手書きPOP に関するご質問をいただきました。いただいた内容は、こちらです。
手書きPOPが店舗のイメージや雰囲気と合っているか?
分からず、心配です。
高級感を出したいお店や商品に、手書きPOPは似合わないのでは?
こう感じられる方は、少なくありません。
確かにその通りだと思います。
例えば、シャネルのブランドの化粧品に私の手書き文字が似合うのか?手書きPOPを付けると
販売数は伸びるのか?
と言われると、違和感を感じますよね。
手書きの文字がブランドイメージを崩してしまう危険があります。
手書きPOPの注意点
今回ご質問をくださった方のお店や商品がどんなものなのか?把握していないので、詳しくは言えませんが、
「高額商品に手書きPOPは似合いにくい」
これは、その通りだと思います。
よほどこだわった字の書き方やPOPの台紙の工夫をしないと、商品イメージを崩してしまいかねません。ただ、ここで1つ注意したいポイントがあります。
「そもそも、なぜ手書きPOPをつかうのか?」
手書きPOPを活用する目的を考える必要があるのではないかと思うのです。
なぜ、手書きPOPを使うのか?
今、このブログを読んでくださっているという事は、あなたも手書きPOPに少なからず、ご興味があるのではないでしょうか。
では、ここで考えてください。
『あなたは、なぜ手書きPOPを使いたいのですか?』
『パソコンでつくったPOPでは、駄目なのでしょうか?』
…
おそらく、あなたはこう考えられたかもしれません。
手書きの方が売れるんじゃないですか?
手書きの方が目が留まりやすいでしょう?
臼井さん(筆者である私)も手書きPOPが良いと言っているじゃないですか?
確かにその通りです。
手書きPOPの方が目に留まりやすいし、書き手の温もりも伝わりやすいです。結果、商品の販売数も増える、その可能性は高まります。
ただ、ちょっと天邪鬼っぽい話になりますが、ここで1つだけ抜かして欲しくないポイントがあるんです。
それは、
「手書きPOPは、書き手の存在が伝わりやすい」
ここが手書きPOPをつかう最大のポイントであり、あなたにお勧めする理由です。

調剤薬局店でこだわり商品につけた手書きPOP
手書きじゃなくても良い
お正月の元旦のことを思い出していただけますか。
1月1日、朝起きて、玄関のポストを確認しますよね。いまでは随分その習慣も減ったと思いますが。
すると、輪ゴムで束に留められた年賀状を手に出来ると思うんです。輪ゴムを外し、ご自身宛てと家族宛ての年賀状に分ける。※うちの宣伝部長(娘)が小さい頃は、その役を楽しんでやってくれていました(笑)
「誰から来たのかな?」
1枚1枚、楽しみにしながら年賀状をめくる。すると、今の年賀状の多くは、パソコンのソフトをつかった定型フォーマットで印刷されていますよね。
大体みんな同じような挨拶文が書かれている。そんな中、たった1文でも、
「本年もよろしくお願いいたします」
といった挨拶文が手書きで書かれている年賀状を見つけると、どうでしょう、パッと目が留まりませんか?何度も年賀状をめくって、
「誰からかな?」確認しませんか?
心が惹きつけられる理由
その時、あなたの脳みそ君のなかでは、こんな事が起きているのではないでしょうか。
年賀状の送り主の顔をモワモワと思い浮かべている。
手書きの1文を見ながら、年賀状の送り主を思い出す。
「あー、〇〇さんか」「お子さん、もうこんなに大きくなったんだ」
…簡潔にいえば、これが、『書き手の存在感』を感じるという事です。そして、この書き手の存在感が、手書きPOP(販促物)で成果を上げるうえで重要なポイントになってくると考えています。
私たち人間は、書き手の存在感を感じることで、
「あぁ、わざわざ書いてくれたんだ」温もりを感じます。
近所の八百屋の大将が、
「今日のトマト、美味しいよ。お買い得だよ」
これは文字ではなく、言葉での存在感。大将がお勧めしてくれるからこそ、買ってみようかなと思わせる。
これが書き手の人柄を感じる事であり、手書きPOPで成果を上げる際立って重要なポイントです。
POPをパソコンでつくっても良い理由
「手書きのほうがいいですか?私は字がヘタなんですけど、、」
POPセミナーをしていると、よくご質問をいただきます。個人的な意見を言うならば、書き手の存在感を感じられるのなら、
パソコンでつくろうが、
手書きで書こうが、
どちらでも良い。
要は、POPに書かれているメッセージから『あなたの存在感』を感じられるかどうか?
「誰がそのメッセージを書いているのか?」
「誰がその商品をお勧めしているのか?」
が伝わっているかどうか。ここが最大の肝の部分です。
手書きPOP でもダメなパターン
逆にいえば、手書きPOPであっても、書き手の存在感を感じないもの。
例えば、POPに書かれている「商品名」と「価格」の部分を、他社の商品に書き替えても、そのままPOPが使えるメッセージ。これらは手書きで書かれていても、その効果を発揮していないケースです。
例えば、こちらのPOPをご覧ください。以前開催した POPセミナー 参加者さんが書かれたPOP
手書きPOP 事例1

POPセミナーで受講者さんがノウハウを学ぶ前(セミナー序盤)に書かれたPOP
もしも、その商品を扱っているお店が他にあれば、そのまま使えるPOPな気がしませんか?価格さえ書き換えれば、どこのお店でも使えるみたいな。
言葉は悪いですが、誰が書いても同じ文章になっているので、お客さまが読んでも共感しづらい場合が多いのです。
じゃあ、今度こちらのPOPはどうでしょう?
手書きPOP 事例2

POPセミナーで受講者さんがノウハウを学んだ後(セミナー中盤)書かれたPOP
先ほどご覧になったPOPとは少し印象が違いませんか?
見た目的に文章量が増えている、というのもありますが。書かれている内容を読んでみると、その違いがわかるのではないでしょうか。
ちょっと抽象的ですが、POPを書かれた方の商品に対する想いや、この商品をお勧めする理由みたいなのがメッセージを通して透けて感じられませんか?
手書きPOP が購買を後押しする理由
『手書き』の文字って、書く人によって字体も違うし、癖も違いますよね。だから、
「誰が書いたのか?」
書き手の存在が伝わりやすいと思うのです(先ほどの年賀状の例のように)。
ただそれだけだと、商品を購入する動機としては物足りないので、お勧めする人・POPを書く方の人柄やお店のスタンスが伝わるメッセージにする。そうする事で、読んだお客さまも共感し、
「そうか、じゃあこの商品を買ってみよう」
と心を動かすケースが多いのではないでしょうか。
何より重要なこと
いただいた冒頭のご質問、
「手書きPOPが店舗のイメージや雰囲気と合っているか?分からず、心配です。」
気がつくと、話がずいぶん逸れてしまいました、、(苦笑)
もしも、ご自身的にお店の雰囲気と合わない、違和感を感じるのなら、手書きにこだわらなくてもOKではないでしょうか。
それより重要なのは、
あなたやスタッフさんの人柄が伝わる、
あなたのお店のスタンスや考え方(こだわり)が感じられる、
そのようなメッセージ内容を意識される。
ここがPOPを活用する上で(いえ、POPに限らず商品をお勧めする際の)最大のポイントになってくると考えます。
内容が随分逸れてしまいましたが、何かヒントになると嬉しいです。
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