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野菜が売れ過ぎて、思わず県の担当者も頭を抱えた(!?)話

 

今朝、散歩していたら、オーロラが観れました。

 

今朝、散歩していたら観れた風景~実物はもっとイイんだよ(笑)

今朝、散歩していたら観れた風景~実物はもっとイイんだよ(笑)

 

まさか、高知に、、、なんてね(笑)

 

さて、今日お届けする話は、僕が産直店にいたときの体験です。

 

当時、お店では、何十人もの生産者さんの野菜や果物を売らせていただいていました。

その中のお一人に、チョットかわった生産者さんがいたんです。

っで、その方の野菜が爆発的に人気になって、担当者も思わず頭を抱えたという話です。

チョットかわった生産者、、、それは、これから農業を目指す方々だった

当時、今から10年以上くらい前。

高知県には、新規就農者を育てる(県がやっている)学校があったんですね。

今もあるはず。

県内外から農業を仕事にしたいという方が集まり、学ぶ学校です。

 

でね、そこの担当者の方から、ある日、お店に連絡がはいりました。

 

生徒が育てた野菜を売ってもらえないだろうか?

 

って。

 

それまでは、卸市場へ野菜を出されていたんです。

ただ、値段もあまりつかない。

もちろん、県がやっている学校だったんで、育てた野菜で儲けるというのは目的じゃなかったんだけど。

せっかく育てたのに、、、という思いがあったんだと思う。

 

あともう1つ、僕がいたお店に野菜を出す大きなメリットがあって。

それは、「お客さんの声を聞ける」こと。

自分たち(生徒さん)がつくった野菜。

それに対して、実際の生活者は、どんな反応しめしてくれるんだろう?

そこを聞けるというのが、1番大きかったと思います。

 

っで、お店に野菜を出してもらえるようになりました。

品目は学校お任せ、価格はお店任せ

農業を学ぶという一貫だったので、つくられる野菜は、学校で決められていました。

だから、こっちから、

「この野菜送ってください」

という形ではなく、お店に送ってもらう品目は学校お任せになっていました。

 

一方、お店での販売価格は、こちらに任せてもらっていたんです。

先ほども書いたように、儲けが目的でないので、値段はある程度いくらでもよかった。

お店に野菜を出荷している他の生産者さんに迷惑をかけない範囲なら、、、ということで、僕の方で売値をつけさせてもらっていました。

 

っで、日々、学校の担当者の方とやりとりをしながら、売らせてもらっていたんです。

すると、途中からエライことが起き出した。

担当者も困るくらい野菜が爆発的に売れ出した

週に2~3回、送ってもらっていたと思うんです。

生徒さんが育てられたお野菜をね。

 

するとね、こっちが想定していた以上に野菜が売れて。

ほんと、爆発的に人気になった。

もう、学校の担当の方も驚くくらいにね。

 

実は、ちょっと困っているんです。

私たち県の組織でしょう。

売上が上がり過ぎるというのも、それはそれでチョット、、、

 

当時、このようなことを担当者の方とお話ししたのを憶えています(笑)

 

ほんと、野菜がお店に届くたび、売れた。

どんな種類の野菜でも。

並べるたび、売場からなくなっていきました。

どうして、そんなに買ってもらえたのか?人気になった2つの要因

僕たちお店の人間も、学校の関係者さんも想定していた以上に、野菜が売れた。

その要因って、なんだったのか?

振り返ってみると、2つ大きなモノがあったと思うんです。

 

1番目は、

1.「野菜の品質と価格のバランス」

とにかく、ココが大きかったです。

 

価格をこっち(お店)でつけさせていただいていたので、確かに価格的メリットも出しやすかったんです。

ここも大きかった。

ただね、要因はそれだけでじゃなかったと思っていて。

生徒さんたちが育てられたお野菜。

その品質が非常によかった。

野菜の品質の良さと、そして価格のメリットが合わさって、お客さんにも広まっていったんだと思います。

 

それから、あともう1つ、要因があって。

それは、

2.「生産者をブランド化するための売場づくり」

ここです。

(僕自身、ブランド化っていう言葉が好みじゃないんで、あんまり使わないんだけど他に見つからなかったので)。

 

要は、「新規就農を目指されている生徒さんがつくられた野菜」ということをお客さんに伝えていったんです。

そして、そのために行ったこと。

 

  1. 専用の売場(コーナー)をつくった
  2. 手書きPOPを置いた
  3. (当時、レジで配っていた)お便りで学校のことを伝えた

 

大まかに言えば、この3つです。

 

詳細については、またの機会に話しますが、これらも大きかったと思う。

単純に、メリットのある価格をつけて、売場に並べていたなら、、、ここまでいかなかった。

爆発的に売れる1つのキッカケだったと思います。

 

こんなお便りで伝えていった~ちなみにここの記事で紹介している生産者さんは、学校の卒業生

 

あと、余談としてなんですけどね。

学校専用の売り場をつくったことで、お店でオモシロい事件が起きて。

ある日、その学校で学ばれている生徒さん(オジサンなんですけどね)の息子さんがお店にやって来て。

売場の前で、写真を撮られていたんです。

 

「何、されているんですか?」

って、聞くと。

 

僕のオヤジが、この学校で勉強しているんです

 

って。

けっこう、微笑ましい話でしょう^^

 

 

・・・ちょっと話が長くなっちゃいましたが、ちょっとまとめると。

農業を学ばれていた生徒さんが育てられた野菜が、爆発的に人気になった要因。

 

  1. 野菜の品質と価格のバランス
  2. 生産者さんをブランド化するための売場づくり

この2つが特に大きかったと思います。

(あと、当時の担当者の方がこまめにやり取りをしてくださったのも、かなり大きかった)

 

 

社員2名の小さなお店の大逆転

社員2名、売場面積30坪。周囲は全国規模の競合がズラリ。ずぶの素人が、小さなお店で販促費ゼロで起こした奇跡とは…?その秘密をこちらで公開しています

ABOUT US
臼井 浩二POPコミュニケーション合同会社 代表
社員2名、売場面積30坪の小さなお店で年商1億3千万円を達成。パートを募集すれば「娘を働かせたい」とお客が順番待ち。一風変わったお店での経験をもとに現在はPOP広告を活用し、モチベーションと数字を高める現場マネージャーとして販促・人材育成の支援。サポート実績は200社以上、上場企業でのセミナーや社員研修など累計受講者数は3千名を超える。近著「選ばれるお店」。信念は「売れる体験を通して、仕事にさらなる情熱と愛着を」 。