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地域密着店のコンセプトの極意とは?~他店との違いを明確にする方法

「他店で使えるメッセージになっちゃ駄目」

という話をご縁をいただく方によくお伝えしています。

POPやチラシのメッセージを考えるにしても、

  • 商品名
  • 店名(会社名)
  • 価格

などを書き換えて、その内容が
他店でも使えるようだったら良くないよ、

という話をよくします。

そして自分も意識しています。

「モノよりも人にフォーカス」

ご縁をいただく会員さんは、

正直なところ商品力だけでは
大手や同業ライバルとの違いを出すのが
厳しい方が多いです。

そこで商品のこだわりや特長を
全面的に伝えるだけだと他と同じ発信になり
埋もれてしまう事も多いです。

ならば店主やスタッフさんの人柄や考え方に
焦点を当てたメッセージを発信。

お店の人の考え方やお人柄に共感してもらう方法をとっています。 

そのためにPOPやチラシ、
ニュースレターなどをつかって

「どうして今の仕事をしようと思ったのか?」

など自己開示をどんどんしてもらっています。

2倍の価格の商品を売るには?

これは私自身が30歳の頃、
大阪の産直店で生産者さんの農産物を
売っていた経験の影響だと思います。

お店では100名、200名の生産者さんが
お野菜を送ってくださっていました。

例えば、キャベツ一つをとっても
10人、20人の生産者さんが売られていました。

見た目や大きさはほぼ同じ。

なのに、自分が売りたい、
思い入れのある生産者さんのキャベツは
200円の価格。

一方、他の生産者さんのキャベツは100円で売られている。 

そんな中、

どうすれば、200円のキャベツを
買ってもらえるのだろう?

何度も、繰り返し、試行錯誤していました。

結果、1番売れた方法

「美味しいです」

「こだわっています」

という商品特長を伝える方法では違いが出しづらい。

いくら、こっちが美味しい、お勧めと
伝えたところで、お客さまには
なかなかその違いが伝わらない。

「本当に?」

「買って欲しいから、うまく言ってるんじゃないの?」

セールストークのように
取られてしまうんですよね。

それよりも、その生産者さんが

「なぜ農業を始めたのか?」など

生き様のような部分を伝えたときが
一番売れた記憶があります。

選ばれるために発信すべきは…

商品のことだけを伝えるじゃなく
その商品にかかわる『人』を伝えたときに
お客さまの反響が抜群に良かったのです。

これは商品だけじゃなくて、
お客さまがお店を選ぶときも同じじゃないか。

と実感した瞬間でした。

近所に同じような商品を売る
お店がいっぱいある。

品揃えの豊富な大型店もあれば、
価格の圧倒的に安いディスカウントスーパーも
存在するわけです。

現在は、商品特長だけでなく、
商品に関わる人の思いを伝える

『人メッセージ』

の手法をご縁いただく方々にも
お伝えさせてもらっています。

社員2名の小さなお店の大逆転

社員2名、売場面積30坪。周囲は全国規模の競合がズラリ。ずぶの素人が、小さなお店で販促費ゼロで起こした奇跡とは…?その秘密をこちらで公開しています

ABOUT US
臼井 浩二POPコミュニケーション合同会社 代表
社員2名・売場30坪の産直店で年商1.3億円を達成し、全国の自治体から視察も殺到。 現場から学んだのは「現場が主体的に取り組むことで、チームの雰囲気も業績も劇的に変わる」ということでした。 現在は、直売所・道の駅や小売店舗の現場に入り込み、販促や人材育成をサポート。 「小さな成功体験がチャレンジしたくなる文化をつくる」を信条に、累計200社以上で実践支援を実施。 上場企業でのセミナー受講者は延べ3,000名超え。飾らないフランクなコミュニケーションが現場に浸透すると定評があります。 プロフィール詳細を見る →