売場には、2つのタイプがある。
それは、「魅せる売場」と「売る売場」。
この2つをうまく使い分けていくことが、売上を上げる売場には欠かせない。
そんな話を昨日しました。
まだご覧になられていない方は、こちらから。
今日は、その話のつづき。
「売る売場」というのは、どういうものなのか?
ここについて、考えていきましょう。
2.売る売場
もう、その名前の通り、商品を売るための売場です。
言い方を変えると、売上を上げる、
稼ぐ売場です。
たくさんの量を売って、売上を稼ぐ。
前回の「魅せる売場」とは、まったく目的の違う売場。
魅せる売場は、言ってみれば、お客さまに商品をプレゼンテーションする。
ここが狙いでした。
しかし、「売る売場」は、プレゼンというよりも、売る。
ここに注力です。
…僕が大阪の産直店で働いていたときも、この売場をよく活用していました。
例えば、僕がよくやっていたのが、お店の入り口はいってスグの売場。
お客さまにもっともよく見られる売場の1つですよね。
ここを「売場」として使っていたんですね。
特売商品であったり、旬の商品。
これらを大量陳列。
ときには、段ボールを切って、そのまま箱ごと並べる、、、。
商品を山積みにする、、、。
とにかくボリューム感を出す。
ここに注力した売場をつくっていました。
「売る売場」のポイント
あと、あなたにもイメージしやすい所でいくと。
近所のスーパーへ買い物へ行った。
お店の入口の自動ドアをくぐる。
入口はいってスグ。
平台に、袋菓子がダンボールでいっぱいに山積みにされている。
…それを見たときに、どんな風に思います?
・
・
・
- 「これって、新商品なのかな?」
- 「いま、安いのかな?」
- 「売れてる商品なのかな?」
とかって、たとえば思いませんか?
そして、つい商品のほうへ近づいていく。
手に取って見る、、、みたいな。
そうなんですよね。
「売る売場」っていうのは、存在感。
アピール力が重要で。
「この商品は今買ったほうが良いよ」
ということを、いかに伝えられるか?
ここがポイントになってきます。
っで、その1つのやり方として、大量陳列があったりするのですね。
バランスを意識したお店づくり
いずれにしても、
- 魅せる売場
- 売る売場
この2つのバランスをとりながら、お店づくりをおこなっていく。
魅せる売場ばかりだと、お客さまは楽しいかもしれないけれど、お店にしたら売上を稼げない。
売る売場ばかりだと、お客さまは買い物をしていても楽しくない。
素っ気ないお店になってしまう。
うまく2つの売場のバランスを考えることが欠かせないですよね。
店内のところどころ、ポイントごとに「魅せる売場」を点在させる。
そうすることで、足を留める売場。
商品を買う売場。
バランスよくお店につくることが出来るのではないでしょうか。