モノを売る時に意外とやれていないこと。
そして、やると…、意外と成果が上がること。
それが、理由を伝えるっていう話。
…僕がお勧めしている手書きPOP。
どうして、僕が手書きPOPを勧めているのか?っていうと、、、。
昨日もお伝えしたように、僕は小売時代に野菜や果物を売っていました。
2つのタイプの野菜、果物を販売してました。
大まかにいうと…、1つは、生産者さんが売値を決める委託販売の野菜。
もう一方は、お店側が仕入れる野菜。
前者は、売値もそうだし、出荷数量や時期も生産者に一任されているんですね。
例えば…、今日はキューリがいっぱい採れたから、80円で20袋お店に出そう。
っと、こんな感じで生産者さんが価格も数量も決定できる。
一方、後者の野菜は、そうじゃなくって。
僕たちお店側が、生産者さんから野菜を買い取る。
1本30円でこのキューリを仕入れます。
そしてお店では、50円で販売します、みたいな感じです。
こんな感じで、大まかに言うと2タイプの野菜を売っていたんです。
っで、ここである1つの問題が起きるんです。
前者の野菜は、生産者さんが価格を決めるから、全体的に売値が安いんです。
「キューリ1袋3本入りで、80円」。
一方、後者は、「同じく3本入りで150円」。
商品を仕入れて、お店の利益分を価格にのせるんで前者のキューリより高くなったんです。
…1袋80円と、1袋150円のキューリ。
量も同じ3本入り。
見た目も、ほぼ変わらない。
もしも、売場で隣同士で並んで売られていたら、あなたなら、どっちを買いますか?
…当然、よっぽどの事がない限り安いほうの80円のキューリを買っていくでしょう?
量も見た目も同じならば。
でも、お客さんとお店側の事情にはギャップがあって。
お店側は、後者150円のキューリを多く売りたいんです。
…どうしてか?というと、
単価が高い、っていうのもあるんだけれど、150円のキューリは、自分たちが直接会ったことのある生産者さんがつくったキューリだから。
直接、生産現場へ行って生産者さんと仕入れ交渉をしていたキューリだから。
生産者さんと直接会っている。
話もして、こだわりも聞いている。
苦労して作られているのを直に見ている。
だから、その生産者さんに思い入れが湧いているんです。
結果、その生産者のつくった野菜を、いっぱい売りたい。
そんな感情が湧いているんです。
だから、価格が高かったとしても、その生産者さんの野菜を、お客さんに勧めたい。
そう思っているわけなんです。
っで、話を戻すと。
キューリ売場に、80円と150円のモノが並んでいる。
量も見た目も同じだけど、150円のキューリをお客さんに買ってもらうには、どうすれば?
そう考えた末に始めたのが、手書きPOPだったんです。
結果、それが売上アップにも繋がったし、お店の価値創造にも繋がったんですね。
・・・これが、僕が手書きPOPを始めたキッカケ。
そして、あなたに手書きPOPをお勧めする理由です。
あなたも販売される商品やサービスを勧める理由があると思います。
「どうして、これを売っているのか?」
「どうして、これを勧めるのか?」
ぜひぜひ、その理由をお客さんへ伝えてみてください。
あなたの言葉で…、あなたの思いを込めて。
きっと、その思いはお客さんの心にも届くはずですからね。
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