「うちのお店の強みって、何だろう?」
「ウリって、なに?」
けっこう考えるクエスチョンの1つだと思うんです。
僕たちのような小規模事業者にとって、強みに気づけるかどうか?
素手で巨大なマンモスに立ち向かうのか?
それとも、武器を持て戦えるのか?
この違いと同じくらい、大きな大きな問題です。
(喩えになっているかな!?)
そこで今日は、自分(お店や会社)の強みを発見するための話です。
僕なりのオススメの方法があるので、お伝えします。
強みや価値にお互い驚いた
昨日、あるデイサービスの会社さんの販促サポートに伺っていました。
僕はこの業界に関してまったくの素人です。
ただ話をお聞きすると、モノを売るお店の業界と似ていることが分かった。
大手のデイサービスの会社が結構あって、小規模の施設は自社独自の価値を伝えていかないとキビシイ、と。
そこで、責任者の方から色々とヒアリングさせてもらった上で、会社の新聞(ニュースレター)を発行しようとなった。
ニュースレターを通じて、
- ケアマネージャーさんとの関係性構築
- デイサービスの利用を検討されている方、そのご家族への認知
- 既存利用者さんのご家族とのコミュニケーション
これらの目的達成を図ろうと考えた。
・・・紙面構成を考える段階に。
「実際にどんなことを書いていきましょう?」
色々と責任者の方とやり取りをさせてもらいました。
するとね、いろいろと気づくんです。
「ニュースレターで何を伝えようか?」
一緒に考えることで発見する、このデイサービスさんの強みや価値にお互い驚いたわけです。
価値や強みに気づくには、”発信”することを意識する
「自社の強みって、なんだろう?」
「他店にはないうちのお店の強みって、何だろう?」
このようなことを考える機会、もしかすると多いかもしれない。
ただ、頭を捻ってウーンウーン考えていても、なかなか答えは出てきてくれない。
そんなケースが多いと思うんです。
もしもあなたも心当たりがあれば、僕がお薦めするのは、「発信」を意識することです。
今回、デイサービスの会社さんはニュースレターを発行することになった。
発行するために、紙面内容を考えた。
「どんなことを伝えれば、利用者のご家族は喜んでくれるんだろう?」
「利用者さんを安心してお預けくださるんだろう?」
ある一定の方向性を持って、アイデア(書くネタ)を考えることで色んな気づきが生まれました。
例えば、
- 委託する施設も多いなか、料理を自社でつくっている
- シェフが直接、利用者さんに「今日の料理」の説明をされている
- 毎日の料理を写真に撮ってご家族へも伝えられている
- 連絡帳をつかって、今日1日あったことをご家族に伝えられている
・・・などなどいろんなことに気がつきました。
おそらく、これは僕の勝手な想像だけど、
「●●さんのサービスのウリって、どんな事ですか?」
ってお聴きするだけだと、これらの答えは出てこなかったと思います。
ニュースレターを発行する。
・・・利用者さん、そのご家族の方に喜んでもらいたい。
・・・ケアマネージャーさんに安心して紹介してもらうには?
・・・どんなことを伝えればいい?
考えられたからこそ、出てきたのです。
「うちのお店の強みって、何だろう?」
「ウリって、なに?」
この答えを見つける方法の1つは、発信(伝える)を意識することになってきます。
僕の知らない業界、デイサービスの会社さんと色々にやり取りしながら、あらためて気付いたことの1つです。