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声の小さい店員さん…ではなくて

 

販促物

 

とあるJRの駅に来ています。

来月行く山口県の出張のきっぷを買うために。

 

窓口で係の方とやりとりしているのですが、、、

ちょっと苦労しています。

ちょうど今はアイドルタイムのようで、

誰もお客さまはいません。

駅にいるのは、僕と係のかただけ。

まぁ、駅も大きくないので、頻繁に電車は来るところでもないんです。

特急とかだと、1時間に1本くらい。

だから、僕も窓口の係のかたとマンツーマンでしています。

 

窓口の前に立った僕、

「新幹線と特急のきっぷを買いたいのですが、」

ガラス越しに声をかけました。

 

すると係員さん(おばさん)も気づいてくれ、ガラスに顔を近づけてくれました。

「・・・・●▲×・・・●▲・。」

んっ?ちょっと聞き取りづらい。

何を言われているのか、、、???

 

ただ、話の流れから次の受け答えを想像して、

「えーっと、6月..日水曜日の高知発..時..分発の南風、岡山着。

 それから、..時、岡山発の新幹線さくら…号、徳山行きなんですが」

僕も答えました。

 

すると、係の方が、

「片道だけですか?」

と、聞いてきた(これは聞こえた)。

 

「いいえ、往復です」

帰りの特急と新幹線の時間も伝えました。

 

そしたら、

「●▲×・・・●▲・・・」

また聞こえない。

駅の前に道路が走っていて、けっこう車通りが多くて。

そこの車が流れ出すと、どうも係の方の声が聞こえ難くなるみたいで。。

今度はまったく係員さんの声が聞き取れませんでした。

 

ただ、係の方はひと通り、発券の作業を終えられたみたいで(機械に向かって打ちこまれてました)、僕の方へ。

ガラスの下に空いた四角の窓から、発券されたきっぷを見せてくれました。

 

僕もそれを見て、

「あのー、クレジットで払わせください」

財布からクレジットカードを出して、見せました。

 

すると、

「●▲×・・・。

 では、もう一度、きっぷを発券しなおします」って。

 

「アレ!?・・・発券しなおす?

 僕、言うの遅かったのかな。。

 もっと早くにクレジットで払うこと、言っといた方がよかった?

 もしかして、またもう1回きっぷ発券し直されるんやろうか?」

 

なんだか、ちょっとした罪悪感みたいなのが僕の胸に。。

大抵のことは聞こえていない。。

僕が、係員の方とやり取りした会話。

ほとんどが聞こえませんでした。

外の道路の車の雑音で、かき消されていました。

 

大抵の声が、

「●▲×・・・●▲・・・」

こんな風にしか、聞こえませんでした。

 

結果、(どうも)新幹線と特急きっぷの発券しなおしの作業になってしまったみたいです。

 

今回は駅の係員のかたの「声」が、僕には届かなったのですが、

これと同様に、僕たちがつくる販促物(特にチラシやDM)で伝える「メッセージ」。

この大半が、お客さまに届いていない。

聞こえていない。

そう考えていた方がいい、経験の中からよく感じます。

 

サポートにうかがうお店で、よく思うことの1つにこんな事があって。

 

「販促活動をけっこう早いタイミングで止められる」

「本当の結果が出る前に、止められる」

こういうお店さんって、けっこう多いんですね。

ポスティングをした。

(期待以上だったか?分からないけれど)少し反響があった。

だけど、その月以降ポスティングされていない。

 

手書きPOPを書いてみた。

商品を2~3個につけてみた。

以降、新しいPOPを書かれていない。

 

…少しでも反響があった。

そんな場合でも、販促活動を止められるケースって多いんです。

 

もしかしたら、期待していた結果じゃなかった。

労力がかかる。

日々の業務でそれどころじゃない、時間がとれない。

いろいろ理由はあるかもしれません。

ただね、いろんな要因を差し引いても、やっぱりモッタイないんじゃないかと感じる事は多いです。

販促物には、ある程度のしつこさも必要です。

チラシを1回読んだ。

そこで、動いてくれる(お店に来てくれる)お客さまだといいけれど、大半の方はそうじゃない。

そういう方って、少ない。

そう思っておいた方がいいです。

 

1度目、2度目、、、場合によっては3度。

お店からのメッセージに接することで、

「じゃあ、一度行って(利用して)みようか」

ようやく行動するお客さま、いらっしゃいます。

 

今回、僕が新幹線のきっぷを予約した駅。

そこは、道路を行き交う車の騒音で、係の方の声が聞き取りにくかった。

 

同様に、あなたが届ける販促メッセージ。

…たまたま、他のチラシと混ざってゴミ箱に捨てられた。。

…たまたま、その日、家にいなくて読めなかった。

…お店に行こうとチラシを置いていたけれど、その事すら忘れてしまった。

 

なにかの理由で、お客さまに届いていない、、、そんなことって、ないでしょうか?

 

あまりにシツコイのは、勿論タブーですが。

あまりにもサラッとし過ぎも、、モッタイないのかもしれませんね。

(少しでも成果がでているのなら、なおさらかも!?)

社員2名の小さなお店の大逆転

社員2名、売場面積30坪。周囲は全国規模の競合がズラリ。ずぶの素人が、小さなお店で販促費ゼロで起こした奇跡とは…?その秘密をこちらで公開しています

ABOUT US
臼井 浩二POPコミュニケーション合同会社 代表
社員2名、売場面積30坪の小さなお店で年商1億3千万円を達成。パートを募集すれば「娘を働かせたい」とお客が順番待ち。一風変わったお店での経験をもとに現在はPOP広告を活用し、モチベーションと数字を高める現場マネージャーとして販促・人材育成の支援。サポート実績は200社以上、上場企業でのセミナーや社員研修など累計受講者数は3千名を超える。近著「選ばれるお店」。信念は「売れる体験を通して、仕事にさらなる情熱と愛着を」 。