手書きPOPを書いているのに、商品が売れない…
売上につながらない…
その理由をお聞きすると、
「お客さまの目を引く言葉が書けないから」
「お客さまの足を留められていないから」
「インパクトのある言葉が考え付かないから」
という返答をよくいただきます。
果たして、本当にそう?
これが、POPを書いているのに商品が売れない理由でしょうか?
僕の答えは、NOです。
理由は、もっと違うところにあると思っています。
お客さまの目を引けないから…
足を留められていないから…
商品が売れないのではありません。
お客さまは、
あなたのPOPに気付いています
あなたが書かれた手書きPOPの存在に気付いています。
あなたのPOPを目に留めています。
なのに、商品の購入につながらないのは…
心が動いていないから。
ここが1番の原因です。
手書きPOPを実践される多くの方、
約70~80%の方は、お客さまの目を留める事が、POPの最大の役割。
ここを達成できないとダメ。
そんな風に思われています。
しかし、現実はそうではありません。
商品を買ってもらうために、お客さまの目を留める事も重要ですが、
もっと必要なのは、お客さまの心を動かすことです。
お客さまの心が動かなければ、商品は買ってもらえません。
こちらの2枚のPOPを見てください。
以前、手書きPOPのセミナーをした時に、受講者さんが書かれたPOPです。
飲食店の店長(50代の男性さん)が、定食についてのPOPを書かれました。
左が、セミナーを始めてすぐ書いてもらったPOP。
右が、セミナーの最後に書いてもらったPOPです。
ちなみに、もしもあなたがお客さまなら、この2枚のPOP。
一体、どっちのPOPのお店で定食を頼みたいですか?
どっちのPOPを見たときに、注文したくなりそうですか?
「目に留まる」VS「心が動く」
おそらくですが、目の留まりやすいPOPは、左だと思います。
右に比べ文章量も少なく、パッと見たとき目に入りやすいですよね。
一方、右の手書きPOP。
こちらは、文章が結構書かれていますよね。
一見すると、ゴチャゴチャして読みづらい。
そんな印象も感じます。
(色づかいとかは、今は気にしないでスルーして下さいね)
ただ、商品を購入するという点に関して言えば、右のメッセージの方が、興味を感じませんか?
左の手書きPOPは、確かに目には留まる。
目立つけれど、こと商品を買うという点からいえば、在り来たり。
読んだから、どうのこうの…っていうのは無い気がする。
というのは、僕だけでしょうか?
別の仕掛けが必要
お客さまの目を留める。
商品を買ってもらう。
実はこの2つには、全く別の仕掛けが必要です。
お客さまの目を留めるために、あなたが行う事。
商品を買ってもらうために、あなたがやる事。
全く違うアプローチが必要なのです。
それこそ、先程の左のPOPのように、単にお客さまの目を引こうと思えば、
- 派手な色で
- 大きく
字を書けば、お客さまの目に留まるでしょう。
しかし、それをやったからと言って、お客さまが「買いたい」と思うかどうか?
は、別なのです。
- 【目に留まる】≠【購入】
じゃあ一方で、右のPOPはどうか?
確かに読んだら、心が動く。
商品に対して興味が湧く。
だけど、あんなに文章が書かれていたら、お客さまは読まないんじゃないの?
って、思われるかもしれません。
たしかに、10人中10人が読んでくれる、
とは言い切れません。
っが、読んでくれたお客さまは、高確率で注文してくれる。
そんなPOPでもあるのです。
【読む】=【購入】
最大の誤解
手書きPOPというのは、目を留めるためのもの。
まずは、この誤解に気付くことです。
いくらお客さまの目を留めても、心を動かすことができなければ、購入につながらない。
この事実を認識することです。
POPを読んでもらうだけでは、意味がありませんよね。
せっかく書くのだったら、読んで、買ってもらいたいですよね。
じゃあ、お客さまの心を動かすメッセージを書かなきゃいけません。
目を留めるのも大事だけど、お客さまの心を動かすメッセージ、をです。
じゃあ、どうやってお客さまの心を動かす手書きPOPが書けるのか?
売上につながるPOPが書けるのか?
今日はスペースの関係で詳しく話せませんが、
ひと言だけいうと、メッセージが長くなることを恐れない、
っていう事です。
文章量が多少長くなっても良いから、POPで伝える。
ここに注力するのです。
追伸:
さらに、もっと知りたい。
お客さまの心を動かすPOPを学びたい。
こちらで学ぶのも1つの方法です。
『手書きPOPセミナー~売れるPOPの法則 in 大阪 4/10(月) 』