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手書きPOPにつかう『ペンの色』と『紙の色』は何色が良いですか?

ご質問を頂きました。

POPに使う紙の色とペンの色は何色が良いですか?

『手書きPOP7つの極意』、ご登録者の方からです。

POPを書くときに、何色のペンを使えば良いか?
そして、何色の紙を使えば良いか?

セミナーをしていても、よくご相談を頂くポイントの1つです。

ですので、今日はここ、

手書きPOPの『ペンと台紙の色使い』について
一緒に学びたいと思います。

色を意識する上で気をつけたい事

書くペンの色を選ぶ際に、1番に意識したいこと。


それは、『目立たせる』ことです。

あなたが折角書かれた手書きPOPが
目立たず売り場に埋もれてしまっては意味がありません。

お客さまに気づいてもらって、なんぼです。

気づかれないと、肝心のメッセージも読んでもらえませんからね。

とにかく目立たせる。

これが色使いにおいての基本です。

では、その観点を踏まえた上で、まずはペンの色から見ていきます。

どんなペンの色をつかえば、目立つのか?
お客さまに売り場で気づいてもらえるのか?

みていきましょう。

ペンの色で目立たせるコツ

手書きPOPでつかうペンの色を選ぶときのポイントは、

『違う色』

を使う、ということです。

例えば、手書きPOPを書くときに紙面上に、

  1. キャッチコピー
  2. メッセージ

大きく言うと、この2つのコーナーがありますよね。

その時に、キャッチコピーとメッセージに同じ色を使わないということです。
具体的には、

  1. キャッチコピー:黒色
  2. メッセージ:黒色

こういった色使いは避けよう、ということです。

手書きPOPサンプル 色使い

キャッチコピーもメッセージも両方を黒で書いたPOP

キャッチコピーとメッセージは違う色のペンで書く。
これが基本です。

…なぜか?

というと、目立たないからですよね。

例えば、同様に、

  1. キャッチコピー:赤色
  2. メッセージ:赤色

これも目立ちませんよね。

手書きPOPサンプル 色使い

逆に、キャッチコピーもメッセージも両方を赤で書いたPOP

すべて同じ色。

本来なら、キャッチコピーを目立たせて
その後メッセージを読んでもらう。

この流れを作っていかないといけないんだけど
この流れがつくれない。

どこがキャッチコピーで、どこからがメッセージなのか?

が分かりにくい。

お客さまが売り場でPOPを見たときに
キャッチコピーからメッセージまでを
一塊で捉えてしまいますよね。

そうじゃなくって、まずはキャッチコピーを目立たせる。

キャッチコピーを読んでもらう、
そこから続けてメッセージを読んでもらう。

この流れを作ることが先決です。

もっともシンプルで目立ちやすい配色

  1. キャッチコピー:赤色
  2. メッセージ:黒色

これが、もっともシンプルで目立ちやすい配色です。

先ほども書いたように
まず目立たせるのはキャッチコピーなので
赤色で書く。

そしてメッセージ部分は
ある程度文章量を書くので、読みやすい黒色。

僕たちは、黒の字に慣れていますよね。

学校でも、ずっと黒の字の教科書を読んで
勉強してきましたよね。

なので、落ち着いた読みやすい黒色でメッセージを書く。

これが基本のペンの配色です。

あとは、商品や売り場の雰囲気に合わせて
バリエーションを増やしていくのが良いです。

POPの台紙は何色をつかえば?

さらに、頂いていたご質問、
『紙の色』についてですよね。

ただ、ここは少し難しい所でもあって。

要は、売り場やあつかう商品によって
色も変わってくるからです。

例えば、野菜に手書きPOPをつけるのに、
緑色の台紙を使ったら、どうでしょう?

売り場で目立ちそうですか?

それとも、埋もれてしまいそうですか?

ほうれん草とか小松菜といった
緑色の葉物類にPOPをつけるとしたら
もしかしたら、同系色なので埋もれてしまう可能性がありますよね。

手書きPOP 色使い見本

オレンジを売る売り場に、こんなPOPがあったら目立つのか…?

一方、トマトのPOPに、赤色の台紙をつかったら
これも良くなさそうじゃないですか?

そう、あなたが売られる商品の色に合わせて、台紙を選ぶ
というのが、理想です。

商品や売り場の色との兼ね合いを見て、目立つ。

浮き立つような色の台紙を選ぶのが、ベストです。

売り場で活用できるカラーコーディネート術

商品や売り場との兼ね合いを見て、色を選び魔性、
といっても、

「そのセンスがないから解らない」

という方もいらっしゃるかもしれないので、参考になる話を紹介しておきます。
以前に書いた売り場でのカラーコーディネート術の話です。

売上につながる「売場演出」の技術。どうすれば、目立つのか?カラーコーディネートから学ぶレイアウト術

  • どんな色の組み合わせにすれば、目立ちますか?」
  • 「売場や手書きPOPで、目立つ色の組み合わせを教えてください」

というご質問をセミナーでもよく頂くので
そのあたりのポイントをお伝えしています。

売り場の話がメインになっていますが
手書きPOPも同様です。

同じように色使いについては当てはまります。

「色使いのセンスがなくって、よく解らない」
という方はご覧になってみて下さい。

売上げUPだけじゃなく
普段の服装の色使いやセンスもアップするかもしれませんよ。

まとめ

話をまとめると。

色使いの基本は、『違う色』をつかう、
というのがポイントになってきます。

キャッチコピーを赤で書いて目立たせる。

つづいて、メッセージは黒で書いて落ち着いて読みやすくする。

これが手書きPOPの基本配色です。

それから最後に1つ補足として、たまに、

「カラフルなPOPを書きたいんです」

という方もいらっしゃいますが、それはそれでOKなのですが、
手書きPOPをつかって売上げを上げるという観点からいえば、少し視点はずれてきます。

カラフルにする事が、商品を売るPOPになるか?
というと、必ずしもイコールではありません。

そのあたりについては、ぜひ気をつけて頂きたいと思います。

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ABOUT US
臼井 浩二POPコミュニケーション合同会社 代表
社員2名、売場面積30坪の小さなお店で年商1億3千万円を達成。パートを募集すれば「娘を働かせたい」とお客が順番待ち。一風変わったお店での経験をもとに現在はPOP広告を活用し、モチベーションと数字を高める現場マネージャーとして販促・人材育成の支援。サポート実績は200社以上、上場企業でのセミナーや社員研修など累計受講者数は3千名を超える。近著「選ばれるお店」。信念は「売れる体験を通して、仕事にさらなる情熱と愛着を」 。