スグに僕のことに気づいてくれました。そして、
「僕が何しに来たのか?」
も察知してくれました。
っと同時に、ものすごい申し訳なさそうな顔をして、
「今日の夕方の仕上がりなんです、、、」と。
それを聞いた僕。
その日は出直して、あらためて翌日の日曜日(昨日ですね)にお店に来ることになりました。
ちなみに冒頭でも話したように、
僕はこのお店の「常連さん」になりそうな感じです。
リピート利用させてもらっているんですね。
…このお店を知ったのは、半年くらい前。
そこから、彼これ、もう3回か4回利用していると思います。
そんなに行く頻度のない靴やかばんの修理。
だけど、その機会があるときには、このお店に真っ先に持っていくようになりました。
つい1カ月くらい前は、仕事でつかっているキャリーケース。
「出張で傷んでしまったのか?」
荷物を留める中のバンドが外れて、直してもらいました。
他にももう1店、同業のお店さんもあるんですよ。
以前まで、お世話になっていたお店。
でも、最近はずっとこちらのお店ばかりにお願いしています。
どうして、そんなにも僕がこのお店にお世話になるようになったのか?
…ちょっと考えてみたんです。
「僕がそのお店をリピートした理由」
まず、第一に、思っていたより高くない。
ここが大きいです。
「職人さんのお店」っぽい本格的な店構えなんだけど、値段はそんなに高くないんです。
あとは、「仕上がりにも満足しているから」。
妻は、うーん、、って言っていたけど、僕的には充分満足していて。
それと、僕の知人がホームページでこちらのお店を紹介していたんですね。
そんなのもお店の信頼という点で、後押しになったと思います。
これらがパッと考えた感じ挙がる、僕がどうしてそのお店を気に入っているのか?
リピート利用させてもらっている理由です。
…っと言っても、これって、かなりありきたりな意見です、、、よね?
あなたが読んでも、あんまり面白くない内容です、、よね。
なので、このまま話を終えるとあなたに怒られそうなので、
考えました。
あなたに満足してもらうために。
少しでも読んでよかった、と思ってもらえるためにもう少し考えてみました。
すると、1つ気づいたことがありました。
どうして、僕がこのお店を何度も利用させてもらうようになったのか?
それは、
「他のお客さまを見たから」
ここが結構大きなポイントになっています。
以前、キャリーケースを直してもらって取りに来たとき、
その時に他のお客さまにお会いしていたんです。
50~60代のプチマダム風の女性でした。
革の財布をお預けされているようでしたけど。
そのお客さまを見て、僕の中ではちょっと満足度が上がっていたんです。
そして、今回サンダルを預けに来た時にも、、他のお客さまに会っていた。
その人は、オジサンで。
丸坊主。ヒゲ。革のブーツ。
いかにもカタギじゃない、、、っていう感じのオジサンでした(笑)
前者の女性。
そして、後者のオジサン。
お二人の共通点は、共にちょっとこだわり風な感じの方同士だったんですね。
「あぁ、このお店には、こういうこだわったお客さんが来られてるんだ」
僕にとっては、こちらのお店の印象がグッと上がる大きな要素でした。
お客さまがお客さまを見る。
これって、僕特有の行動かもしれません。
…だけど一方で、意外とそうじゃないのでは?
…実は、けっこう他のお客さまにもあることなんじゃないの?
という風にも考えています。
「このようなお客さまも来られているんだ」
こんな風にお客さまが思うことが、お店の「満足度」や「印象」に影響を与えている。
そして今回の僕のように、リピートさせる、
その要因の1つにもなっているんや。
今回の機会を通して、よりそう思うようになりました。
…僕たちのような小さな事業者が、「常連さん」をつくる。
すごく有難いことだし、欠かせないこと。
それを引き出す1つの要因が、お客さまにお客さまの存在を知らせる。
ここにヒントがあるようです。
さらに言うと、そのカギは「似た者同士」。
似た者同士の存在を知らせてあげる。
ここがポイントになっています。