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【手書きPOPの書き方】「美味しさ」をより響きやすくする伝え方

 

昨日、地元高知で手書きPOPの講座をしていたんですね。

その講座のなかで、参加者さんにこんなことをお伝えしました。

 

”美味しい”っていう言葉を使わず、その”美味しさ”を伝えるのがポイントですよ。

 

食品を扱う方であれば、

「うちのは美味しいですよ」

と伝えるのがモノを売るための常套文句。

ごく普通につかう言葉だと思うのですが。

 

”美味しい”という言葉をそのままつかうと、実は意外と伝わりにくい。

もっと違う伝え方をした方がお客さまに響きやすかったりします。

手書きPOPで成果を上げるヒント

昨日の講座のなかで手書きPOPを書くワークがありました。

そのとき、参加者さんのお一人(女性)がみかんの手書きPOPを書かれていたんです。

しかし、POPを書かれる途中でペンが進まなくなった、、、。

そして僕が声をかけました。

 

僕:

「いい感じで書かれていらっしゃるじゃないですか。

 あとは、どうしてこのみかんがお薦めなのか?

 その理由を伝えてあげられたら、さらに響きそうですね。」

 

参加者さん:

「(このみかんが)美味しいということを、書いていけばいいですか?」

 

僕:

「えぇ、そうですね。

 ただ、美味しいってそのまま書くだけだと、意外とお客さまに響きにくいんです。

 他のお店でも同じように言っていますしね。

 ●●に絡めて、どう美味しいのかをお伝えできないですか?」

 

実は、この会話のなかに登場した「●●に絡めて、、、」という●●の部分。

ココにちょっとした手書きPOPで成果を上げるヒントが隠れています。

 

先日おこなった生産者さんとの手書きPOP講座の様子(高知県)

どっちのみかんを買ってみたい?

例えばですよ、

あなたが近所の八百屋さんへみかんを買いに行きました。

みかん売場へ行くと、下記のようなメッセージが書かれていた手書きPOPが置かれていました。

1枚目は、

 

このみかん、美味しいです!

オススメです! 

 

 

そしてその隣には、もう1つみかんがあって、同じようにPOPが並べられていた。

 

74歳のうちのおばあちゃんが、毎年冬になったら

「これじゃないと、アカンのよ」

って言って、わざわざ生産者さんのところへ買いに行っている”みかん”なのです。

わが家でも、もう20年近く食べ続けています。

 

…値段を見たら、同じ1袋250円。

 

量も同じだし、見た目もほぼ同じ。

あなただたったら、どっちのみかんを買ってみたいと思いますか?

”美味しい”を伝えるポイントは、●●

先程の2つのみかんの話。

前者「このみかん、美味しいです!オススメです!」の手書きPOPでは、美味しいという言葉をつかっています。

一方、後者では「美味しい」の表現を一切つかっていません。

 

ただですよ、(ここからは読む人の感性によって違ってくるのですが)。

後者のPOPはPOPで、そのみかんが美味しいんだということは何となく伝わってきませんか?

美味しいという言葉は使っていないけれど。

 

 

「美味しい」という言葉をつかってお薦めするのは、どこのお店でもやっています。

食品関係をあつかう業種であれば、どんなお店でも。

どんな方でも、、、です。

だからある意味、その「美味しい」っていう表現だけでは伝わりにくい。

広告でも、ごく普通に美味しい、美味しいと使われている言葉なので、お客さまの心をとらえない。

 

 

じゃあ、その商品がどう美味しいのか?

ココを伝えていけばいいんじゃないの?

って思われるかもしれないんだけど、「美味しさ」を言葉づかいや表現力を変えてアピールするのもしんどいです。

「程よい甘みが・・・」とか「甘みと酸味のバランスが・・・」

といった感じで表現にも限界があります。

どうしても他店でも使われているようなありきたり言葉になりがちです。

 

…そこでポイントになるが、前半、手書きPOP講座の参加者さんとのやりとりでお伝えした

「●●に絡めて、どう美味しいのか?をお伝えできないですか?」

という「●●」の部分。

 

この●●というのは、「ヒト」です。

ヒトに絡めて、その美味しさをお伝えできないか?

を考えるのがポイントなのです。

「人」に絡めたメッセージは親しみを感じる

詳しくはまたの機会に時間をとってお伝えしますが、

「ヒト(人)」に絡めたメッセージというのは、読み手に「親近感」を与えます。

そしてさらに言えば、

「ヒト」に絡めると、そのメッセージそのものに独自性が生まれます。

 

先程の八百屋さんの2枚のメッセージをもう一度ご覧になってみてください。

前者は、どこのお店でも見かけるPOPの文章になっていると思います。

一方、後者はどうか?

 

 

「美味しい」という言葉をそのまま使って伝えるよりも、「ヒト(人)」に絡めてその美味しさを伝えられないか?

ここに絞って、手書きPOPをつくれないか?

一度トライされることをお薦めします。

 

お客さまへの伝わり方っていうのは、今までと変わってきますよ。

「人」ですよ。

「人」に絡めてメッセージをつくってみましょう。

 

 

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臼井 浩二POPコミュニケーション合同会社 代表
社員2名、売場面積30坪の小さなお店で年商1億3千万円を達成。パートを募集すれば「娘を働かせたい」とお客が順番待ち。一風変わったお店での経験をもとに現在はPOP広告を活用し、モチベーションと数字を高める現場マネージャーとして販促・人材育成の支援。サポート実績は200社以上、上場企業でのセミナーや社員研修など累計受講者数は3千名を超える。近著「選ばれるお店」。信念は「売れる体験を通して、仕事にさらなる情熱と愛着を」 。