キャッチコピーは短くないと駄目?

洋菓子・ベーカリー業界の方を対象に東京で手書きPOPセミナーでした。
セミナー終了後、受講者さんよりたくさんのご相談を頂きました。

「これ他の方も同じように悩まれているかも…」

というご相談内容が多かったです。
そこで、そのご相談のお一つをシェアしたいと思います。

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キャッチコピーが長くなっても大丈夫?

セミナー受講者さんから頂いたご質問をご紹介します、
POPのキャッチコピーに関するご相談です。

セミナーで学んだ事をつかってPOPを考えてみました。
だけど、キャッチコピーが思った以上に長くなってしまいました。
これでも大丈夫でしょうか?

今日のセミナーを通じて、

  1. 売れるPOPの鉄板レイアウト
  2. 心に響くメッセージ
  3. 一瞬で目を留めるキャッチコピー

この3つのパートを受講者さんに学んで頂きました。

ただ、この学んだとおりに(セミナーのワーク中に)POPを作ってみると、予想以上にキャッチコピーが長くなった。

「こんなに長くなっても良いのだろうか?」
「お客さまに読まれるのだろうか?」
「一体どうすれば良いのでしょう?」

というご相談だったのですね。

ずばり結論からお伝えすると、キャッチコピーは長くなっても問題ありません。
多少長くなってもOKです。
逆に、ヘタに短くまとめようとしない方が良いのです。

…ちょっと意外な返答でもないですか?

「キャッチコピーは、○文字以内に!」
「人間は、○秒で書かれている文字を判断する!」
「キャッチコピーは短く、コンパクトに!」

もしかすると、このような概念を持たれていませんか?

キャッチコピーが長くなると読まれない。
そんな風にお感じになっていませんか?

従来の概念だとそうなると思います。
キャッチコピーは短く、インパクトのある言葉で書く。
これが一般的な常識だと思います。

しかし私は、100%そうだと思ってません。

ヘタに短くまとめなくて良い。
無理矢理コンパクトにまとめようとするのは、危険。
売れないPOPを生み出す最大の原因になる、
そう考えています。

キャッチコピーを短くするのは危険

無理にキャッチコピーを短くすると、そこに弊害が生まれるのです。

『ありきたりなPOP』

になってしまうのです。
キャッチコピーに関わらず、POPのメッセージを考えるときに、

  • 語呂合わせ
  • 耳障りの良い言葉
  • リズミカルな言葉の並び

を意識しすぎるがあまり、ありきたりな表現。
どこかで聞いた事のあるメッセージになってしまう。

POPを学ばれる何百人もの方を見ていて実感する現実です。

  • ほんのりとした甘さ
  • さっぱり、爽やかな食感
  • すっきりとした喉ごし

…これらの表現って、何かどこかで聞いた事ありませんか?

キャッチコピーを短くまとめる事が絶対に駄目、
というつもりはありませんが、そこから生まれる弊害が大きる過ぎるのです。

短くまとめる、

ここを意識しすぎるがあまり、平凡なメッセージになる。
あなたらしさが消える。
どこにでもある表現になってしまう。

マイナス面が大きすぎるのです。

今日のご質問を下さったセミナー受講者さんは、

「キャッチコピーが長くなった時に、どう紙面に書けば良いのか?」

ここも心配されていました。
長くなってしまった文章をそのままPOPの台紙に書いても良いのだろうか?
書くとすれば、どういった書き方をすれば良いのだろう?

と疑問になっていた。
そしてペンが進まなくなっていたんですね。

そこでお伝えさせていただいのが、

「長くなったキャッチコピー、
文字の大きさでメリハリをつけては、どうですか?」

とお話しさせて頂いたんですね。

例えば、

「お客さまからのご要望にお応えして、復活いたしました!」

というキャッチコピーが仮にあったとしますよね。
このままPOPの紙面に書くと、どうも長すぎる。
どう書けば良いんだろう?

と迷われていたとしますよね。
そこでどうするか?

『文字の大きさを変化』させるのです

例えば、

「お客さまのご要望にお応えして、」

という文章は、少し小さめの文字で書く。
一方、その後に続く、

「復活いたしました!」

は少し大きめの文字で書く。

お客さまからのご要望にお応えして、
復活いたしました!

と、こんなイメージです。

さらに、「復活いたしました!」
を赤字で書いたりすると、目立ちますよね。

「復活いたしました!」
に自然とお客さまの目がいきますよね?

このようにキャッチコピーの文字の大きさに変化を付ける、
そうする事で、長いコピーも全く気にならなくなります。

あなたらしさを埋没しない

繰り返しになりますが、
キャッチコピーを短くするのは、悪い。
そう言っているのでは、ありません。

キャッチコピーを無理に短くまとめようとする事で起きる、弊害が良くないのです。

短くしようという意識が働くがあまり、折角のあなたの個性が消えてしまう。
どこかで聞いた事のあるような在り来りな表現になってしまう。
そのリスクを回避して欲しいのです。

  1. 短い、どこかで聞いた事のあるキャッチコピー
  2. 長いけど、あなたの人柄が伝わるキャッチコピー

一体どちらにお客さまは興味を惹かれるか?

というと、明らかに後者です。

在り来りなキャッチコピーだと、折角のあなたのメッセージが読まれません。
POPを最後まで読まれることなく、お客さまはその場を立ち去ります。
勿論、商品も購入していただけません。

嫌ですよね。
せっかく書いたPOP、読んでもらいたいですよね?
そして商品を購入して頂きたいですよね?

であれば、キャッチコピーを無理に短くしようと思わなくても大丈夫です。
あなたの言葉で、どんどん伝えてあげて下さい。
きっとあなたの言葉がお客さまの心を動かすはずですから。

手書きPOPの書き方極意

ABOUT著者プロフィール

1974年、大阪府茨木市生まれ。年間500名を超える受講者への手書きPOPセミナー講師。正社員わずか2名、売場面積30坪の小さな産直店で、ほぼゼロの広告宣伝費のなか年商1億3千万円。アンテナショップ出店を検討する自治体からの視察が殺到。パート募集をすれば「娘を働かせたい」とお客が順番待ち。こんな一風変わったお店での経験が今の仕事の原点。小規模店の販促コンサルも行っている。