高知県で手書きPOPのセミナーでした。
食品メーカー、機械製造、電化製品店、、、など今回もさまざまな業種の方が参加くださっていました。
その先日のセミナー中でもお伝えしたことの1つ。
手書きPOPで成果を上げる上で、非常に重要なポイント。
かつ、多くのPOP実践者が間違う部分。
今日は、こちらでも共有いたしますね。
メッセージは語呂にこだわり過ぎない
セミナーをしていて、参加者さんが書かれる手書きPOPを見ていて。
よく感じていたことの1つ。
それは、語呂にこだわる方が多いということです。
手書きPOPに書くメッセージ。
- 耳触りのよくなるように、、、
- 語呂がよくなるように、、、
- リズムが出るように、、、
ここを意識し過ぎる方がかなり多いのです。
そして、気にし過ぎるがあまり、どこかで聞いたことのある。
新鮮味に欠ける。
ありがちなメッセージになってしまう。
このケースが非常に目立ちます。
例えば、、ですよ。
あなたが食品スーパーで働いているとして。
今週の重点商品として、イチゴを売ることになったとします。
その時に、イチゴにつけるPOPメッセージを考えた。
そこで語呂の良さを意識するがあまり、
「さっぱりとした甘さがさわやかです」
といった手書きPOPをつくった。
…これって、お客さまの心に響くと思いますか?
たしかに語呂はイイ
読んでみたときに、リズム感もある。
耳触りもいい。
しかし、、ですよ。
- 「さっぱりとした甘さ」
って、一体どんな甘さなのでしょう?
- 「甘さがさわやか」
って、どんな感じなのでしょう?
読んだときのリズム感や語呂の良さというのも、たしかにポイントの1つです。
しかし、あなたが手書きPOPを書かれる目的というのは、何でしょう?
…映画ポスターにつかわれるコピーをつくりたい。
ここではないですよね?
…販売する商品を売る。
これがあなたが手書きPOPを書く目的のはず。
であれば、語呂とか耳触りの良さとかを気にし過ぎないことです。
語呂が良さでは、お客さまの心は動きませんから。
耳触りがいくら良くっても、お客さまの行動(購入)にはつながりにくいです。
あなたが伝えるべきは、
そのイチゴの「さっぱりとした甘さ」というのは、どういう甘さなのか?
具体的にお客さまに伝えてあげることです。
「さわやかな甘さ」ではなく、もっとリアルな生活感のある言葉で伝えてあげること。
これが、手書きPOPで成果を上げる。
モノを売るということではないでしょうか?
さて、1つ確認してみましょう。
今あなたのお店の売場に手書きPOPがあるとしたら、、、。
そのメッセージは、ものごとを具体的に表現しているか?
語呂やリズムの良さに重点が置かれたメッセージになっていないか?
ぜひ、チェックしてみましょう。
成果を上げる手書きPOPを作り上げる1つのステップです。