今のように商品がたくさん溢れている時代、お客さんから選ばれるには、以下の3つの要素が欠かせないんじゃないかと思っています。
- 商品の品質
- 信頼感(関係性)
- 仕事や商品に対する想い
ココをいかにお客さんに感じてもらえるか?
選ばれるには、すごくすごく大事なポイントになってきます。
1.商品の品質やこだわり
食べ物だったら、美味しいモノを食べたい。
サービスを受けるのだったら、より上質のものを。
お客さんだったら、当然抱く気持ちです。
商品の提供側は、そのニーズに応えていくために可能な限り優れたモノを出していく。当たり前のことかもしれないけれど、欠かせない要素になってきます。
2.信頼感(関係性)
1.の商品品質というのは、すごく大事だと分かっている。
ただ、今の時代って、どこで売られている商品もそこそこ優れています。品質など商品力で他店との違いを出すのって、並大抵じゃないと思うんです。
そこで、お客さんに選んでもらうための優位性の1つになるのが、
「誰から買うか?」
この、”誰から?”の部分でお客さんと強い結びつきを持つことです。
3.仕事や商品に対する想い
上記2.の「信頼感」の土台にもなってくるんだけど、
「どうして、今、その仕事をしているのか?」
「どうして、その商品を売っているのか?」
商品を扱っている人の気持ちに触れるコトで、共感を抱く。
他店でも売られている商品が、特別なモノになる。
そう感じるお客さんって、結構いると思うんです。
・・・一方で、多くのお店や会社は、商品の良さを伝えることに注力している。商品を扱う人間の内面(気持ち)を伝えることは意外とやっていない。だから、重要になってくるし、お客さんにも響いてくるのです。
じゃあ、どうやって伝えるか?…伝え方が重要
一方で、商品を売るお店や会社側は、上記3つの要素をお客さんに伝えられているか?
というと、ビミョウだと思うんです。まだまだやれる事ってある。
・・・僕の知り合いのクリーニング屋さんが、このようなお便りを出されています。
個人店でやられている若大将。
大手とは違う、個人店ならではの”手仕事”や”こだわり”をお客さんに伝えたいと思われていた。
そこで若大将は、あるキッカケからこの「通信」をつくられました。
こだわりの部分や、どうして今の仕事をしようと思ったのか?想いの部分も含めてお客さんに伝えられています。
…お客さんって、こっちが思っている以上に僕のこと興味持ってくれるんですね
想像していた以上の反響に驚かれていました。今では定期的に、お客さん宅へ配達に行った際に渡されているそうです。
ニュースレターを出されるお店や会社が猛烈な勢いで増えている
今、僕のまわりでも、このようなお便り(ニュースレター)を出されるお店が増えています。
ご相談も猛烈な勢いで多くなっています。
自動車修理・販売、治療院、サロン、薬店、鮮魚店、理容院、雑貨店、飲食店、食品製造、ガス器具販売店、農業生産者、商工会、行政関連団体、、、
今年、ボクが関わらせてもらっているだけでも業種を問わず、かなりの数です。今日もそうでした。
では、今話をしている”お便り(ニュースレター)”を出すメリットは何なのか?パッと今思いつく発行するメリットを挙げてみると、
- チラシよりもハードルが低い
- 一気にお客さんにアプローチできる
- 売り込み感が少ないので、お客さんに渡すのにも抵抗がない
- ガリガリ売り込まなくても、購入(受注)につながりやすい
- お客さんと仲良くなれる(仕事が楽しくなる)
などなどあります。
また活用法としても、単にお客さん宅へ郵送するだけじゃなく、色々使えたりします。例えば、先ほどのクリーニング店の若大将のように、
- 配達時にわたす
という他に、
- レジで精算時に渡す
- 発送商品への同梱
- 訪問時の営業ツール
など、ニュースレターを出す際のネックになるコスト。ここを費やさずに活用できる方法はいろいろとあります。
以前に購入してもらった。だけど、それからお客さんに対して何もアプローチができていない。放りっぱなしになっている。
「・・・お客さんに思い出しさえしてもらえれば、注文につながりそうなのに、、、」
そういうお店や会社は結構たくさんあります。そのお客さんに対して、こういった販促物で連絡をとってみる。
・・・チラシやDMだと、売り込みっぽくて気が引ける。
だけど、このお便りだったら大丈夫そうだ。
そう言って、実践される方も多いんです。
僕自身、約10年前に大阪で働いていた産直店時代から発行していました。もちろん、現在も毎月出しています。
お便り(ニュースレター)はいわば、会社やお店のPOPです。他社ではなく、お客さんに自社を選んでもらうための理由を創り出せるツールの1つです。