今年は、9連休っていう超大型のお正月休み。
そんな方もいらっしゃるのかもしれませんね。
ただ、小売業など業種によっては、これからが勝負。
お正月商戦本番へ突入!
という方も多いんじゃないかな、って思います。
…僕も毎年この時期になると、小売時代のことを思い出します。
この時期になると、毎年、小売時代のことを思い出します。
20代のときに働いていた大阪の産直店なんですけどね。
ちょうど今くらい、28日あたりからお正月商戦に突入してました。
売上的には、28日からガツーンと上がって、29,30日がピーク。
31日は、商品売り切りの関係もあって、売上はちょっと落ちるんです。
店頭でお餅つきのイベントを行ったりもしていたんですね。
…もう、行列ですよ。
生産者のおじちゃん、おばちゃんが大阪へ出てきて、ぺったんペッタンしてくれてました。
だけど、全然間に合わない。
つきたて一臼まるまる買うお客さんもいて。
あとは、生産者さんから直接送ってもらった野菜。
これを目がけて買いに来てくださるお客さんも多かった。
通常、この時期年末になると、野菜って高騰するじゃないですか。
ほうれん草1把298円とか(今はもっと高いのかな?)。
でも、僕がいたお店はそんな相場なんて関係なかったんですね。
生産者さんが、自分たちで売値を決めていたんでね。
だから、お客さんが野菜を求めて殺到してました。
その当時のお店って、売場面積30坪。
もう完全にキャパオーバーですよ。
レジ2台動かしても、全然回しきれない。
狭い店内に、お客さんがレジでも並んでる。
…今思うと、あれでよくクレームにならなかったなぁ、って思います(笑)
そういう意味では、お客さんも理解してくれていたんでしょうね。
その時のお店の状況を。
というか、店員の必死の形相を視れば、文句も言えなかっただろうなぁ。
もう、ある意味、お祭り騒ぎだったかもしれないです。
商品がどんどん売れる。
品出ししたら、また売れる。
あんな気持ちいいことは、普段なかったです。
ただ、大晦日31日だけは別もので。
途端に、胃がキリキリ痛み出すんです。
…というのも、お正月三が日は、お店は開店しない。
だから、生鮮商品に限っては、売り切らなきゃイケなくて。
かまぼこ類とか、おせちに使う商材が、お正月になると高いの売られているじゃないですか。
ああいう商品を全部さばかなきゃならない。
あまりにも在庫が残り過ぎていると、値引きするわけです。
もう、タイミングが勝負。
時間と商品の在庫と、お客さんの入りを視ながらです。
値下げは、できる限りギリギリまでやりたくない。
でも、タイミングを逃すと、閉店後に廃棄ロスがどっさり出る。
ほんと、タイミングの見極めが命なんです。
…っで、最後にもう1つつけ加えると、、、
大晦日18時にお店を閉めるでしょ。
(普段より、早くに閉店して)
なんと、そこから棚卸しをしてました…。
くたくたになった後、在庫の商品の数を一つひとつ数えてました。
商戦を終えて、棚卸しを終了させて、ようやくお正月を迎えられるみたいな(笑)
今、思い返すと、ほんと楽しかったです。
現場ならではの興奮、楽しさだったように思います。
良い経験をさせてもらいました。
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