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嫌でも共感を誘うPOPメッセージ

「読まれるメッセージを書くには、何が必要なのか?」

そのヒントを先日お話ししました。

この話はセミナーでもよくします。

2つの例文を出し、

「商品が全く同じ、値段も量も全く同じ。
条件がすべて同じでメッセージが違う。
その時、あなたならどちらのメッセージの商品を購入するか?」

という実験をします。
すると、明らかにに答えが別れます。
ある片方のメッセージに答えが集中するのです。

9対1の割合で一方に答えが偏ります。

要は、
「読んで購入につながるメッセージは、意図的につくれる」
という証明がなされるのです。

そのヒントは、『人』の存在をメッセージで盛り込む。
POPメッセージの中に、人の話を入れる、
ここにポイントが隠れています。

メッセージに人を吹き込む効果

まず本題に入る前に、

「なぜ手書きPOPメッセージに人を盛り込むと良いのか?」
「お客さまの購入に繫がりやすいのか?」

メッセージに人の存在を盛り込むメリットについて、みておきます。

先ほどお伝えしたように、あなたが手書きPOPを書くときに、
商品特徴だけを伝える説明でなく、
『人』を伝えるメッセージにすると、
あなたの商品はお客さまに買ってもらいやすくなります。

購入につながる可能性がぐっと高まるのです。

逆にいうと、人を伝えず
商品の特徴だけを伝えるメッセージだと、
商品は売れにくい。

POPを読まれても、購入に繫がる可能性はグッと停滞します。

その理由はなぜなのか?

鍵は、物語にあります

あなたもお聴きになった事ありませんか?

「我われ人間は、物語(ストーリー)が好き」
「物語にして話を伝えると、興味を持ってもらいやすい」

という話。

実際これはその通りです。

人間っていうのは、物語が大好きです。
その理由は諸説ありますが、例えば、我われは赤ちゃんの頃からずっと物語と接していますよね。
お母さんが、「桃太郎」の話とか「浦島太郎」とかを聴かせてくれていました。
ずっと物語に接しなが大人に成長しています。

なので、物語を聴くと自然と耳を傾ける。
夢中になる。
他の事をすべて忘れてその話に没頭しやすいのです。

例えば、以下の2つのメッセージがあったとき、
読んで楽しい気持ちになるのはどっちですか?

手書きPOPメッセージ

北海道産ミディトマト
糖度9、さっぱりとした甘さ!
オススメです! 250円

うちの常連のお客さまNさんから
「ぜひ仕入れて!」と言われたトマトなんです。
お蔭さまで大好評で私も一安心です^^ 250円

A店、B店2つのお店があって、全く同じトマトを販売している。
量も値段も量も全部同じ。
ただ、POPに書かれているメッセージが少し違う。

あなただったら、どちらのメッセージに興味を示しますか?

物語は脳を麻痺させる

先ほどのトマトの2つのメッセージ。
前者後者の違い、
それは、

  1. 商品説明なのか?
  2. ストーリーなのか?

簡潔にいえば、この違いです。

前者は、ずばり商品であるトマトの特徴を伝えたメッセージ。

一方後者は、販売するトマトを説明する際に、商品ではなく物語を伝えています。
常連のお客さまが登場。
その方に言われてトマトを仕入れた、と伝えています。

どちらのメッセージに興味を魅かれるか?
読んだときにワクワクするか?
商品を買いたいと思うか?

は、勿論人によって好みも違うので別れると思います。

ただ、これまでこの質問をセミナーの中で何度もした統計結果からいうと、

  • 5%:95%

の割合で、後者(常連のお客さまのメッセージ)に興味を魅かれる方が多いです。

共感を誘うメッセージ

結論からいうと、商品説明ではお客さまの心は掴みにくいです。

現代のように成熟した、優れた商品が有り余る時代、
商品特徴を伝えるだけでは、
お客さまの心は満足しないのです。

商品特徴を伝えるだけでは、お客さまの心をワクワクさせるのが難しくなっています。

というのも、商品がいっぱいあり過ぎて(しかも品質的にどれも優れている)、
商品情報を聴くだけでは判断できない。

  1. どれが良い商品で?
  2. どれを買えば満足できるのか?

選びきれない状態になっているのです。

実際、近所のスーパーへ行ってトマト売場を見て、
何種類ものトマトが並んでいたら…

「どれを買えば良いのか迷いませんか?」

どれも品質的に優れてそうで、結局は価格と量を見比べて割安な商品を買ってしまう…
そんな経験って、ないでしょうか?

商品情報だけで商品を選ぶ事が凄く難しくなっているのです。

だから、人は物語を求めるのです。
少しでも商品からストーリー性を感じたい。
ストーリー性を感じると、共感しやすい。

結果、感情移入できるものがあれば、

「ちょっと位高くてもその商品を買いたい」

こんな図式で商品選びをするお客さまが増えているのではないでしょうか。

読まれるメッセージをつくるコツ

話が長くなりました。
まとめます。

我われ人間は、商品説明よりもストーリーに魅かれる。
物語を聴いている間、人間の脳は麻痺してしまう。
その物語に没頭し、感情移入する。

結果、感情移入できる商品があれば、少々高くてもその商品を買いたくなる。
そんな心理背景がお客さまの中に芽生えているというのです。

今回のテーマ『読まれるメッセージをつくるコツ』
その最大の焦点は、

商品説明ではなく、物語(ストーリー)を伝える、
ここにあります。

あなたが書かれているPOP、
商品説明主体のメッセージですか?
それとも、ストーリーを語るメッセージになっていますか?

まずはストーリーを伝える、
ここに意識を向けてみてはいかがでしょうか。

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ABOUT US
臼井 浩二POPコミュニケーション合同会社 代表
社員2名、売場面積30坪の小さなお店で年商1億3千万円を達成。パートを募集すれば「娘を働かせたい」とお客が順番待ち。一風変わったお店での経験をもとに現在はPOP広告を活用し、モチベーションと数字を高める現場マネージャーとして販促・人材育成の支援。サポート実績は200社以上、上場企業でのセミナーや社員研修など累計受講者数は3千名を超える。近著「選ばれるお店」。信念は「売れる体験を通して、仕事にさらなる情熱と愛着を」 。