昨日、お伺いしたお店で、こんなご相談を受けました。
お客さまが立ち止まってくれない。
どうすれば、立ち止まってくれるのですか?こちらから声をかけると嫌がれますか?
普段は、お店をされていて、たまにイベントで出店される。
お祭りや催事でテントを立てて、出店。
商品を販売されるケースです。
これまでの経験からいくと、
- お客さまがそのテントに近寄ってくれない
- 遠巻きに見ながら通り過ぎる
- 声をかけても、あまり効果がない
このような感じだそうです。
僕自身もイベント出店の経験があります。
スーパーなど量販店のイベントスペースで販売をさせてもらったことも、多々あります。
自分のところに立ち寄って欲しい。
商品を見て欲しい。
だから、一生懸命声がけをするんですね。
そうすると、一部のお客さまは近寄ってくれるけれど。
反面、声がけを極度に嫌われるお客さまもいて。
僕の声を聞いた途端、逃げるようにその場から立ち去っていく、、、みたいなね(苦笑)
…さて、あなたはどう思われますか?
お客さまに声をかけると、嫌がれると思いますか?
それとも、商品を売るための積極的な声がけは必要ですか?
声かけは、お客さまに毛嫌いされる!?
僕の意見を先に述べさせてもらうと、
「積極的な声掛けはあり」だと考えています。
商品を売るためには、まずはお客さまに近づいてもらって話をする必要があります。
そのために、声をかける。
1つの手段です。
ただ一方で、お客さまは極度に警戒している。
これも事実です。
商品を眺めているところを見られると、店員に声をかけられるんじゃないか?
何か売りつけられるんじゃないか?
何も買わずに立ち去りづらい。
こんな感情を持っているともいえます。
だから、近寄ろうとしない。
理想をいえば、お客さまにプレッシャーをかけることなく、
- 立ち止まってもらう
- あなたの商品に興味を持ってもらう
- 話ができる態勢になってもらう
これが実現できれば、最高です。
…じゃあ、そのためにはどうすればいいか?
●●●をつかって、アプローチをする
お客さまにしたら、近づいて商品を見る。
その商品を見ている姿を店員(あなた)に見られたら、ヤバい。
何か声をかけられる。
商品を買わされる。
そう思っているわけですよね。
要は、お客さまのこの心理の裏返しは、
「自分のペースで商品を見たい」
ということでは、ないでしょうか?
…あなた自身に当てはめて考えてみると、分かりやすいかもしれません。
ショッピングへ行って、興味のある商品が見つかった。
ちょっとのぞいて見たい。
そのときに、いきなり店員さんから説明を受けるのって、どうですか?
それよりも、
- その商品が必要かどうか?
- 買おうかどうか?
自分のペースで判断したい。
そんな風に思いませんか?
店員さんがやって来て、何やら言われると、
「何だか逃げられなくなりそうでイヤ」
そんな風に感じませんか?
店員が近づいてくることを極端に嫌う理由は、ここにあります。
…じゃあ、お客さまのペースで、
しかも、商品に興味を持ってもらう方法。
販促物をつかうっていうのは、どうでしょう?
ワンクッション挟んで接客をする
あなたが話す代わりに、例えば、手書きPOPに喋ってもらう。
POPを1枚置いておいて、お客さまにそれを読んでもらう。
あくまでも、読む読まないは、お客さまの自由です。
読んでみて、面白そうだったら、もっと近づいて商品を見ればいいし。
あなたに話かけて、詳しい説明を聴けばいいし。
その判断は、お客さまのペースです。
実は、ここが今日のポイントです。
お客さまは、商品に興味を持っている。
しかし、あなたがいきなり話しかけると嫌がってしまう。
そんな時に、ワンクッション挟むのです。
ダイレクトに接触すると、嫌がる可能性が高い。
なので販促物をつかって、声をかけるのです。
先ほども言ったように、販促物だと話しかけてくることはありません。
お客さまは自分のペースで、商品を吟味できます。
あなたとしたら、そのお客さまの様子を見ながら、興味がありそうだったら話しかければいいし。
そうじゃなかったら、そのままスルーしておけば良いのでは?
お客さまが立ち寄ってくれない理由。
それは、自分のペースで商品を選びたいから。
そのお客さまの気持ちを尊重しながら、商品を販売する方法。
その1つが、販促物です。
特に、あなたがお客さまに声がけが苦手、、ということだったら、なおさら販促物の活用をおすすめします。