【無料テキスト】社員2名で年商1億3千万円の秘密>>

「目を引くメッセージ」を考えるより…大切にしたいこと

 

「どんな言葉を書けば、お客さんの目を引くんだろうか?」

手書きPOPをつくっていると、一度は考える視点だと思うんです。

 

ただ、今からの時代、もっと大切にしたい考え方があって。

それは、

「どれだけ親しみを感じられるか?」

親近感を感じてもらえるメッセージをつくることが、1つのカギになってきます。

目を引こうとすると生まれる2つのデメリット

強烈な、お客さんの目を引きそうなコトバを探す。

秀逸なキャッチコピーでお客さんを振り向かせる。

すごく理解できる考えです。

僕自身も新商品を売るときに、この視点でセールスレターをつくったこともあります。

 

ただ一方で、多くのお店や会社が上記のような方法で情報発信をしている現在。

この従来のやり方だと、デメリットが出てきます。

パッと思いつくだけでも、少なくとも2つ。

 

1つ目は、「他社と同じになりやすい」。

どこのお店や会社も情報発信するのが当たり前の今、メッセージが均一化。

似たものになりやすい。

当然、他社と同じメッセージで発信していても、お客さんには喜ばれませんよね。

読まれず、埋もれてしまう。

そんな恐れがあります。

 

もう1つの理由は、「信頼されにくい」。

目を引く言葉はなんだろう?

この視点で考えられたメッセージは、どうしても造られた感が漂う。

悪い言い方をすれば、胡散くさい表現になりやすい。

読むお客さんからすれば、信頼できないメッセージになってしまう。

結局は、目に留まらない情報になってしまうのです。

手書きPOPで大切にしたいこと

手書きPOPをつくるときに、心に留めておきたい1つの考え方として、

【言文一致】、

こんなのがあります。

日常に用いられる話し言葉に近い口語体を用いて文章を書くこと。

もしくはその結果、口語体で書かれた文章のことを指す。口語体で書かれた文章を口語文という。

Wikipediaより

 

要は、「話し言葉」=「書き言葉」を同じにする、ということです。

 

実はこれ、手書きPOPでもすっごく重要な考え方で。

POPに書くメッセージも、普段あなたがお客さんに話している言葉(内容)。

それをそのまま書く。

この考え方がすっごく大切になってくるのです。

 

例えば、こちらの2枚の手書きPOPを見ていただけますでしょうか。

ある農業学校で手書きPOPの講習会をしたときに書いてもらったモノです。

新規就農を目指し、有機農業を学ばれる生徒さんが書かれました。

 

まずこちらは、講習会始まってスグに書かれたモノ。

 

何にも知らない真っ新な状態で書かれた手書きPOP

何にも知らない真っ新な状態で書かれた手書きPOP

 

参加者さん自身が育てられる人参について書かれました。

「嶺北」というのは、人参を育てる畑のある地名です。

 

っで、次が、講習会最後に書かれた手書きPOPです。

 

2015070601

講習会の最後に書かれた手書きPOP

 

・・・いかがでしょうか?

同じ人参について、同じ方が書かれたPOPです。

受け取る印象、何か違いますか?

普段話す言葉で手書きPOPも書いてみる

文章にして書くというと、どうしてもカシコマッテしまう。

そういう方が多いと思うんだけど。

普段のまんま。

いつも接客している時につかっている、

  • コトバ
  • 内容

をそのまま、手書きPOPのメッセージに落とし込む。

これができると、冒頭で話したような

  • 「他社と同じになりやすい」
  • 「信頼されにくい」

これらの問題をクリアしやすくなってきます。

 

ご紹介した2枚の手書きPOP。

1枚目は、どちらかというと、、、どこかで見たことあるようなフレーズ。

他の(人参をつくる)生産者さんなら、書けるかもしれない。

メッセージになっている感じがしませんか?

 

しかし、2枚目になると、その課題は払しょくされています。

この生産者さんにしか書けない内容になっている。

しかも、書かれていることに疑いの余地なんてない。

信頼できるし、親しみの感じるメッセージになっているんじゃないでしょうか。

 

今からの時代、

「どんな言葉を書けば、お客さんの目を引くんだろうか?」

という考え方も大事だけれど、

「どれだけ親しみを感じてもらえるか?」

「親近感を感じてもらえるメッセージになっているか」

この視点が、手書きPOPをつくる上でも1つのカギになってきます。

 

 

 

社員2名の小さなお店の大逆転

社員2名、売場面積30坪。周囲は全国規模の競合がズラリ。ずぶの素人が、小さなお店で販促費ゼロで起こした奇跡とは…?その秘密をこちらで公開しています

ABOUT US
臼井 浩二POPコミュニケーション合同会社 代表
社員2名、売場面積30坪の小さなお店で年商1億3千万円を達成。パートを募集すれば「娘を働かせたい」とお客が順番待ち。一風変わったお店での経験をもとに現在はPOP広告を活用し、モチベーションと数字を高める現場マネージャーとして販促・人材育成の支援。サポート実績は200社以上、上場企業でのセミナーや社員研修など累計受講者数は3千名を超える。近著「選ばれるお店」。信念は「売れる体験を通して、仕事にさらなる情熱と愛着を」 。