手書きPOPをやる時に、けっこう壁になるのが、、、
「手書きPOPの文章は、短くないとダメ」
この考え方だったりします。
・・・でも、果たして、そうなの?
手書きPOPに書くメッセージは、短くないと本当にダメなんでしょうか?
答えは、NO。
POPに書く文章は短くなくても、OKです。
長くても、全然大丈夫なんですよ。
昨日ね、少人数の手書きPOPの講習会をしてたんですね。
参加者は、小売店や電器店、お菓子の製造販売店、お土産店などで現場に立たれている方々で。
1時間半という短い時間のなかで、手書きPOPを身に付けてもらいました。
・・・っでね、はじめ、参加者の方に、
「手書きPOPでどんなコトに困っていますか?」
っていう質問をしたんです。
そうすると、返ってきた応えの中でもっとも多かったのが、
「伝えたいことが多くて、メッセージをまとまり切れない」
っていうモノだったんですね。
手書きPOPっていうと、
耳触りや文章の格好よさといったキャッチコピーの書き方にこだわりがちです。
インパクトのある言葉って、どんなのだろう?って。
・・・っで、そこを考えているうちに、コトバが思いつかなくて前へ進めなくなる。
そんな方、すっごく多いです。
お客さんの目を引くという点からいえば、キャッチコピーも大事。
だけどね、現場に立っていた僕から言わせてもらうと、そこだけじゃないです。
手書きPOPに書くメッセージが長くなっても、OKです。
お客さんに読まれます。
手書きPOPを読むお客さんっていうのは、来店されている方です。
言い方をかえれば、買い物をしに来ているお客さん。
お店や商品に興味を持っている方です。
だから、ある程度、長い文章でも読まれるんです。
・・・でね、昨日もそんな話を講習会の中でしていました。
参加者の方々にも、実際にPOPを書いてもらいました。
僕のセミナーでは恒例なんだけど、セミナーのはじめと真ん中、終わりみたいな感じで何枚か書いてもらうんですね。
すると、ビフォー&アフターみたいな感じで、手書きPOPの変化が分かりやすいんです。
昨日も参加者の方に書いてもらったんですね。
お一人のPOPを紹介すると、例えば、こんな感じです。
まず、講習会が始まってスグに書いてもらったPOPがこちら。
山北ハウスみかんといって、高知では結構、高価なモノなんですね。
贈答とかに遣われたりするくらい高級なモノで。
味を知っている人だったら何にも言われなくても買うだろうけど。
何にも知らない県外の方だったら中々手を出せない。
ちょっと高価なみかんです。
っでね、このPOPを書かれた後に、講習会でいろいろ話を聞いてもらいました。
「・・・POPを書くときは、こんな部分を意識した方がイイよ」とか
「・・・手書きPOPのメッセージを考えるときの最大のポイントは、ココなんだよ」みたいな話をね。
っで、また、講習会の途中でPOPを書いてもらいました。
こんな感じ。
・・・どうですか?
何か違いを感じます?上のPOPと比べてみたら。
・・・今、よくお店で置かれていたりするPOPって、前者のモノの場合多いと思うんです。
商品名と価格が書かれてて、そこにちょこっと短いメッセージが書かれている。
そのようなPOPを置かれているお店が圧倒的多数だと思うんです。
それがですよ、例えば後者のPOPに変わったらどうでしょう。
前者と後者、どっちのPOPがあるお店に行きたくなります?
どっちのお店が楽しそうに感じます?
後者の手書きPOPの方が、何だか楽しそうに感じません!?
「なんか、1度行くと、また行ってみたい、、、」
「他のPOPは、どんなの書かれてるんだろう?」
とか、思ったりしないですか?
後者のPOPの方が、文章長いですけどね。
でも、どっちのPOPが心動くんでしょう?
POPっていうのは、お客さんの心を動かして、「欲しい」っていう気持ちになってもらう。
それが、最大の目的です。
カッコイイ売場の雰囲気をつくる、っていうPOPもあるけれど、多くのお店が求めているコト。
それは、売れるコト。
ココだと思うんです。
POPを読んでもらったお客さんに、商品を買ってもらう。
ココが最大の目的だと思うんです。
だから、文章は長くなっても良いんです。
あんまり文章の長さとか気にしないでくださいね、手書きPOPを書くときに。
そこを気にし過ぎると、あんまりイイPOPできないですからね。
在り来たりなモノになっちゃうから。
もっと、もっと、あなたの思いのままにメッセージを書いてみましょう。
そっちの方が、お客さんも喜んでくれるはずだから。
そして、書くあなたも楽しいだろうしね。
ではでは、今日もお客さんを笑顔にする1枚、書いてみましょうね。
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