POPセミナー をしていて痛いほど実感すること。
それは、POPに関する一番の悩みです。その中でも大きな一つが「何を書けばいいのかわからない」ではないでしょうか。
接客では、そこそこ話せる。だけど、いざ紙に書くとなると、フリーズ。。ペンが進まない。。
これまで何千名の方々と一緒にPOPを学ぶなか、目にしてきた光景です。
POPに関する一番の悩み
「言葉では話せるんですけど、書くとなると、、」という方はほんと多いです(笑)
POPを書いたほうが商品は動きやすい。なーんとなく分かってはいるけど、書く内容が思い浮かばない。日々の業務も忙しい、、時間もないからPOPは後回し、、となり、取り組みが進まないパターンは非常に多い気がします。
そこで今日は、「接客のようにPOPの内容が思い浮かぶ」一つの打開策を提案します。
今回の話をおさえてしまえば、今すぐ最低3~4枚のPOPは書ける。
多い人だったら、もっと。
大袈裟な話じゃなくホント。
これに当てはめて考えれば書くネタが思い浮かぶ、『フォーマット』をこっそりお教えします。
別にこっそりじゃなくてイイのですが(笑)
ただし、考える必要はありますよ。ご自身の商品やサービスに当てはめて、想像してもらえれば、きっとお客さまの心に響くメッセージが完成します。
POPセミナー で受講者さんが書いた2枚のPOP
まずは、こちらをご覧いただけますか。以前開催したPOPセミナーで受講者さんが書かれたPOPです。(※過去の POPセミナー の詳細はこちら)
セミナー始まって15分過ぎ。言ってみれば、何のノウハウも学んでいない、まっさらな状態で書いてもらいました。
POPセミナー 始まってスグ書かれたPOP
POPに慣れていない方の多くは、似たような(商品名を大きく書く)感じになることが多いです。
続いて、こちら。
POPセミナー 1時間半が経過して書かれたPOP
セミナー中盤、ある程度ノウハウを学んた(1時間半くらい経過した)状態で書いてもらったPOPです。
メッセージの流れに若干の不自然さを感じる部分(強引に商品をお勧めする(苦笑))はありますが、しっかり伝えられています。
っで、2枚のPOPを並べると、、
POPセミナー で書かれた2枚のPOP
どうでしょうか、明らかに違いがありませんか?
この2枚のPOPを売場に並べたら、どっちが売れやすそうか?
ご想像にお任せしますが、、おそらく後に書かれた2枚目のPOPの方が商品をご購入いただける確率は高そうに感じませんか?※実際はテストしないとわからないですが。
2時間半のセミナーでしたので、1枚目を書いて、約1時間後に2枚目のPOPを書いてもらいました。たったの1時間の差で、ここまで違いが出てきます。
じゃあ、そのセミナー1時間で参加者さんは何を学ばれたのか?
POPセミナーで受講者さんが学ばれたこと
売れるPOPと売れないPOPの違い。成果をつかむ上でで大切な考え方など、様々学んでいただきました。
しかし、即効性という意味で決定打となったのは、『フォーマット』を学ばれたことです。
メッセージを考えだすための型、フォーマット。
全部お話しすると長くなるので、端折ってお伝えします。
響くメッセージが浮かぶ、POPフォーマット
【ステップ1】おすすめ商品を決める
何でもいいので、あなたがお勧めする商品を一つ決めます。これはいけますよね、特に難しくありませんよね。
続いて、お客さまにその商品をお勧めしたとして、納得してご購入くださればOKです、っが、大抵の場合はそううまくいきませんよね。10人にお勧めして、2~3割の方が購入くださったら、OKみたいな感じじゃないでしょうか。
「なぜお客さまは購入しないのか?」
きっと何か理由があるから、ですよね。おそらく言葉には出しませんが、あなたのお勧めに対して、「そうは言っても、、、、」胸の内で何かしら反論しているはず。
お客さまが心のなかで呟いている『反論(ツッコミ)』は何か?これを考えるのが、【ステップ2】です。
響くメッセージが浮かぶ、POPフォーマット
【ステップ2】ツッコミどころを考える
さらに、お客さまのツッコミどころを流れよくメッセージにして書く。これが【ステップ3】。※時間の関係で思いっきり端折ります(笑)
…先ほどご紹介した、うなぎのPOP、2枚目は今のワークを実際にやってみて、お客さまのツッコミどころを想像。メッセージに落とし込んでもらいました。
「どの部分がツッコミどころなのか?」
想像しながら、先ほどのPOPを見返してみると、新たな発見につながると思います。
成果をつかむ入口はフォーマット
守破離って、よく言うように、
- 守「基本や型を身につける」段階
- 破「既存の型を破り発展させる」段階
- 離は、、
成長するためには、まず最初に基本の型を学ぶのが近道だと思っています。これはPOPも同様です。
セミナーや講座で今回のようなメッセージを引き出すフォーマットを学ぶ。そこから速攻で成果をつかむ方は多いです。
型を学んで成果が上がれば、楽しくなる。
「もっとやりたい、次のを書きたい」
次へのモチベーションになるし、違ったパターンや創意工夫が生まれやすくなります。
(逆にはじめにズッコケると二度とやりたくない。。)
POPに限らず、
- 基本の型を学ぶ
- 成果を上げる
- 違うパターンも試す
これらは様々な分野にもいえる成長ステップだと感じています。
※大好評!?の(笑)POPセミナー受講者さんが書かれたPOP、ビフォーアフター解説シリーズはこちらの記事でもご覧いただけます。