自分の強いところを知る。
自分の得意分野で土俵に上がる。
この考え方って、すっごく大事だと思うんです。
だって、舞の海関が、真っ向正面から小錦にぶつかったって
勝てないんだから…
今日の午前中、セミナーの資料を整理していて、ふと思ったんですね。
「…どうやって、違いを伝えようか?」
こう考えることって、実はすごく危険なんじゃないか?っていうことを。
POPやチラシなどの販促物をつくるとき。
自分の扱う商品のことをいっぱい考えますよね。
「この商品のメリットや良いところ、どうやって伝えようか?」って。
そして…、
「他店の商品とは、ここが違うんだよ!」っていうことを、一生懸命考える。
と思うんですね。
…そんなことないですかね?
うちの商品は他のと比べて、こんなに優れているんですよ、
っていう考え方は、モノに焦点を当てた考え方。
商品というモノのことを一生懸命、お客さんに伝えようとする販促法で。
この方法っていうのは、まわりと比較されやすいんです。
まわりの商品と比べられやすい。
「美味しい、多い、大きい、安い、身体にいい…」
とかという情報は、他の商品と比べられやすいんです。
もっと分かりやすく言うと、
「うちの商品は、こんなに甘いんです。
糖度8もあるんです」って、一生懸命伝える。
っで、もしも、隣のお店が、同じ価格で糖度9の商品を売ったとしたら。
お客さんはそっちへ流れてしまう。
そんなリスクがある、っていうことです。
だって、同じ価格で、見た目もほぼ同じだったとしたら、糖度の高い方を買いたい。
それが、お客さんの気持ちですよね。
お客さんの選択基準が、モノを中心になってしまうんです。
モノの視点で比べられて、買うか?買わないか?を決められるということは、それは、イコール大手の強い土俵。
モノの内容面だけでいくと、個人店や小規模店はなかなか大手には勝てないです。
自分たちの得意な土俵で戦う必要がある、っていうことです。
…個人、小規模店が強いのは、モノの部分じゃないですよね?
それは、やっぱり人だと思います。
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