「どうやったら笑ってくれんねやろぅ?」
話せど話せど、参加者の反応は薄い。
背中にはジワッと汗が。。
まさに、昨日のセミナーはそんな状態から始まりました。
順調な滑り出しのはずだったのに、、、
昨日、手書きPOPのセミナーだったんですね。
今月2回目のシリーズ開催です。
僕は、30分前に会場に到着。
トイレを済ませ、部屋に近づくと、担当者さんの姿が。
セミナーで使う資料を配ってくださっていました。
「こんにちは、今日もよろしくお願いしますね」
挨拶をすませる。
「…最近なんか面白いことありますか」
とか言いながら、10分くらい話していたんでしょうかね。
次第にセミナー参加者さんも次々と部屋に入って来られました。
席に着かれた方と、順に名刺交換をする。
「セミナーの内容に反映できることがないかな?」
参加者さんがされているお仕事のことや、手書きPOPを書かれたご経験など。
参加者さんと話をしながら、その辺りも聞かせてもらい、、
そうこうしていると、セミナー開始の時間になりました。
セミナースタート!
担当者さんのあいさつ、説明が5分くらいで終わり。
そして、僕にバトンが渡されました。
「手書きPOPセミナー」のスタートです。
こちらは昨年、高知県でおこなった手書きPOPセミナーの様子
参加者さんは、初めてお会いした方ばかりだったので、自己紹介を簡単に。
大阪の産直店で働いていたことや、
なぜ、僕が手書きPOPをやり始めたのか?
といったことを3分くらい話したのかな。
…その間(自己紹介をしながら)、参加者さんのお顔を見てたんですね。
「どんな感じだろう?
緊張ほぐされたかな?
興味持たれているかな?(午後1番の時間だったので)眠くなさそうかな?」
とか、参加者さんの様子をみるという意味を込めて、皆さんの表情をうかがっていたんですね。
すると、、、どうも反応が薄い。
想定していたより、皆さんの表情がない。
僕の場合、大抵セミナーの始まりっていうのは、皆さんの反応は薄い傾向があるんです。
皆さん、場に慣れるまでに時間がかかったりするので、ね。
…にしても、ちょっと。。
例えば、僕の右斜め前に座られていた女性の参加者さん。
お顔を上げて、ずっと僕の方を見てくださっている。
視線を合わせてくださっている。
…んだけど、笑顔はゼロ。。
笑ってもらおうと、僕が(僕なりに)面白い(と思う)話をする。
だけど、ニコッっていう笑いはなし。
頷いてはくださるんだけど。
まぁ、いつも通りといえば、いつも通り。
想定内。
僕がセミナーの初っ端から笑いをとりまくる、、そっちの方が稀なんですが(笑)
でもね、さすがに僕も焦るわけですよ。
場の雰囲気がカタいとね。。
そこで、僕がとった行動。
- 僕自身が思いっきり「スマイル」をつくってみた
- 手書きPOPを「書くワーク」の時間にした
- サッカー本田圭祐選手の「モノマネ」をした
いったい何をしたと思います?
お客さまとの距離を近づけるワザ
セミナー開始スグの僕は、かなり焦ってました。
思ったように参加者さんからの反応がない。
欲しかった笑いがない。
そこで、その場を打開しようとある事をしました。
…実は今話したようなチュエーション。あなたの日々のお仕事の場でもないですか?
例えば、来店されたお客さまの接客をされるとき。
- 入店されたお客さまを見つける
- ご挨拶をしようと近づく
- 話しかける
こんな事をした時に、お客さまの反応が薄い。
後ずさりをする。
会話が続かない。
…僕は産直店時代によくあった光景の1つです。
常連さんだと、勿論そんなことはないのですが、初めてっぽいお客さま。
僕も仲良くなりたくて、お店に馴染んでもらいたくてアプローチする。
よくやってました。
そして、よく玉砕もしてました(汗)
でも、ある時からその玉砕の確率もずいぶん減りました。
お客さまに近づく時に、ある事をするようになったのです。
- 商品を見せたり
- 試食を提供したり
- 商品の品出しをしたり
何かのアクションをしながら、お客さまに話しかけるように心がけたんです。
すると、明らかに反応は良くなりました。
結構な確率でお客さまと会話を続けることができました。
その後も仲良くなり、リピートしてくださるお客さまも増えました。
…お客さまに近づくときに、
- そのまま何もせず…か?
- 何かをしながら…か?
たったコレだけでの違いだったのですが、お客さまからの反応は大きく変化しました。
お客さまとの距離。
心理的距離をずいぶん近づけることができたように思います。
…ちなみにですが、昨日のセミナーで僕がとった行動。
それは、、
3.「手書きPOPを「書くワーク」の時間にした」です。
参加者さんにPOPを書いてもらうと、たいてい皆さんの表情は柔らかくなります。
ヘタに僕が喋るよりもね!
笑ってもらおうと喋ればしゃべる程、大抵ドツボにはまるのがオチです(笑)