「購入につながる書き方を知りたい…」
そんなお声を聞きました。
手書きPOPを書いている。
だけど、イマイチ成果につながっている気がしない。
お客さんに読まれていないんだろうか…
こんな思いを抱えながらPOPを書かれている方、結構いらっしゃると思うんです。
今日は、「購入につながる手書きPOPを書き方って、どういうのなのか?」
この視点でお伝えしていきます。
手書きPOPには、2つのタイプがある
こちらのブログでもよくお伝えしていることです。
手書きPOPには、大まかに分けると2つのタイプがある。
一見すると、冒頭の「購入につながるPOP」を書くこととまったく関係なさそうなこと。
だけど、大いに関係があって。
今日の大きなポイントです。
…じゃあ、ちなみにこの2つって何だと思います?
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「魅せるPOP」と「売るPOP」、
この2種類です。
順に一つずつ説明していきますね。
1.魅せるPOP
売場をつくるとき、新商品を紹介するときに使うPOPです。
そのPOPが置いてあることで、売場の雰囲気がよくなる。
ディスプレイにお洒落感がでる。
こんな目的でつかいます。
POPのメッセージは短め。
イラストが描かれていたりする。
イメージしやすいのは、カフェやイタリア料理店に置かれている黒板。
チョークでお洒落に書かれているのあるでしょう?
文章量はそれほど多くなく、ただチョットお洒落な感じが伝わってくる。
直接、売りにつなげるのではなく、お店や売場の雰囲気づくりにつかわれるPOPです。

前職の営業時代、得意先(高知県サニーマート)の担当者さんに書いてもらったPOP。これこそまさに「魅せるPOP」。ウマイっ!
2.売るPOP
文字どおり、商品を売るためのPOPです。
「POPっていうと、全部売るために使われるんじゃないの?」
って思われるかもしれないんだけど、実際のところそうでもないです。
意図してかどうかは別として、先ほどの「魅せるPOP」をつかわれているケース多いです。
売るPOPの特徴は、メッセージ量が多いこと。
お客さんに商品を購入してもらうには、お客さんの心を動かさなければなりません。
- 短いメッセージ
- ボリュームのあるメッセージ
どちらがお客さんの心を動かしやすいか?
というと、やはり後者です。
短いメッセージ量でお客さんの心を動かすのって、やはり大変です。
(憧れはあるかもしれないけれど)
どちらかというと、体裁よりも中身重視。
イラストとかを使うというより、伝えることに重点を置く。
そして、お客さんに「欲しい!」と思ってもらう。
それが「売るPOP」です。

貼ったその日から注文数が倍になった手書きPOP~売れるPOPの典型
こうして僕の説明だけみると、「売るPOP」がイイじゃない!イイじゃない!
そう思われるかもしれないけれど…
たとえば、新商品を紹介するときには、売場での陳列量も少なくして「魅せるPOP」をつかう。
重点商品で、ガツッと量を売って売上を上げたいときは、「売るPOP」。
陳列量も増やして、売るための売場にする。
使い分けこそ、大事。
「…手書きPOPを書いているけど、イマイチ成果につながっている気がしない」
そんなときは、今書かれているPOPが「魅せるPOP」になっているかもしれないです。
少し伝えるボリュームを増やして、「売るPOP」を意識してみるのも1つの方法ですね。