「目を引くPOPを書くには、どうすればいいんだろう?」
POP実践者の方なら一度は抱える
悩みの1つじゃないか、と思います。
手書きPOPを書いた。
だけど、いまいち成果が出ていない。
「お客さまの目が留まっていないんじゃないか?」
「どんな風にしたら、目を引くことができるんだろう?」
よくお聞きする話です。
今日は、お客さまの目を留める手書きPOPをつくる、
初心者でも実践できる方法をお伝えします。
目を引くPOPをつくる際の「2つの視点」
まず、目を引くPOPをつくるには、2つのアプローチ策があります。
- 「内容」の工夫
- 「魅せ方」の工夫
この2つです。
1.の「内容」というのは
キャッチコピーやメッセージといった
伝える部分です。
キャッチコピーやメッセージを
ブラッシュアップさせることで
お客さまの目を引く工夫です。
一方、後者の「魅せ方」は、外見の部分。
要は、デザイン的な要素で
見た目の工夫になってきます。
ちなみに今日お伝えするのは、後者「魅せ方」工夫の話です。
ある食品メーカーさんの手書きPOP事例
では、事例をご紹介しながらお伝えしていきます。
まずは、こちらをご覧ください。
ある食品メーカーさんの手書きPOPです。
こんにゃくで鉄板焼き!?
フライパンで炒めるだけ!
付属のたれにからめれば、5分で1品でき上がり!!
こんにゃく料理がグッと身近になります^^
こんにゃくを製造。
量販店やお土産店などへ卸販売される
メーカーさんの手書きPOPです。
用途としては、得意先店舗の売場の棚で
設置してもらう。
商品と一緒に並べるためにつくられた手書きPOPです。
書かれているメッセージなど
ポイントはいくつかあるのですが、
今日のテーマである「目を留める」という点から
考えていきましょう。
売場の遠くからでも目に留まるのは、「カラーPOP」
ある実験によると、
「白」と「カラー」2種類のPOPが売場にあった場合、お客さまがより遠くから注視するのは「カラーPOP」
というデータが証明されています。
ある高級スーパーの青果売場で
お客さまにアイカメラをつけてもらい
売場での目の動きとPOPの関係について調べました。
すると、被験者とPOPの距離が遠くなるほど
注視されるのはカラーPOPの比率が高くなり
店舗標準の白のPOPは近くにならないと
注視されないことが分かりました。
(「青果物購買行動におけるPOPの影響」~農林業問題研究より)
上記の実験データを今回のテーマ、
「目を引く手書きPOPをつくるには、、、」
に当てはめてみると、以下3つ実践策が思い付きます。
まず1つ目が、
「キャッチコピー」や「メッセージ」部分をカラーで書く。
黒だけでなく、他の色マジックをつかってみる。
つづいて、台紙をカラーにする。
白の紙じゃなくて、色つきの台紙にしてみる。
今だったら100円ショップへ行けば
いろんな種類の色画用紙も売っています。
うまく活用すれば、コストは抑えられます。
写真の活用法
写真というのは、カラーなので
先ほどの実験結果にも当てはまります。
スマホで撮ったものでOKなので
印刷してPOPに貼ってみる。
これらを実践することで
売場の遠くからでもお客さまの目を引きやすくする。
比較的カンタンにできる方法じゃないかと思います。
「お客さまの目を引くには、どうすればいいんだろう?」
ほんと多くの方がここで悩まれています。
その際にぜひ取り組んでいただきたいのが
今日お伝えした3つの「魅せ方」の工夫。
- メッセージのカラー化
- 台紙のカラー化
- 写真の活用
「もしかしたら、お客さまの目が留まっていないんじゃないか?」
「どんな風にしたら、目を引くことができるんだろう?」
そう思ったときには、まずは
この3つを取り組まれてみてはいかがでしょうか?
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