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「しぃーーーっ内緒だよ」

 

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2日前の金曜日の夜、高知市内のとある居酒屋でのこと。

大阪から高知へ旅行しに来たオヤジ。

そして僕と娘の3人。

…滅多にない組み合わせがそこに。

 

さらにそこから後ほど、もう一人今日の主人公が加わります。

(妻の登場はナシ今日はお休みです)

 

 

…入口の自動ドアが左右に開く。

左右をキョロキョロしながらお店へ入る。

「いらっしゃいませー!」

僕たちの存在に気づいてくれた男性店員さんが通路から近づいてくる。

 

「18時で予約していた臼井ですが、、、」

「ちょっとお待ちくださいね。

・・・3名さまですね。コチラです、ご案内いたします」

 

僕たちが案内されたのは、4名のテーブル席。

入口が引き戸になっていて、ほぼ個室の状態です。

僕と娘、そしてその向かいにオヤジがひとりの並びで席につきました。

「…バターコーンある?」

早速、娘が横から訊ねてきます。

というのも、高知に数多くある居酒屋さんからこのお店を選んだ理由。

それが、娘の大好物「バターコーン」だったんです。

 

前日、今回のお店をネットで探しながら、

「なにか食べたいモノとかある?」

娘にも訊いていたんです。

すると、

「ううん、別にない。

バターコーンがあればいい」

娘からのリクエストは、これだけだったんです。

 

なので、テーブル席へ案内されて1番にしたことは、

「メニューにバターコーンがあるか?」

のまず確認でした。

すると、ほどなくして、、、コン、コンッ。

店員さんがテーブル席へやって来ました。

 

 

「はい、コチラお手拭になります」

と言いながら、オヤジ、僕、そして娘に順に渡してくれます。

続いて、、

「少しだけ説明させていただきますね」

と言って、左手に持っていた1枚のチラシをテーブルに広げました。

よく見ると、それはB4サイズの手書きのチラシ。

僕の大好物です。

食い入るようにジィーッと目を凝らして眺めていると、、、

 

「…今日のオススメを説明させていただきますね」

と女性スタッフさん。

さらに、

 

「この高知県白ネギとフルーツトマトゆず風味のマリネです。

こちらに使われている白ネギとフルーツトマトはすべて高知県で採れたものだけをつかっていますので、非常におすすめになっています。

あと、コチラ。こちらは今日の目玉のヤリイカのお刺身です。

こちらは今日の特別メニューとして、300円の価格でご提供いたします」

 

そう言って、胸ポケットから赤ペンを取り出し、

「300円」と手書きチラシに価格を書いてくれました。

 

「へぇー、そうなんことやるの。オモシロいね」

なんて、普段あまり飲みに行かない僕は、興味津々で見入ってしまいました。

 

赤ペンで印をつけてもらった手書きメニュー

赤ペンで印をつけてもらった手書きメニュー

赤ペンをつかってオススメを強力PUSH

しかも、客の目の前で目玉価格を書き入れるなんて、、、

「おもしろいねぇ~。今のお店ではこういうのが当たり前なの?」

なんて、ほぼ浦島太郎状態で面白がってました。

 

…そこからしばらく時間が経って、お店に来てから30~40分。

ビールと日本酒で程よく酔いもまわったオヤジと僕。

娘もバターコーンと焼きおにぎりで満足していた頃のこと。

僕たち部屋の外から声が聞こえてきたんです。

 

よーく聞くと、先ほどうちのテーブルに(僕の大好物の)手書きチラシを持って来てくれた女性スタッフさんの声っぽい。

話を聞いていると、、、

 

「・・・あと、コチラ。

こちらは今日の目玉です。

北海道産ヤリイカの刺身。コチラは、今日だけの特別目玉価格として、、、、」

 

・・・・?

ん!?

何だか聞き覚えのあるトークだよね。

ついさっき聞いたばかりの、、、ね。

 

「あぁ、やっぱりそうだよね。

うちの席だけ、、、みたいな、そこまでは流石にしないよね。

他のお客さんでも同じことにやるよね。」

 

そんな感じで聞きながら、また日本酒がはいったグラスに手を伸ばしました。

「俺だけ?…私だけ!?」感がキモ

手書きPOPのメリットの1つに、書き手の存在が伝わりやすい、

というのがあります。

パソコンフォントでは感じにくい、書いた人の存在感です。

 

例えば、年賀状とかでもそう。

元旦の日に郵便ポストから取りだす。

束になった年賀状を解きながら、1枚1枚めくる。

すると、宛名面の裏にときおり、手書きでメッセージを書いてくださっている方がいる。

なんだか嬉しい瞬間ですよね。

なんとも言えない気持ちになる。

わざわざ自分に書いてくれたんだ、、、みたいなね。

 

これが「書き手の存在感」を感じるということです。

 

これと同じことが販促物でも使えます。

そしてそれは、手書き販促物のメリットとして際立ってきます。

書き手の存在感を、手書き販促物の1つのメリットに転換することができるのです。

 

先ほどの手書きチラシの店員さん。

僕とオヤジ、娘の前で手書きで「オススメ」を赤ペンで印をつけてくれた。

なかなかのインパクトでした。

  • わざわざ感
  • (目の前で見せてくれる)リアル感
  • ココだけ(!?)感

といった感情が湧いて、すごい新鮮でした。

さらに、ヤリイカに値段を僕たちの目の前で書いてくれたときには、

「おぉーーー」

という感じまでした。

そこまでやるの?みたいなね。

 

そして、その感情の裏には、

「…僕たちだけ!?」感があったのです。

「オレ達だけに提案してくれている」みたいな。

「ちょっと得したんじゃない?」的な感情ですよね。

そこが僕とオヤジには伝わってきました。

 

…薄々は気づいているですよ。

「そんなわけはない。他でも同じようなオススメをしている」と。

でも、グラッとくるんですよね。

店員さんからの

  • 直接的な語りかけ
  • 直接的なオススメ

ここに心がグラッときてしまいます。

「俺にだけ言ってくれている」みたいな感情が湧くんですよね。

 

手書きPOPは、まさにこの心理をついています。

 

書き手の存在感をお客さまに伝える。

感じてもらうことで、

「あなたに語りかけていますよ」

「あなたに話しかけているんですよ」

ということをPOPをつかっておこなっているわけです。

これが手書きPOPを活用するメリットの1つ

手書きPOPが「購入」につながりやすい所以です。

 

試しに一度テストされてみると一目瞭然だと思いますよ。

同じメッセージを、手書きで書いたPOP。

一方、パソコンフォントで書いたPOP。

どちらが売れるのか?

 

 

追伸:

オヤジと娘と居酒屋さんへ。

おそらく娘が家に来て初めての経験だったように思います。

あぁ、それにしても酔っ払いました(笑)

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臼井 浩二POPコミュニケーション合同会社 代表
社員2名、売場面積30坪の小さなお店で年商1億3千万円を達成。パートを募集すれば「娘を働かせたい」とお客が順番待ち。一風変わったお店での経験をもとに現在はPOP広告を活用し、モチベーションと数字を高める現場マネージャーとして販促・人材育成の支援。サポート実績は200社以上、上場企業でのセミナーや社員研修など累計受講者数は3千名を超える。近著「選ばれるお店」。信念は「売れる体験を通して、仕事にさらなる情熱と愛着を」 。