「どうして、あなたの商品やサービスを手にしたほうがいいのか?」
この理由を伝えるって、大事です。
ここが抜け落ちていると、お客さまは同業他社の商品を選ぶことになります。
よく聞く話で今さらという感もあるけれど、実は意外と、、、だったりします。
昨日、販促サポートに伺った食品会社さんでもこの話になりました。
お伝えしていきますね。
価格じゃなくて品質重視だから、なおさら
僕がお伺いした会社さんは、量販や小売店への卸販売がメインの食品メーカーです。
新たな取引先を増やすのと既存先とのつながりを濃くするために、いまニュースレターに取り組まれています。
昨年1年間を通しての流れです。
でね、次号のニュースレターの話になりました。
社長さんが下案を書かれてきたんです。
内容は、健康に関する話。
取り扱っている食品(こんにゃく)が、いかに身体にいいか。
ダイエットなどにも適した食べ物ですよ。
という話を書かれていらっしゃいました。
「こんにゃく」⇒「健康づくり(ダイエット)に向いている」
を伝える流れです。
社長さんと話をしながら、卸先の担当者さんだけでなく消費者(来店されるお客さま)にも伝えていきたいですね。
「じゃあ、POPをつかって伝えていこう」となりました。
っで、ここで1つのポイントが出現。
そう、冒頭の話です。
こんにゃくが身体にいいことをお客さまに伝える。
売場のPOPを見て、お客さまも納得。
「じゃあ、こんにゃくを買おう」
となったときに、
- 他社の商品を選ぶことはないか?
- POPをつくった自社の商品を買ってくれるんだろうか?
そんな懸念が僕のなかで生まれたんです。
というのも、僕がうかがっていた企業さんの商品は、価格勝負じゃない。
品質重視で、他社より少し高めの価格です。
だから尚更、そこが気にかかりました。
お客さまの動きをいろいろとシュミレーションしながら、そこの不安を打ち消していきました。
- POPを見る
- こんにゃくに興味を感じる
- 商品を手にとる
このときに、他社じゃなくてその会社さんの商品を買ってもらえるように。
「どうして、あなたの商品を手にしたほうがいいのか?」
お客さまに商品やサービスを購入してもらおうと思えば、まずは大きな括りから興味を示してもらう必要があります。
例えば、僕の場合だったら、
「まず、手書きPOPに興味を持ってもらう」
っで、その後に、
「僕の手書きPOPの書き方(手法)に共感してもらう」
順番がきます。
というのも、僕以外にも手書きPOPの良さを伝えている専門家(コンサル)の方はたくさんいますから。
僕の手法・やり方に共感してくれる人とご縁をいただく。
そのためのステップが必要です。
シンプルにいうと、
- あなたの分野
- あなた(もしくは、あなたの会社)
- あなたの商品
それぞれの要素をお客さまに興味を持ってもらう。
この順番はいろいろです。
いまのように「個」が重視される時代は、まず、1番にあなたに興味を持ってもらう。
その上で、扱う分野や商品にもっていった方がスムーズな場合もあるだろうし。
状況によりさまざまです。
兎にも角にも、
「どうして、あなたの商品やサービスを手にしたほうがいいのか?」
この理由を伝える。
ここを感じてもらう。
そのために何を伝えればいいのか?を考えることです。