お客さまが欲しいのは、「結果」。
その商品をつかって得られる「未来」。
これこそ、お客さまの求めているモノです。
手書きPOPを通じて、この未来を感じられたとき。
お客さま、その商品をカゴに入れてくれるのです。
今日は、手書きPOPを書く時に意識しておきたいこと。
心持ち(マインドセット)の話をします。
常に問いかけ続けよう「結果、結果、結果、、、」
ちょっと連想してみていただけますか。
例えばですよ、この週末に家族で外食に行くことになった。
「どこのお店で食べようか?」
奥さんと話し合いになる。
そこで、候補に挙がったのが、2つのお店。
- 天ぷら屋さん
- 回転寿司のお店
さぁ、どっちにする?と奥さんと話している。
1.の天ぷら屋さん。
専門店なので、美味しい、揚げたての天ぷらが食べられる。
しばらく2~3年行っていないので、久しぶりに行ってみたい。
あのアツアツの香ばしい天ぷらを久しぶりに食べてみたい。
そんな気持ちになっています。
…ただ、天ぷら屋さんへ行く!と即決できない。
そこには1つの理由があって。
「6才の娘さんが気に入らないんじゃないか?」
天ぷら自体は嫌いじゃない。
だけど、あの天ぷら屋さんで娘が楽しそうに、笑顔で食べている。
そんなシーンを連想できないのです。。
一方、もう1つの選択肢。
回転寿司店。
こっちのお店はどうだろう、、、?
こっちだったら、天ぷら屋さんに比べて、娘さんの喜ぶ姿が連想できる。
笑顔で楽しそうに、回転寿司のレーンを見てる。
帰りの車のなかでも、上機嫌。
そんな娘さんがイメージできる。
お寿司自体は、そんなに食べたいと思わないけれど、、、。
でも娘さんが喜ぶのはどっちだろう?
そう思うと、、、やっぱり回転寿司かな。
そんな結論になった。
ここで週末の外食の選択肢を選ぶ、
その決め手となったのは、、?
- 娘さんの喜ぶ姿
- どっちのお店だったら、娘さんが笑顔になるか
- そのシーンを思い浮かべられるか?
この辺りだと思うんです。
となると、ここには商品の特性とかは関与していませんよね。
(もちろん、対象となるお客さまの層にもよりますが(今回は子供連れファミリ―だった))。
食べられる料理の美味しさ感からいえば、天ぷら専門店。
こっちに軍配が上がっていたわけです。
大人の2人(本人と奥さん)は、あの揚げたての天ぷらを久しぶり食べてみたいな、そう思っていた。
だけど、お子さんのことを考えると、そうはならなかった。
回転寿司店の方が、娘さんは笑顔になるだろうな。
上機嫌になるだろうな、そう感じられたということです。
選択の基準とは?
要は、お客さまが財布を開く、その際に選択基準となるのは、
- 商品の品質(特長)
ここばかりじゃないよ。
その商品を通して得られる「未来」。
ここを明確にイメージできる方が、選択肢として選ばれやすくなってくるのでは?
我々が、手書きPOPを書く際に。チラシを書く際に。
1つの教訓として意識しておきたいこと。
その商品を通じて得られる未来(結果)。
そこをお客さまに伝えるために、メッセージを書くということなってきます。
さて、現在書かれている手書きPOP。
そちらのメッセージから、商品を通して得られる未来は感じられそうですか?