「なんかすごいこと書かないと、、、」
「インパクトのあるフレーズって、ないかな、、、?」
「お客さまの目を留める言葉って、、、?」
手書きPOPを書く時に、こんなこと思っていませんか?
【手書きPOP】=【お客さまの目を留めなきゃダメ】
この思いが強いがあまり、かえって手書きPOPのハードルを上げている。
そんな方がじつに多いです。
…手書きPOPって、もっと気楽に考えて良いモノです。
特別に考える必要って、ありません。
今日は、手書きPOPにどんなことを書けばいいか?
その目安になる話をします。
実際の事例も交えながらお伝えします。
手書きPOPセミナーでのひとコマ
以前、セミナーをやっていたときのことです。
参加者のお一人に、地鶏をつかったコロッケをつくっている方がいらしたんですね。
その地域特有の地鶏。
そのお肉をつかったコロッケです。
っで、そのコロッケをイベントで販売していきたい。
今よりももっと数を多く売りたい。
そのために手書きPOPを学びに来ました。
という女性の方がいらしたんですね。
…実際に何回かセミナーのなかで、手書きPOPも書いてもらいました。
色々とやり取りをしたんですね。
その彼女のPOPに書かれていたメッセージ。
何回か書かれたうちの初めのモノ。
- この鶏はいかに希少なものか?
- いかに肉質がすばらしいか?
- いかに美味しい?
といった事を手書きPOPに書かれていたんです。
地鶏に関する説明が中心でした。
っで、僕とその彼女。
2人でそのPOPを見ながら、、、
「うーん、いまいち、何か伝わらないよね、、」
色々と思案していたんです。
そこで色々と商品のことを聞いたり話をしていると、
ふと彼女がこんなことを言ったんです。
それを聞いた僕は、
「それ良いじゃないですか。
それ、手書きPOPのメッセージにしてくださいよ」
って、すぐさまその場で彼女にそう伝えました。
その内容こそがもっとも響くPOPのメッセージとなりました。
彼女が話してくれた内容
そのセミナー参加者の彼女が話されたのは、こんな事でした。
いやぁ、うちの娘がですね、
このコロッケ大好きなんですよ。
普段、朝ごはんはあんまり食べないのに
このコロッケをつかってサンドイッチをすると、ペロッと完食するんです。
ふだん、娘は鶏肉とかぜんぜん食べないのに。。
っと、このようなことを僕に話してくださったんです。
僕はこれを聞いて、
「あぁ、いいな」
って思いました。
そして、手書きPOPに書くようにお勧めしました。
というのも、
非常に身近な話だったから。
ごく普通に、どこの家庭でも(お子さんがいらっしゃれば)、ありそうな話だったので。
なので、妙に親近感が湧いたし。
「あぁ、ありそうだ」
そう思ったからです。
…そうなんですよね、
手書きPOPに書くネタって、何も特別である必要なんてないんです。
ごく身近で起こっていること。
それでいいんです。
というか、身近なネタであればあるほど響くんです。
その身近な、どこにでもありそうなメッセージっていうのは、お客さまにとって親しみやすい。
リアルなエピソードとなるのです。
「商品を買ってもらおう」
と妙に狙ったメッセージよりも、
- 日々、日常に起こっていること
- 誰しもが経験していること
- POPを書いた人のプライベートに関すること
に近い情報であればあるほど、お客さまにとっては心に入って来やすい。
本当のリアルな話として受け取められるんですね。
…いかがですか?
あなは普段手書きPOPを書かれるときに、
「なんかすごいこと書かないと、、、」
「インパクトのあるフレーズって、ないかな、、、?」
「お客さまの目を留める言葉って、、、?」
こういう考えをされていませんか?